DTS(9682)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 825 | 76 | 43 | 105 | 10.8 | 186.7 | — | 70.4 |
| FY2016 | 799 | 80 | 51 | 26 | 11.7 | 222.5 | — | 73.7 |
| FY2017 | 832 | 85 | 58 | 50 | 12.3 | 247.9 | 70.0 | 76.3 |
| FY2018 | 867 | 98 | 68 | 52 | 13.3 | 292.2 | 80.0 | 76.7 |
| FY2019 | 946 | 107 | 73 | 62 | 13.3 | 158.0 | 95.0 | 78.0 |
| FY2020 | 905 | 108 | 76 | 87 | 12.8 | 165.5 | 55.0 | 78.8 |
| FY2021 | 945 | 112 | 79 | 75 | 12.6 | 172.8 | 60.0 | 78.4 |
| FY2022 | 1,061 | 117 | 80 | 67 | 12.8 | 181.4 | 70.0 | 76.1 |
| FY2023 | 1,157 | 125 | 73 | 19 | 11.5 | 168.5 | 120.0 | 73.4 |
| FY2024 | 1,259 | 145 | 106 | 69 | 17.9 | 253.8 | 103.0 | 72.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
公開情報からは、特許やブランド力、規制ライセンスといった明確な無形資産の存在を示す具体的な情報は確認できませんでした。ソフトウェア開発受託が主事業であり、個別の技術やノウハウは存在するものの、それが特許等で保護され、競合優位性を長期にわたり維持するほどの無形資産とは評価しにくい状況です。
DTSは主にシステムインテグレーション(SI)事業を展開しており、顧客の基幹システム開発・保守に深く関与しています。一度構築したシステムや長年の取引関係は、顧客にとって切り替えコストが高い可能性があります。しかし、特定の技術やプラットフォームへの依存度が低い場合、スイッチング・コストは限定的になる可能性があります。
DTSの事業モデルは、顧客との直接的な契約に基づくシステム開発・保守が中心であり、プラットフォームやサービス利用者の増加がサービスの価値を向上させるネットワーク効果は期待できません。ユーザー間の相互作用や、プラットフォームへの参加者増が価値増に繋がるビジネスではありません。
SI業界は一般的に人件費がコストの大半を占めます。DTSが他社と比較して構造的に低コストで開発・提供できるような、独自の生産プロセスや大規模な設備投資によるコスト優位性は見られません。一部、効率的なプロジェクト管理やノウハウによるコスト抑制の可能性はありますが、持続的なコスト優位性とは言えません。
DTSは中堅のSIerとして一定の規模を有していますが、業界全体で見ると大手SIerやITベンダーと比較して、その規模が圧倒的な競争優位に繋がるほどではありません。特定のニッチ市場で高いシェアを持つわけでもなく、効率規模による優位性は限定的と考えられます。
競合との比較優位
強気シナリオ
DX需要の拡大によるシステム開発・保守案件の増加
特定業界・技術分野における専門性の深化と顧客基盤の強化
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー効果の発現
弱気シナリオ(モート侵食)
大手SIerや外資系ITベンダーとの価格競争激化
技術革新への対応遅れによる陳腐化リスク
主要顧客の業績悪化やシステム投資抑制の影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、DTSが顧客との関係性を維持・深化させる能力を失い、スイッチング・コストが実質的にゼロになる状況が考えられます。例えば、顧客がオープンソース技術への移行を加速させたり、内製化を進めたりすることで、DTSの既存システムへの依存度が低下するケースです。また、競合他社がより低価格で同等以上のサービスを提供できるようになり、顧客が容易に乗り換えを選択できるようになることも、DTSの優位性を損なう要因となります。さらに、DX推進の流れの中で、DTSが提供するソリューションが時代遅れとなり、顧客ニーズから乖離してしまうことも、長期的な競争力の低下に繋がるでしょう。
5年後のモート予測
DX需要の追い風を受け、主力SI事業の堅調な成長に加え、新規事業やM&Aによる収益源の多様化が進み、売上・利益ともに着実な伸長が見込まれる。
既存顧客との関係性を維持しつつ、DX関連案件の獲得により緩やかな成長を続ける。競争環境の厳しさから利益率は横ばい傾向で推移する見込み。
大手競合との価格競争や技術進化への対応遅れにより、案件獲得が困難になる。主要顧客の業績悪化も重なり、売上・利益ともに減少基調となるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,636億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 74.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -26.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 14.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.57倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-26 臨時報告書
- 2026-06-23 臨時報告書
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)