高田工業所(1966)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 427 | 13 | 8 | 26 | 9.0 | 133.4 | — | 33.0 |
| FY2016 | 473 | 17 | 7 | -31 | 7.0 | 99.0 | — | 29.9 |
| FY2017 | 454 | 12 | 6 | 42 | 5.9 | 89.2 | 10.0 | 35.0 |
| FY2018 | 492 | 21 | 14 | 11 | 12.7 | 219.9 | 10.0 | 35.5 |
| FY2019 | 497 | 23 | 14 | 11 | 12.3 | 222.4 | 10.0 | 39.6 |
| FY2020 | 478 | 20 | 11 | 10 | 8.5 | 164.5 | 20.0 | 39.1 |
| FY2021 | 472 | 12 | 8 | 7 | 5.7 | 122.4 | 10.0 | 41.3 |
| FY2022 | 579 | 27 | 16 | -11 | 10.2 | 258.0 | 10.0 | 39.8 |
| FY2023 | 523 | 24 | 17 | 1 | 9.9 | 263.6 | 10.0 | 44.0 |
| FY2024 | 581 | 29 | 23 | -31 | 11.2 | 362.0 | 50.0 | 44.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
高田工業所は特定の技術やブランド力による無形資産は限定的。建設業という性質上、特許や商標による競争優位性は築きにくい。ただし、長年の実績と信頼は一定の評価に値する。
建設プロジェクトにおいては、一度選定されたゼネコンを変更することは、コスト増や遅延リスクを伴うため、顧客にとってスイッチングコストは存在する。しかし、新規プロジェクト毎に再選定されるため、完全な囲い込みではない。
建設業において、ネットワーク効果(利用者が増えるほど価値が増す)は直接的には働きにくい。協力会社や顧客との関係性は重要だが、これはネットワーク効果とは異なる。
建設業は一般的に規模の経済や独自のコスト優位性を築きにくい。高田工業所も、他社と比較して顕著なコストリーダーシップを示唆する情報はない。効率的なオペレーションは重要だが、モートとは言えない。
中堅ゼネコンとして、一定の規模を持つことで、より大規模なプロジェクトの受注や、資材調達における交渉力で優位に立てる可能性がある。過去の売上実績も安定しており、一定の規模の経済は享受していると考えられる。
競合との比較優位
競合Aはより大手であり、大規模プロジェクトの受注力やブランド力で優位。高田工業所は中堅ゼネコンとして、特定の地域や分野での強み、あるいは大手にはない機動性を活かす必要がある。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や防災・減災投資の継続による中長期的な需要の安定。
M&Aや事業提携による事業規模の拡大と収益性の向上。
高田工業所が強みを持つ特定の分野(例:プラント建設、災害復旧)での受注拡大。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇による収益性の悪化。
大手ゼネコンとの競争激化による受注機会の減少。
景気後退による建設投資全体の冷え込み。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設需要の急減、主要顧客の業績悪化、大規模な不祥事による信用失墜、主要株主による突然の株式売却などにより、株価が大幅に下落するリスク。
5年後のモート予測
インフラ投資の拡大や、高田工業所が強みを持つ分野での大型案件受注により、売上・利益ともに堅調に成長。ROEも10%超を維持し、株価はPER10倍程度まで上昇。
現在の事業基盤を維持しつつ、緩やかな経済成長と共に売上・利益は微増。ROEは9%前後で安定。株価はPER5-7倍程度で推移。
建設市場の低迷、資材価格高騰、競争激化により、売上・利益ともに伸び悩み、ROEは8%を下回る。株価はPER4倍以下での低迷が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 106億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 44.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 43.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 4.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.60倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準