ミロク情報サービス(9928)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 236 | 30 | 19 | 14 | 13.6 | 60.0 | — | 70.2 |
| FY2016 | 262 | 41 | 26 | 22 | 17.6 | 83.5 | — | 67.9 |
| FY2017 | 276 | 45 | 29 | 1 | 17.7 | 92.1 | 25.0 | 65.5 |
| FY2018 | 313 | 52 | 37 | 8 | 20.7 | 119.9 | 27.0 | 47.2 |
| FY2019 | 355 | 52 | 18 | 33 | 9.7 | 59.6 | 34.0 | 49.6 |
| FY2020 | 341 | 45 | 27 | -3 | 13.0 | 86.5 | 38.0 | 46.5 |
| FY2021 | 366 | 48 | 45 | 47 | 20.0 | 149.8 | 38.0 | 51.0 |
| FY2022 | 415 | 61 | 38 | 43 | 15.2 | 126.2 | 45.0 | 53.0 |
| FY2023 | 440 | 61 | 42 | 29 | 15.6 | 141.7 | 45.0 | 58.0 |
| FY2024 | 462 | 63 | 44 | 20 | 14.8 | 146.4 | 50.0 | 64.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ミロク情報サービスは、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを基盤とした無形資産による競争優位性は、公開情報からは明確に確認できません。ソフトウェア開発やシステムインテグレーションが中心であり、これらは模倣されやすい傾向があります。
同社は中堅・中小企業向け基幹業務システム(販売・在庫・会計等)を提供しており、導入後のシステム変更には多大なコストと業務停止リスクが伴います。特に、長年利用してきた顧客にとっては、データ移行や従業員トレーニングの負担が大きく、乗り換え障壁は一定程度存在すると考えられます。
同社のビジネスモデルは、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果を直接的に生み出す構造ではありません。個々の顧客との個別契約が中心であり、プラットフォーム型のビジネスとは異なります。
ソフトウェア開発や保守サービスにおいて、効率的な開発体制や運用ノウハウによるコスト削減努力は考えられますが、業界全体で価格競争も存在するため、構造的なコスト優位性は限定的と推測されます。特に、クラウド化の進展によるインフラコストの変動も影響します。
中堅・中小企業向けというニッチ市場に特化しているものの、同市場における一定のシェアは確保していると考えられます。しかし、大手ITベンダーや他の特定業務特化型ベンダーと比較すると、全体的な規模の経済性は限定的であり、業界全体を代表するような寡占構造には至っていません。
競合との比較優位
強気シナリオ
中堅・中小企業市場におけるDX推進需要の継続的な取り込み
既存顧客基盤からのクロスセル・アップセルによる収益拡大
クラウド対応や新技術導入によるサービス競争力の維持・向上
弱気シナリオ(モート侵食)
大手ITベンダーや新規参入企業との価格競争激化
顧客企業の業績悪化やIT投資抑制による需要減少
技術革新への対応遅れによる陳腐化リスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ミロク情報サービスの投資が失敗するには、まず中堅・中小企業市場におけるDX需要が期待ほど伸びず、同社がターゲットとする顧客層のIT投資意欲が全体的に低下することが考えられます。また、同社の提供する基幹業務システムが、競合他社のより安価で高機能な代替ソリューション(特にクラウドベースのSaaS型サービス)に急速に置き換えられるシナリオも考えられます。さらに、長年培ってきた顧客との関係性が、技術的な優位性の低下やサポート体制の限界により、徐々に失われていく可能性も否定できません。特に、同社が持つスイッチング・コストというモートが、技術革新のスピードや顧客のコスト意識の高まりによって、想定以上に早く陳腐化するリスクも考慮すべきです。
5年後のモート予測
DX需要と既存顧客基盤を活かし、クラウドシフトや新サービス展開で着実に成長。売上・利益ともに緩やかな増加傾向を維持する。
市場環境の変化に対応しつつ、既存顧客との関係性を維持。緩やかな成長を続けるが、競争激化により成長率は限定的となる。
競合激化や技術陳腐化により、既存顧客の離脱や新規獲得の遅れが発生。売上・利益ともに停滞または減少に転じる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 512億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 64.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -0.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.75倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-01 臨時報告書