ダイダン(1980)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,253 | 68 | 46 | 40 | 8.0 | 104.0 | — | 48.8 |
| FY2017 | 1,434 | 74 | 51 | 30 | 7.9 | 229.2 | 23.0 | 48.9 |
| FY2018 | 1,556 | 77 | 55 | -138 | 8.2 | 245.2 | — | 54.8 |
| FY2019 | 1,692 | 91 | 64 | 121 | 9.5 | 291.3 | 76.0 | 54.6 |
| FY2020 | 1,577 | 88 | 63 | 135 | 8.4 | 292.0 | 90.0 | 56.4 |
| FY2021 | 1,629 | 76 | 58 | -126 | 7.5 | 270.2 | 90.0 | 55.4 |
| FY2022 | 1,860 | 84 | 66 | 112 | 8.0 | 309.6 | 90.0 | 55.4 |
| FY2023 | 1,974 | 109 | 91 | -0 | 9.7 | 212.1 | 100.0 | 58.4 |
| FY2024 | 2,627 | 230 | 174 | 116 | 16.0 | 406.8 | — | 49.7 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 163.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ダイダンは建設業であり、特定のブランド力や特許による無形資産は限定的。長年の実績による信頼は存在するが、直接的なモートとは言いにくい。
建設プロジェクトは、一度契約すると他の業者への切り替えは困難。特に大規模プロジェクトでは、設計や進捗の互換性の問題から切り替えコストは非常に高くなる。
建設業における強力なサプライヤーや顧客とのネットワークは存在するが、それが直接的な競争優位性として現れる場面は限定的。ゼネコン間のネットワーク効果は薄い。
建設業は規模の経済が働きやすいが、ダイダン自体の規模は大手ゼネコンと比較して中堅レベル。個別のプロジェクトにおけるコスト管理能力は重要だが、全体的なコスト優位性は限定的。
売上高が近年増加傾向にあり、大規模プロジェクトの受注能力は一定の規模を持つ。これにより、より多くのプロジェクトを同時に遂行し、収益を安定させる基盤となっている。
競合との比較優位
清水建設は売上高、利益ともにダイダンを上回る大手ゼネコン。技術力、ブランド力、資金力で優位に立ち、より大規模で難易度の高いプロジェクトを獲得する能力が高い。
大林組も清水建設と同様、ダイダンよりも規模が大きいゼネコン。総合力で勝り、海外展開や新規事業への投資も積極的であり、ダイダンにとって強力な競合となる。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大や都市再開発プロジェクトの増加による受注拡大
高付加価値案件の獲得による利益率の向上
M&Aや事業提携による事業領域の拡大と収益基盤の強化
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰による利益率の圧迫
景気後退による建設需要の低迷
大手ゼネコンとの競争激化による受注機会の減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設需要の急激な落ち込み、主要資材価格の高騰、大規模な不祥事による信用失墜などが考えられる。これにより、受注が激減し、利益率が大幅に悪化するリスクがある。
5年後のモート予測
インフラ投資の活発化や都市開発の進展により、売上高は年率5%以上で成長。高付加価値案件の獲得により、営業利益率も改善し、ROEは10%超を維持する見込み。
堅調な国内建設需要を背景に、売上高は年率3-5%で安定的に成長。利益率も現状水準を維持し、ROEは9%前後で推移すると予想される。
資材価格の高騰や景気後退の影響で建設需要が低迷。売上高の伸びは鈍化し、利益率は圧迫される。ROEは7%を下回る可能性もある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,141億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 49.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 8年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 14.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.07倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準