藤井産業(9906)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 729 | 32 | 23 | 31 | 11.4 | 267.4 | — | 42.8 |
| FY2016 | 719 | 26 | 19 | 5 | 8.7 | 224.2 | — | 44.1 |
| FY2017 | 719 | 27 | 20 | 22 | 8.5 | 237.9 | 45.0 | 47.4 |
| FY2018 | 729 | 25 | 18 | 10 | 7.1 | 208.1 | 48.0 | 48.2 |
| FY2019 | 790 | 31 | 20 | 7 | 7.5 | 231.4 | 45.0 | 48.5 |
| FY2020 | 774 | 34 | 24 | 39 | 8.3 | 281.1 | 50.0 | 51.1 |
| FY2021 | 749 | 31 | 24 | 32 | 7.8 | 283.1 | 55.0 | 53.0 |
| FY2022 | 827 | 37 | 27 | 12 | 8.3 | 324.1 | 55.0 | 52.8 |
| FY2023 | 911 | 50 | 37 | 19 | 10.0 | 432.3 | 65.0 | 53.3 |
| FY2024 | 961 | 54 | 41 | 24 | 10.3 | 487.7 | 100.0 | 56.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
藤井産業の事業内容(産業用資材、建材、住宅設備機器等の卸売)において、強力なブランド力、特許、規制ライセンス、独占的IPといった無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できませんでした。
産業用資材や建材の卸売という性質上、既存のサプライヤーとの取引関係は一定の継続性を持つ可能性があります。しかし、顧客が乗り換えることによる直接的な損失が極めて大きいとは考えにくく、スイッチング・コストは限定的と推測されます。
卸売業というビジネスモデルにおいて、ユーザー数の増加がサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果は期待できません。
卸売業は一般的に薄利多売の傾向があり、規模の経済や効率化によるコスト優位性を築くことは可能ですが、藤井産業が業界内で突出したコスト優位性を持つことを示す具体的な情報は現時点では確認できません。
産業用資材、建材、住宅設備機器といった複数の分野で事業を展開しており、一定の事業規模を有していると考えられます。しかし、業界全体に対する最適な少数寡占を形成しているかは不明瞭であり、規模の経済による競争優位性は限定的と評価します。
競合との比較優位
強気シナリオ
M&Aによる事業拡大とシナジー効果の発現
特定分野におけるニッチトップとしての地位確立
サプライチェーンの効率化による収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
価格競争の激化による収益圧迫
主要仕入先・販売先の業績悪化の影響
新規参入企業による市場シェアの奪取
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
藤井産業の投資が失敗するには、まず同社が持つ競争優位性が、想定以上に早く、かつ根本的に失われる必要がある。例えば、主要な仕入先や販売先との関係が、予想外の理由(例えば、仕入先の倒産、販売先の事業縮小、あるいは両者の直接取引への移行など)で急速に悪化し、同社の卸売機能が不要になるシナリオが考えられる。また、競合他社が、より革新的なサプライチェーン管理システムやデジタルプラットフォームを導入し、藤井産業の既存のビジネスモデルを陳腐化させるような事態も想定される。さらに、同社が注力する産業分野自体の需要が、技術革新や社会構造の変化によって構造的に縮小し、同社の事業基盤そのものが揺らぐ可能性も否定できない。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な収益創出能力は失われ、投資としての魅力は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
M&Aや新規事業開拓により、売上高・利益ともに着実な成長を遂げる。特に、成長分野へのリソース集中が奏功し、収益性が向上する。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな成長を目指す。市場環境の変化への対応に注力し、収益水準を維持する。
価格競争の激化や主要取引先の業績悪化により、売上・利益ともに減少する。事業ポートフォリオの再編が遅れ、競争力を低下させる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 411億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 56.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 19.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 10.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.09倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準