トランス・コスモス(9715)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 2,423 | 81 | 72 | 23 | 8.4 | 172.9 | — | 56.8 |
| FY2017 | 2,666 | 61 | -22 | 12 | -3.1 | -52.5 | 52.0 | 52.2 |
| FY2018 | 2,847 | 54 | 44 | 82 | 5.9 | 106.9 | 23.0 | 52.9 |
| FY2019 | 3,119 | 107 | 63 | 12 | 8.1 | 151.4 | 33.0 | 51.5 |
| FY2020 | 3,364 | 178 | 100 | 73 | 10.8 | 241.7 | 46.0 | 48.8 |
| FY2021 | 3,541 | 258 | 215 | 95 | 17.8 | 518.1 | 93.0 | 51.7 |
| FY2022 | 3,738 | 233 | 158 | 164 | 14.0 | 389.2 | 156.0 | 53.4 |
| FY2023 | 3,622 | 115 | 101 | 177 | 8.6 | 269.5 | 117.0 | 54.3 |
| FY2024 | 3,758 | 145 | 113 | 136 | 8.8 | 302.4 | 81.0 | 57.0 |
| FY2025 | 3,939 | 166 | 131 | 117 | 9.4 | 349.2 | 106.0 | 57.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
長年の実績と顧客からの信頼は無形資産となり得るが、具体的なブランド価値や特許、規制ライセンスによる明確な優位性は限定的。デジタルマーケティングやBPO分野でのノウハウ蓄積は存在する。
顧客企業はトランスコスモスのBPOサービスやデジタルマーケティングプラットフォームに深く依存しており、システム連携や業務プロセス変更に伴うスイッチングコストは高い。特に大規模なアウトソーシング契約では乗り換えは困難。
特定のプラットフォームやサービスにおいて、ユーザー数増加による価値向上のネットワーク効果は現時点では確認できない。事業モデルは個々の顧客との契約に基づくものが中心。
規模の経済によるコスト優位性は一部存在する可能性があるが、人件費やIT投資などサービス業特有のコスト構造から、構造的なコスト優位性は限定的。競合他社も同様のコスト構造を持つ。
国内外に多数の拠点を持ち、BPOやデジタルマーケティング分野で一定の事業規模を確保している。これにより、多様な顧客ニーズに対応し、大規模案件を受注できる体制を構築している点は評価できる。
競合との比較優位
強気シナリオ
DX推進によるBPO・デジタルマーケティング需要の継続的拡大
グローバル展開の加速と新規サービス開発による収益源の多様化
M&Aによる事業領域の拡大とシナジー効果の発揮
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や技術革新への対応遅れ
主要顧客の業績悪化やアウトソーシング戦略の見直し
人材獲得競争の激化による人件費の高騰とサービス品質の低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
トランスコスモスの投資が失敗するには、まず顧客が同社サービスへの依存度を低下させ、より安価で柔軟な代替ソリューション(例:内製化、他社サービスへの乗り換え)へ移行する動きが加速する必要がある。これは、同社が提供するBPOやデジタルマーケティングサービスが、顧客のコア業務に不可欠ではなくなり、汎用的なツールやサービスで代替可能になることを意味する。また、競合他社が、より革新的な技術やビジネスモデルを導入し、トランスコスモスの既存のスイッチングコストの優位性を無効化するほどの魅力的な選択肢を提供し始めることも、失敗シナリオの重要な要素となる。さらに、同社がDX時代に対応した新しいサービス開発や人材育成に失敗し、技術的陳腐化が進むことも、競争力の低下を招き、投資の失敗につながるだろう。
5年後のモート予測
DX需要の取り込みとグローバル展開の加速により、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。新規サービスやM&Aも成功し、収益基盤が強化される。
既存事業の安定的な成長に加え、DX関連サービスで緩やかな成長を維持する。競合との競争は激化するものの、スイッチングコストと規模を武器に市場シェアを維持する。
デジタル化の波に乗り遅れ、競合他社にシェアを奪われる。人件費高騰や人材不足も収益を圧迫し、成長が鈍化、あるいは減益となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,458億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -3.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.14倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書