日本電技(1723)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 277 | 29 | 20 | 9 | 10.8 | 250.0 | — | 65.3 |
| FY2017 | 272 | 28 | 21 | 0 | 10.3 | 256.0 | 75.0 | 65.3 |
| FY2018 | 283 | 32 | 22 | 14 | 10.4 | 279.0 | 77.0 | 63.5 |
| FY2019 | 313 | 44 | 32 | -5 | 13.3 | 397.8 | 94.0 | 62.0 |
| FY2020 | 341 | 46 | 33 | 17 | 12.5 | 415.3 | 119.0 | 70.8 |
| FY2021 | 317 | 41 | 30 | -1 | 10.5 | 378.4 | 125.0 | 74.8 |
| FY2022 | 343 | 45 | 32 | 13 | 10.2 | 395.5 | 114.0 | 71.8 |
| FY2023 | 389 | 62 | 47 | 22 | 13.6 | 585.8 | 152.0 | 74.9 |
| FY2024 | 431 | 91 | 64 | 39 | 16.2 | 402.8 | 184.0 | 74.7 |
| FY2025 | 464 | 118 | 84 | 52 | 18.0 | 132.5 | 176.0 | 76.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
特許やブランド力は限定的。建設業という性質上、技術力やノウハウは存在するが、それが直接的な無形資産として収益に結びつく度合いは低い。独自の技術やブランドによる価格決定力は小さい。
顧客はインフラ整備や建築物建設において、実績と信頼性を重視する。一度取引が始まると、仕様変更や再度の業者選定の手間、コストを考慮すると、乗り換えには一定のハードルがある。特に公共事業などでは、入札実績が重要となる。
建設業において、特定のプラットフォームやサービスを通じたネットワーク効果は限定的。取引先との関係性は重要だが、それが直接的な競争優位性となるネットワーク効果とは異なる。
規模の経済によるコスト削減効果はある程度期待できるが、建設資材の価格変動や人件費の高騰など、外部要因の影響を受けやすい。独自のコスト優位性を築くのは難しい。
売上高の増加に伴い、調達力や施工能力の向上が期待できる。大規模プロジェクトの受注能力は、中小規模の競合他社に対する優位性となりうる。しかし、建設業全体が成熟産業であるため、爆発的な規模拡大は限定的。
競合との比較優位
総合建設業として、より広範な事業領域とブランド力を持つ。日本電技はインフラ・エネルギー分野に強みを持つが、大成建設は住宅、海外事業など多角化が進んでいる。規模の経済や無形資産の面で優位性がある。
こちらも総合建設業であり、大規模プロジェクトの実績が豊富。技術力やブランド力で日本電技を上回る。海外事業や不動産開発など、事業ポートフォリオの多様性でも差がある。日本電技は特定のインフラ分野に特化している。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や更新需要による安定的な受注の継続
再生可能エネルギー関連の建設需要の取り込みによる成長
M&Aや提携による事業領域の拡大と収益性の向上
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格や人件費の高騰による収益性の悪化
公共投資の減少や民間設備投資の低迷による受注の減少
競合他社との価格競争激化による利益率の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
インフラ投資の急激な縮小、主要資材価格の制御不能な高騰、大規模な不祥事による信用失墜、または主要顧客の経営破綻などが、事業継続を困難にする可能性がある。特に、公共事業への依存度が高い場合、政策変更は大きなリスクとなる。
5年後のモート予測
インフラ更新・再生可能エネルギー関連の需要拡大を背景に、売上・利益ともに年率5-7%程度で成長。ROEは15%以上を維持し、株主還元も増加する。
インフラ投資の安定的な需要と、一部の再生可能エネルギー関連案件により、売上・利益は年率3-5%程度で緩やかに成長。ROEは13-15%程度で推移する。
資材高騰や人件費増により利益率が低下し、売上成長も鈍化。年率1-2%程度の成長に留まるか、横ばい。ROEは10%を下回る可能性もある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,596億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 76.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -30.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 18.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.41倍 |
合格数:4/7 部分的合格