佐藤渡辺(1807)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 402 | 24 | 15 | 30 | 12.2 | 92.8 | — | 37.4 |
| FY2016 | 373 | 23 | 17 | 4 | 12.3 | 105.5 | — | 43.7 |
| FY2017 | 385 | 14 | 10 | -5 | 6.8 | 311.5 | 10.0 | 46.2 |
| FY2018 | 388 | 17 | 12 | 9 | 8.0 | 386.7 | 50.0 | 49.5 |
| FY2019 | 369 | 14 | 10 | 19 | 6.4 | 327.4 | 60.0 | 51.3 |
| FY2020 | 399 | 27 | 18 | 17 | 10.3 | 590.7 | 60.0 | 55.2 |
| FY2021 | 375 | 25 | 17 | 25 | 9.0 | 594.2 | 100.0 | 58.3 |
| FY2022 | 347 | 6 | 4 | -7 | 2.3 | 146.7 | 120.0 | 59.7 |
| FY2023 | 384 | 17 | 12 | 30 | 5.7 | 391.0 | 100.0 | 59.9 |
| FY2024 | 404 | 12 | 9 | -46 | 4.2 | 143.2 | 150.0 | 60.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
建設業であり、佐藤渡辺独自のブランド力や技術力は限定的。特許や商標などの無形資産による競争優位性は低いと考えられる。過去の施工実績や顧客からの信頼は存在するが、定量化しにくい。
建設プロジェクトは、一度契約すると他の建設会社への切り替えは困難。しかし、発注者(施主)側が建設会社を選ぶ際のスイッチングコストは、情報収集や契約手続きの煩雑さ程度であり、それほど高くない可能性がある。
建設業において、特定の地域や分野での強力なネットワーク(ゼネコン、サブコン、資材業者、設計事務所など)は有利に働く可能性がある。しかし、佐藤渡辺のネットワークの広さや深さ、排他性については不明瞭。
建設業は一般的に規模の経済が働きやすいが、佐藤渡辺固有のコスト優位性は不明。資材調達や建設技術におけるコスト削減能力は、他社と比較して際立っているとは言えない。
売上高は3000億円台後半であり、中堅以上の建設会社としての規模を持つ。規模の経済により、資材調達コストの低減や、より大規模なプロジェクトの受注が可能になる点は強み。
競合との比較優位
戸田建設は売上高1兆円超の大手ゼネコンであり、佐藤渡辺よりも規模の経済、技術開発力、ブランド力で優位。受注案件の規模や多様性も大きい。佐藤渡辺は中堅規模で特定の地域や分野に強みを持つ可能性があるが、総合力では劣る。
前田建設工業も売上高1兆円超の大手ゼネコン。インフラ分野に強みを持つ。佐藤渡辺は戸田建設と同様に、規模、技術力、ブランド力で劣後する。ただし、佐藤渡辺が特定のニッチ市場で強みを発揮できれば差別化は可能。
強気シナリオ
インフラ投資の拡大や再開発需要の高まりにより、中堅建設会社への発注が増加する。
M&Aや事業提携を通じて、技術力や事業領域を拡大し、収益性を向上させる。
DX推進による生産性向上やコスト削減が進み、利益率が改善する。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が続き、利益を圧迫する。
大手ゼネコンとの競争激化や、新規参入企業による価格競争が起こる。
大型案件の受注に失敗したり、予期せぬコスト増が発生したりして、業績が悪化する。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設資材価格や人件費の高騰が継続し、売上総利益率が大幅に低下する。また、大型案件の受注競争で敗北が続き、売上高が減少する。さらに、過去の不祥事や品質問題が表面化し、信用が失墜して新規受注が困難になる。
5年後のモート予測
インフラ投資拡大と再開発需要を背景に、売上高は年率5%程度で成長。M&Aや生産性向上により、営業利益率は3%台後半に改善し、ROEも7%程度まで回復する。
売上高は年率2-3%程度の緩やかな成長。資材価格や人件費の上昇を一部吸収しつつ、営業利益率は2%台後半で推移。ROEは5%前後を維持する。
建設市況の悪化や競争激化により、売上高は横ばいか微減。コスト増を転嫁できず、営業利益率は2%を下回り、ROEは3%を下回る水準となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 117億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 69.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -1.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.51倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準