エス・エム・エス(2175)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 191 | 28 | 23 | -162 | 17.2 | 55.9 | — | 20.5 |
| FY2016 | 231 | 36 | 28 | 29 | 13.0 | 67.5 | — | 39.6 |
| FY2017 | 266 | 40 | 34 | 27 | 14.2 | 77.4 | 11.0 | 41.8 |
| FY2018 | 308 | 47 | 42 | 41 | 27.1 | 48.5 | 13.0 | 32.4 |
| FY2019 | 351 | 49 | 48 | 35 | 24.5 | 54.7 | 7.5 | 37.7 |
| FY2020 | 360 | 55 | 48 | 50 | 21.2 | 55.1 | 8.5 | 45.3 |
| FY2021 | 389 | 63 | 54 | 77 | 18.0 | 62.1 | 9.5 | 52.4 |
| FY2022 | 457 | 73 | 64 | 47 | 16.7 | 73.5 | 10.5 | 58.3 |
| FY2023 | 540 | 83 | 72 | 60 | 16.3 | 83.0 | 15.0 | 60.7 |
| FY2024 | 610 | 63 | 61 | 17 | 12.8 | 71.0 | 20.0 | 61.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:3/25 主要モート:none 持続性:判定中
現時点では、エス・エム・エスが保有する特許、ブランド、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する具体的な情報は確認できませんでした。事業内容から直接的な無形資産の強みは推測しにくい状況です。
医療・介護分野のプラットフォーム運営は、一度利用者が定着すると、情報やノウハウの蓄積により乗り換えコストが発生する可能性があります。しかし、競合プラットフォームの存在や、サービス内容の標準化により、スイッチング・コストは限定的と考えられます。
医療・介護従事者と求職者、あるいは医療機関と患者をつなぐプラットフォームは、参加者が増えるほど価値が増すネットワーク効果の可能性があります。しかし、現時点ではその効果が顕著であるという証拠は乏しいです。
エス・エム・エスは、特定のコスト優位性を示すような情報(例:規模の経済による圧倒的な低コスト構造、独自の生産技術など)は現時点では確認できません。サービス業であり、オペレーションコストの優位性は限定的と考えられます。
医療・介護分野のプラットフォーム運営において、一定の規模は確保していると考えられますが、業界全体から見て最適化された少数寡占状態を形成しているとまでは言えません。市場シェアや規模の経済による優位性はまだ発展途上です。
競合との比較優位
強気シナリオ
医療・介護分野におけるプラットフォームの利用拡大と、それに伴うネットワーク効果の顕在化。
M&A等による事業領域の拡大と、それに伴う無形資産の蓄積。
データ分析能力の向上による、プラットフォーム利用者の満足度向上と囲い込み。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による、より革新的で低コストなプラットフォームの登場。
医療・介護業界における規制強化や、プラットフォーム利用に対するネガティブな風潮。
プラットフォーム上での情報管理の不備や、セキュリティインシデントの発生による信頼失墜。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
エス・エム・エスが長期的な競争優位性を築けないと考えるには、まず、同社が展開する医療・介護プラットフォーム事業において、ネットワーク効果が全く発現しないか、あるいは競合他社がより強力なネットワーク効果を構築することに成功した場合である。また、スイッチング・コストも低く、参入障壁が極めて低い市場であるため、新規参入者や既存の競合が容易に模倣可能なサービスを提供し、価格競争に陥るシナリオも考えられる。さらに、同社が独自性の高い無形資産(ブランド、特許、ノウハウ等)を全く構築できず、技術革新やサービス改善のスピードで後れを取るようであれば、競争優位性を維持することは困難だろう。医療・介護という規制産業の特性上、予期せぬ規制変更が事業モデルを根底から覆す可能性も否定できない。
5年後のモート予測
医療・介護プラットフォームの普及と利用者の増加により、ネットワーク効果が発現し、収益が安定的に成長する。M&A等で事業領域を拡大し、新たな収益源を確立する。
緩やかなプラットフォーム利用者の増加と、既存事業の安定運営により、堅調な収益を維持する。競合との差別化は限定的で、大きな成長は見込めない。
競合プラットフォームの台頭や、業界の規制強化により、プラットフォーム事業の成長が鈍化する。新規事業の開拓も進まず、収益は低迷する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,571億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 10年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 25.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.32倍 |
合格数:4/7 部分的合格