日本ハウスホールディングス(1873)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 460 | 39 | 28 | 36 | 13.7 | 61.4 | 15.0 | 43.5 |
| FY2017 | 465 | 44 | 30 | 18 | 13.3 | 65.5 | 20.0 | 46.4 |
| FY2018 | 458 | 21 | 1 | -16 | 0.3 | 1.3 | 25.0 | 49.4 |
| FY2019 | 487 | 41 | 25 | 44 | 11.0 | 54.6 | 20.0 | 52.7 |
| FY2020 | 389 | 16 | 8 | 2 | 3.4 | 17.3 | 5.0 | 55.3 |
| FY2021 | 371 | 27 | 16 | 15 | 7.2 | 38.2 | 13.0 | 51.0 |
| FY2022 | 428 | 25 | 15 | -6 | 6.3 | 36.9 | 20.0 | 48.2 |
| FY2023 | 391 | 10 | -0 | 7 | -0.2 | -1.2 | 11.0 | 51.1 |
| FY2024 | 129 | -13 | -12 | -16 | -5.9 | -31.1 | 5.0 | 48.3 |
| FY2025 | 350 | 23 | 11 | 27 | 5.2 | 28.4 | 11.0 | 51.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ブランド力や特許などの無形資産は限定的。住宅建設業であり、個々の設計や品質へのこだわりはあるものの、業界全体として強力なブランドロイヤリティを築いているとは言えない。特定の技術やデザインが差別化要因となる可能性はあるが、模倣されやすい側面もある。
住宅購入は人生における大きな決断であり、一度ハウスメーカーを決めると、設計変更や仕様の再調整、さらには信頼関係の再構築など、乗り換えには大きなコストと労力がかかる。しかし、価格やデザインの魅力があれば、乗り換えの可能性もゼロではない。
ネットワーク効果はほとんど見られない。住宅建設業は個別の取引が中心であり、顧客が増えることでサービスの価値が向上するような構造ではない。地域密着型の営業が中心となるため、広範なネットワークが競争優位に直結するわけではない。
規模の経済によるコスト優位性は限定的。資材調達や建設プロセスにおける効率化の努力はあるが、競合他社も同様の取り組みを行っており、決定的なコスト差を生み出すのは難しい。土地の仕入れや建築コストの変動が利益に影響しやすい。
一定の規模は有しているが、業界内での圧倒的なシェアや規模の経済による優位性は限定的。地域ごとの営業拠点や施工体制は強みとなりうるが、全国展開する大手ハウスメーカーと比較すると、規模の面での差は大きい。売上高の変動が大きい点も考慮が必要。
競合との比較優位
積水ハウスは、ブランド力、技術力、販売網において日本ハウスホールディングスを凌駕する。特に、シャーウッドなどのブランドは高い認知度と信頼を得ており、スイッチングコストも高い。規模の経済によるコスト優位性もより大きいと考えられる。
大和ハウス工業は、住宅事業だけでなく、商業施設やオフィスビルなど多角的な事業展開をしており、規模の面で圧倒的に大きい。技術開発力やブランド力も高く、幅広い顧客層に対応できる点が強み。日本ハウスホールディングスは、住宅事業に特化している点で差別化を図る必要がある。
強気シナリオ
住宅需要の回復と景気拡大による売上・利益の持続的な増加。
高付加価値商品の開発やリフォーム事業の拡大による収益性の向上。
堅実な経営と顧客満足度の維持による、安定したスイッチングコストの維持。
弱気シナリオ(モート侵食)
景気後退や金利上昇による住宅需要の低迷。
資材価格の高騰や人件費の上昇による採算性の悪化。
競合他社との価格競争激化によるシェア低下。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
住宅需要の根本的な減少、金利の急激な上昇、または大規模な不祥事による信頼失墜。競合他社がより魅力的な価格やデザイン、あるいは革新的な技術を提供し、顧客のスイッチングコストを上回るメリットを生み出した場合、優位性が失われる可能性がある。
5年後のモート予測
堅調な住宅需要と自社ブランドの強化により、売上高は年平均5%程度で成長。高付加価値商品の投入やリフォーム事業の拡大が奏功し、営業利益率も改善。ROEは10%前後を維持し、株価は堅調に推移する。
緩やかな景気回復を背景に、売上高は年平均2-3%程度の成長。利益率は現状維持か微増。ROEは5-7%程度で推移し、PBRは1倍前後で安定。株価は配当と成長のバランスを取りながら緩やかに上昇する。
景気後退や金利上昇により住宅需要が低迷し、売上高は横ばいか微減。資材価格の高騰や競争激化により利益率は悪化。ROEは3-5%程度に低下し、PBRは0.7倍程度まで下落する可能性もある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 122億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 51.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -8.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.56倍 |
合格数:4/7 部分的合格