ニップン(2001)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 3,116 | 111 | 82 | 143 | 6.1 | 50.5 | — | 52.7 |
| FY2016 | 3,129 | 116 | 89 | 47 | 6.1 | 111.4 | — | 56.8 |
| FY2017 | 3,235 | 101 | 77 | 33 | 4.9 | 95.3 | — | 55.7 |
| FY2018 | 3,354 | 112 | 85 | 24 | 5.5 | 108.8 | 30.0 | 51.2 |
| FY2019 | 3,448 | 111 | 89 | 14 | 5.6 | 116.7 | 32.0 | 52.9 |
| FY2020 | 3,296 | 103 | 86 | 22 | 5.1 | 112.3 | 34.0 | 53.3 |
| FY2021 | 3,213 | 113 | 93 | 19 | 5.2 | 121.6 | 36.0 | 53.4 |
| FY2022 | 3,655 | 123 | 103 | 100 | 5.3 | 132.2 | 38.0 | 54.8 |
| FY2023 | 4,005 | 203 | 264 | 145 | 11.6 | 338.2 | 40.0 | 58.0 |
| FY2024 | 4,109 | 215 | 248 | 110 | 10.0 | 317.3 | 66.0 | 60.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長年培われたブランド力と、長寿企業としての信頼性は無形資産となり得る。特に「ニップン」ブランドは、一般消費者に広く認知されている。
家庭用小麦粉においては、ブランドへのこだわりや品質への信頼から、他社製品への乗り換えは限定的である可能性がある。業務用では、品質や供給安定性が重視される。
食料品製造業であり、特定のプラットフォームやエコシステムを形成するようなネットワーク効果は限定的である。
規模の経済によるコスト優位性は存在するが、原材料価格の変動や競合他社との価格競争により、持続的なコスト優位性の構築は難しい。
国内有数の製粉会社であり、原料調達から製造、販売まで一貫したサプライチェーンを持つ。規模の経済によるコスト競争力と、安定供給能力は強みである。
競合との比較優位
同業大手であり、ブランド力、規模の経済、研究開発力でニップンと競合する。ニップンは家庭用小麦粉に強みを持つ一方、日清製粉グループは多角化が進んでいる。
強気シナリオ
健康志向の高まりや、付加価値の高い新商品開発による売上・利益率の向上。
原材料調達力の強化や、DX推進による生産性向上でコスト競争力を維持・強化。
海外市場への展開拡大による新たな収益源の確保。
弱気シナリオ(モート侵食)
小麦粉価格の急騰や、円安による輸入コストの増加で収益が悪化。
競合他社との激しい価格競争や、消費者の嗜好変化への対応遅れ。
自然災害やパンデミックによるサプライチェーンの寸断リスク。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
原材料価格の高騰や、消費者の健康志向への対応遅れにより、収益性が低下。規模の経済による優位性が失われ、競合との差別化が困難になる。
5年後のモート予測
健康志向商品や高付加価値商品の投入、海外展開の加速により、売上・利益ともに年率3-5%の成長を見込む。ROEは10%前後を維持。
国内市場での安定した需要を基盤としつつ、コスト削減努力と新商品開発で緩やかな成長を維持。売上は年率1-2%増、営業利益率は微増。
原材料価格の高騰と円安、国内需要の低迷により、売上は横ばい、利益率は低下。ROEは5%を下回る水準に落ち込む可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,117億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 60.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 9年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 37.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 8.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.87倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準