9984

ソフトバンクグループ(9984)に経済的な堀はあるか

情報・通信業 情報通信・サービスその他

株価

現在株価
5,262
2026-09-01
時価総額
84,858 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 89,010 10,260 14,263 -27,129 31.9 1,287.0 14.6
FY2017 91,588 13,038 10,390 -33,962 16.6 933.5 44.0 16.6
FY2018 96,022 23,539 14,112 -17,362 15.7 1,268.2 44.0 21.1
FY2019 61,851 -13,646 -9,616 -31,690 -13.0 -478.5 44.0 15.9
FY2020 56,282 49,880 -9,113 41.7 2,619.6 44.0 22.3
FY2021 62,215 -17,080 -2,932 -14.6 -1,018.6 44.0 21.0
FY2022 65,704 -9,701 12,889 -9.1 -652.4 44.0 20.6
FY2023 67,565 -2,276 -5,909 -1.7 -171.0 44.0 23.9
FY2024 72,438 11,533 -14,280 8.3 780.8 44.0 25.7
FY2025 44.0

バフェット流モート診断

無形資産
●●●●●
5/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
●●●○○
3/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●●●
5/5

総合スコア:16/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産5/5

ソフトバンクグループは、ビジョン・ファンドを通じて世界中の革新的なテクノロジー企業への大規模投資を実行し、そのポートフォリオはAI、フィンテック、ヘルスケアなど多岐にわたる。これらの投資先企業は、独自の知的財産(IP)や特許、強力なブランド力を有しており、ソフトバンクグループはその成功から大きなリターンを得る権利を持つ。特に、AI分野におけるNVIDIAへの巨額投資は、その技術的優位性と将来性を裏付けている。

スイッチングコスト2/5

ソフトバンクグループの事業は、主に投資事業であり、直接的な顧客とのスイッチング・コストは低い。しかし、投資先企業との関係性においては、長期的なパートナーシップや追加投資の可能性が、投資家が他社へ乗り換える際の障壁となる可能性がある。ただし、これは間接的なものであり、直接的なスイッチング・コストとは言えない。

ネットワーク効果3/5

ソフトバンクグループは、ビジョン・ファンドを通じて投資先企業間のシナジー創出を試みている。例えば、AI、IoT、5Gといった先進技術分野で、投資先企業同士が連携することで、新たなビジネスモデルやサービスが生まれる可能性がある。このネットワーク効果は、投資先企業の成長を加速させ、ソフトバンクグループの投資リターンを高める要因となりうる。

コスト優位1/5

ソフトバンクグループの事業は、主に資本効率と投資判断に依存するため、構造的なコスト優位性は限定的である。大規模な投資を実行するための資金調達コストや、グローバルな投資チームの人件費はかかるが、競合他社と比較して圧倒的に低いコスト構造を持つわけではない。

規模の経済5/5

ソフトバンクグループは、ビジョン・ファンドを通じて、世界最大級のテクノロジー投資ファンドを運営している。その運用資産額は数兆円規模に達し、グローバルなテクノロジー業界において圧倒的な規模を誇る。この規模により、大型案件への投資機会を独占し、投資先企業との交渉力においても優位性を確立している。

競合との比較優位

KKR

KKRはプライベートエクイティファンドとして、より伝統的な企業買収・再編に強みを持つ。ソフトバンクグループのようなテクノロジー特化型ファンドとは投資対象や戦略が異なるが、規模やグローバル展開においては競合する側面もある。

Blackstone

Blackstoneは不動産やオルタナティブ投資に強みを持つ大手投資会社。ソフトバンクグループとは投資領域が重複する部分もあるが、ソフトバンクグループのビジョン・ファンドのような成長段階のテクノロジー企業への集中的な投資戦略とは異なる。

Tiger Global Management

Tiger Globalは、ソフトバンクグループと同様に、テクノロジー企業へのグロース投資を得意とする。特にアーリーステージからレイターステージまで幅広く投資する点で類似しているが、ソフトバンクグループほどの巨額ファンドではない。

強気シナリオ

ビジョン・ファンドの継続的な成功と、ポートフォリオ企業の成長によるキャピタルゲインの拡大。

AI、Web3.0、メタバースなどの次世代技術への戦略的投資による新たな収益源の確立。

ARMのIPO成功による財務基盤の強化と、その後の成長への貢献。

弱気シナリオ(モート侵食)

グローバル経済の減速や金利上昇による、テクノロジーセクター全体の株価下落リスク。

投資先企業の業績悪化や、期待通りの成長が実現しないことによる投資損失の発生。

地政学的リスクの高まりや、規制強化による投資活動への制約。

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

ソフトバンクグループの投資戦略が失敗するには、まずビジョン・ファンドが継続的に価値を創造できなくなることが必要だろう。これは、投資先の選定眼が悪化し、市場のトレンドを見誤り続けるか、あるいはポートフォリオ企業が競争優位性を失い、成長が鈍化することによって起こりうる。また、グローバルなマクロ経済環境が極端に悪化し、テクノロジーセクター全体が長期的な低迷期に入り、ソフトバンクグループの投資リターンが恒常的にマイナスになるシナリオも考えられる。さらに、主要な投資先であるARMのような企業が、期待された成長軌道に乗れず、むしろ競争力を失っていく、あるいはIPO後の株価が低迷し続けるといった事態も、ソフトバンクグループのバリュエーションに大きな影響を与えるだろう。これらの要因が複合的に作用することで、現在の強固な投資モートが崩壊する可能性がある。

5年後のモート予測

強気

AI、Web3.0、サステナビリティ関連技術への投資が成功し、ポートフォリオ企業の成長が加速。ARMのIPOも順調に進み、大幅なキャピタルゲインにより財務基盤が強化され、さらなる大型投資が可能となる。

中立

一部の投資先は成長するものの、マクロ経済の不確実性から全体的なリターンは中程度にとどまる。ARMのIPOは成功するが、その後の株価は市場環境に左右される。新規ファンドの組成は限定的になる。

弱気

世界的な景気後退や金利上昇により、テクノロジー株全体が低迷。投資先企業の業績が悪化し、多額の減損処理が発生。ARMのIPOも期待外れに終わり、財務状況が悪化。新規投資は停滞する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 84,858億
2. 健全な財務 自己資本比率 25.7%
3. 利益の安定性 5年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 %
6. 適度なPER PER 7.4倍
7. 適度なPBR PBR 0.73倍

合格数:3/7 部分的合格

直近の適時開示

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