東京都競馬(9672)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 198 | 51 | 31 | 20 | 5.4 | 10.8 | 4.0 | 68.8 |
| FY2017 | 213 | 60 | 41 | -5 | 6.8 | 141.9 | 4.0 | 70.2 |
| FY2018 | 228 | 66 | 45 | 38 | 7.2 | 158.1 | 50.0 | 68.3 |
| FY2019 | 248 | 80 | 52 | -2 | 7.8 | 182.1 | 50.0 | 71.3 |
| FY2020 | 288 | 112 | 52 | 86 | 7.3 | 181.2 | 55.0 | 71.7 |
| FY2021 | 318 | 128 | 91 | 35 | 12.5 | 320.4 | 65.0 | 66.2 |
| FY2022 | 355 | 142 | 94 | -2 | 11.7 | 342.4 | 75.0 | 64.4 |
| FY2023 | 375 | 134 | 85 | 41 | 9.7 | 308.4 | 90.0 | 74.9 |
| FY2024 | 404 | 139 | 97 | 75 | 10.7 | 359.9 | 113.0 | 74.4 |
| FY2025 | 418 | 154 | 105 | 71 | 11.0 | 392.2 | 118.0 | 75.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
東京競馬場、大井競馬場といった大規模な競馬施設を独占的に運営する権利は、強力な無形資産である。これらの施設は新規参入が極めて困難であり、長年の運営ノウハウとブランド力が蓄積されている。
競馬ファンは特定のレースや馬、あるいは単にギャンブルとしての娯楽を求めており、特定の競馬場に強いスイッチングコストは存在しない。他の娯楽への代替も容易である。
競馬の売上は馬券購入者数に依存するが、これはプラットフォームとしてのネットワーク効果ではなく、個々のレースの魅力に依存する。購入者同士の直接的なネットワーク効果は限定的である。
競馬場の運営には固定費が多くかかり、規模の経済性は存在するものの、構造的なコスト優位性は競合他社(地方競馬組合など)と比較して明確ではない。入場料や馬券の控除率も規制される。
東京競馬場(JRA)と大井競馬場(TCK)という国内最大級の競馬施設を運営し、売上高も大きい。特に地方競馬においては、大井競馬場は圧倒的な規模と集客力を持つ。
競合との比較優位
強気シナリオ
競馬人気が再燃し、特に大井競馬場での大型イベント開催による集客増。
場外発売やインターネット投票の拡大による売上増加。
不動産事業(東京メガウェブ跡地など)の収益貢献。
弱気シナリオ(モート侵食)
競馬人口の減少やギャンブル離れが加速。
競合他社(特にJRA)のイベントや施策による集客分散。
規制強化や社会情勢の変化による競馬開催への制約。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、競馬というエンターテイメント自体の魅力が急速に失われ、特に大井競馬場を中心とした地方競馬への関心が著しく低下する必要がある。また、同社が保有する広大な土地の活用が、不動産市場の低迷や開発規制によって計画通りに進まず、収益の柱となり得ないシナリオも考えられる。さらに、インターネット投票の普及が、かえって地方競馬の独自性を損ない、JRAなど他の大規模な競合への資金流出を加速させる可能性も否定できない。規制当局による馬券の控除率引き下げや、競馬開催そのものへの制約強化なども、収益性を圧迫する要因となり得る。
5年後のモート予測
競馬人気再燃と不動産事業の貢献により、売上・利益ともに堅調に成長。大井競馬場が地方競馬のハブとしての地位を確立し、収益基盤を強化する。
競馬人口は横ばいだが、インターネット投票の拡大やイベント開催により、売上は緩やかに増加。不動産事業は安定的な収益をもたらす。
競馬人気低迷と競合激化により、売上・利益ともに減少。不動産事業も計画通りに進まず、収益の伸び悩みが続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,392億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 4.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.43倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準