9432

NTT(9432)に経済的な堀はあるか

情報・通信業 情報通信・サービスその他

株価

現在株価
176
2026-09-01
時価総額
124,839 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2015 115,410 13,481 7,377 9,521 6.6 350.3 42.0
FY2016 113,910 15,398 8,001 8,280 7.0 390.9 42.6
FY2017 117,996 16,428 9,097 7,958 7.6 455.8 120.0 43.8
FY2018 118,798 16,938 8,546 6,320 7.2 440.3 150.0 41.6
FY2019 118,994 15,622 8,553 11,425 7.5 231.2 180.0 39.4
FY2020 119,440 16,714 9,162 15,845 11.2 248.2 190.0 32.9
FY2021 121,564 17,686 11,811 13,111 13.1 329.3 105.0 34.7
FY2022 131,362 18,290 12,131 5,241 13.0 348.0 115.0 33.8
FY2023 133,746 19,229 12,795 3,849 11.8 15.1 120.0 33.3
FY2024 137,047 16,496 10,000 3,644 8.8 12.0 5.1 34.0

バフェット流モート診断

無形資産
●●○○○
2/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
●○○○○
1/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●●●
5/5

総合スコア:13/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中

無形資産2/5

NTTは、長年にわたり築き上げてきた「フレッツ光」や「ひかり電話」といったブランド力、および国内における広範な通信インフラ網という無形資産を持つ。特に、光ファイバー網の敷設・維持管理における技術的ノウハウや、政府規制下での事業運営経験は他社が容易に模倣できない。

スイッチングコスト3/5

NTT東西が提供する固定電話やフレッツ光回線は、家庭や企業にとって生活・事業の基盤であり、乗り換えには工事や設定変更、機器交換など多大な手間とコストがかかる。特に法人顧客においては、業務停止リスクを伴うため、スイッチング・コストは高い。

ネットワーク効果1/5

NTTの通信インフラ自体はネットワーク効果を持つが、個々の加入者間の直接的なネットワーク効果は限定的。むしろ、インフラの普及度や相互接続性が重要であり、直接的なユーザー増加による価値向上のサイクルは、プラットフォーム型サービスほど強くない。

コスト優位2/5

NTTは、長年のインフラ投資により、国内全域をカバーする広範な通信網を保有している。この規模の経済性は、新規参入企業が同等のインフラをゼロから構築する際の莫大な初期投資を考えると、コスト面での優位性となる。ただし、設備投資や維持費は継続的に発生する。

規模の経済5/5

NTTは、国内の固定通信インフラにおいて、NTT東西を通じて圧倒的なシェアとカバレッジを誇る寡占企業である。広範なエリアをカバーするインフラ網は、新規参入や競合他社が容易に追随できない規模であり、効率的な運用によるコスト優位性も維持している。

競合との比較優位

KDDI

KDDIは携帯電話事業を核に、都市ガスや金融など多角化を進めている。NTTと比較して、より顧客接点の多いサービス展開が特徴だが、通信インフラの広範さではNTTに劣る。

ソフトバンク(優先株式)

ソフトバンクは通信事業に加え、ITサービスや投資事業を展開。AIやIoT分野での先行投資が特徴だが、NTTのような広範な固定インフラ網は持たない。

強気シナリオ

IOWN構想による次世代通信インフラの構築と収益化

データセンター事業やクラウドサービスなど、新規事業分野での成長

株主還元強化(配当増、自社株買い)による株主価値向上

弱気シナリオ(モート侵食)

IOWN構想の実現遅延や期待を下回る収益性

通信料金引き下げ圧力の継続や、異業種からの競争激化

大規模な設備投資負担の増加や、サイバーセキュリティリスク

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

NTTへの投資が失敗するには、まずその広範な通信インフラ網という規模の経済性が、技術革新や市場の変化によって陳腐化し、維持コストに見合う収益を生み出せなくなる必要がある。例えば、光ファイバー網が不要になるような革新的な通信技術(無線技術の飛躍的進化など)が登場し、NTTがそれに適応できず、巨額の設備投資が無駄になるシナリオだ。また、政府による規制緩和や料金引き下げ圧力が想定以上に強まり、NTTの収益基盤が大きく損なわれることも考えられる。さらに、NTTが長年培ってきたインフラ運営ノウハウやブランド力が、デジタル化の進展や新たなサービスモデルの登場により、競争優位性を失い、競合他社(特にKDDIやソフトバンクのような異業種参入企業)にシェアを奪われる状況も考えられる。IOWN構想のような将来への投資が、期待通りの成果を上げられず、巨額の赤字を生み出す可能性も否定できない。

5年後のモート予測

強気

IOWN構想の進展やデータセンター事業の拡大により、新たな収益源が確立され、売上・利益が堅調に成長。株主還元も強化され、企業価値が向上する。

中立

通信事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を続ける。IOWN構想は段階的に進展し、新規事業も着実に収益に貢献する。株主還元は現状維持または微増。

弱気

通信料金引き下げ圧力や技術革新への対応遅れにより、既存事業の成長が鈍化。IOWN構想への投資負担が重くのしかかり、収益性が悪化する。株主還元も抑制される。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 124,839億
2. 健全な財務 自己資本比率 20.8%
3. 利益の安定性 11年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -66.9%
6. 適度なPER PER 12.0倍
7. 適度なPBR PBR 1.27倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

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