ユアテック(1934)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,260 | 146 | 101 | 72 | 9.2 | 127.2 | — | 57.6 |
| FY2017 | 2,133 | 118 | 84 | 54 | 7.6 | 118.7 | 20.0 | 57.8 |
| FY2018 | 2,041 | 94 | 66 | 6 | 5.7 | 92.7 | 20.0 | 59.1 |
| FY2019 | 2,028 | 68 | 45 | 107 | 3.8 | 62.5 | 20.0 | 60.2 |
| FY2020 | 1,971 | 85 | 58 | -20 | 4.7 | 80.6 | 20.0 | 61.9 |
| FY2021 | 2,253 | 95 | 67 | -19 | 5.2 | 93.7 | 20.0 | 59.9 |
| FY2022 | 2,274 | 95 | 66 | 44 | 4.9 | 91.7 | 28.0 | 60.7 |
| FY2023 | 2,432 | 105 | 75 | 121 | 5.3 | 104.8 | 28.0 | 61.5 |
| FY2024 | 2,572 | 162 | 120 | 93 | 8.1 | 169.9 | 42.0 | 63.2 |
| FY2025 | 2,523 | 180 | 103 | 7 | 6.7 | 150.3 | 68.0 | 67.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ユアテックは建設業であり、特定のブランド力や特許による無形資産の優位性は限定的。長年の実績と信頼は存在するが、直接的な競争優位性とは言いにくい。
顧客は設備投資の際に、実績や信頼性を重視する傾向がある。一度契約したゼネコンやデベロッパーとの関係は継続しやすく、他社への乗り換えには一定の手間やリスクが伴う。
建設業においては、特定のプラットフォームやエコシステムのようなネットワーク効果は限定的。協力会社との連携はあるが、それが直接的な競争優位性につながるかは疑問。
規模の経済によるコスト優位性は限定的。建設現場ごとの個別対応が多く、標準化された大量生産によるコスト削減効果は小さい。ただし、長年の経験による効率化は存在する。
売上高は2500億円超と一定規模があり、地域(特に東北地方)におけるインフラ整備や建築分野でのプレゼンスは大きい。大規模プロジェクトの受注能力は強みとなりうる。
競合との比較優位
きんでんは全国的なネットワークと多角的な事業展開が強み。ユアテックは東北地方に強みを持つが、きんでんはより広範な地域と顧客基盤を持つ点で規模の経済が働きやすい可能性がある。
九電工は電力・通信インフラ分野に強みがあり、地域密着型。ユアテックも同様に地域インフラに強みを持つが、九電工はより広範なインフラサービスを提供しており、規模と技術力で優位に立つ可能性がある。
強気シナリオ
インフラ老朽化対策や再開発需要の継続による安定的な受注が見込める。
東北地方における強固な地盤と長年の実績が、新規参入障壁として機能する。
M&Aや事業提携による事業領域の拡大や効率化が進む。
弱気シナリオ(モート侵食)
建設資材価格の高騰や人件費の上昇が利益率を圧迫する。
景気後退による建設投資の冷え込みが、受注の減少につながる。
競合他社との激しい価格競争に巻き込まれる。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
建設需要の急激な落ち込み、主要顧客の経営破綻、大規模な不祥事による信頼失墜、または競合他社による革新的な技術導入や低価格攻勢により、ユアテックの受注が大幅に減少し、収益性が著しく悪化するシナリオ。
5年後のモート予測
インフラ投資の拡大や再生可能エネルギー関連の需要増により、売上・利益ともに年率5%以上の成長を達成。ROEも8%以上に改善し、株価は堅調に推移する。
緩やかな経済成長と建設需要の安定化により、売上は年率2-3%の成長、利益はコスト管理により安定的に推移。ROEは5-7%程度を維持する。
建設資材高騰や景気後退により、売上・利益ともに横ばいか微減。ROEは4%を下回り、株価は低迷するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,700億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 17.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.10倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準