エイチ・アイ・エス(9603)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 5,237 | 143 | 3 | -103 | 0.3 | 4.3 | 22.0 | 23.9 |
| FY2017 | 6,060 | 159 | 133 | 62 | 11.9 | 219.5 | 29.0 | 20.3 |
| FY2018 | 7,286 | 180 | 110 | -244 | 9.5 | 191.3 | 29.0 | 17.1 |
| FY2019 | 8,085 | 175 | 122 | -123 | 9.9 | 213.6 | 33.0 | 16.8 |
| FY2020 | 4,303 | -311 | -250 | -1,056 | -25.4 | -432.7 | 0.0 | 17.8 |
| FY2021 | 1,186 | -641 | -501 | -355 | -78.0 | -749.9 | 0.0 | 9.9 |
| FY2022 | 1,428 | -479 | -95 | 386 | -16.9 | -130.0 | 0.0 | 11.4 |
| FY2023 | 2,519 | 14 | -26 | -153 | -4.5 | -35.4 | 0.0 | 11.1 |
| FY2024 | 3,433 | 109 | 87 | 749 | 14.0 | 116.7 | 0.0 | 12.6 |
| FY2025 | 3,731 | 116 | 47 | 102 | 7.0 | 63.2 | 20.0 | 14.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
エイチ・アイ・エスは旅行ブランドとしての認知度は一定程度あるものの、強力な特許や独自のIPによる競争優位性は限定的。MaaSなど新規事業への投資は行っているが、現時点での無形資産による明確なモートは弱い。
旅行予約は一度行うと、キャンセル料や変更手数料が発生するため、一定のスイッチング・コストが存在する。しかし、価格比較サイトの普及や、複数旅行会社を比較検討する顧客も多いため、顧客の囲い込み力は限定的。
旅行プラットフォームとしてのネットワーク効果は、競合他社も同様のサービスを提供しており、明確な優位性を築けていない。ユーザー数の増加が直接的なサービス価値向上に繋がる構造ではない。
LCCの活用や海外拠点での仕入れなど、コスト削減努力は行っている。しかし、旅行業界全体が価格競争に晒されており、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。
国内旅行代理店として一定の規模を持ち、仕入れや販売網において効率性を発揮している。海外旅行においても、長年のノウハウとネットワークで一定のシェアを確保しており、規模の経済による優位性は存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
コロナ禍からの回復による旅行需要の急増
インバウンド需要の本格的な回復とそれに伴う収益拡大
新規事業(不動産、エネルギー等)の成長による多角化
弱気シナリオ(モート侵食)
新たな感染症の発生や地政学的リスクによる旅行需要の低迷
円安の進行による海外旅行需要の抑制
OTA(Online Travel Agent)との競争激化による収益性の悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
エイチ・アイ・エスの投資が失敗するには、旅行需要の回復が予想以上に鈍化し、インバウンド需要も期待通りに伸びない状況が続く必要がある。さらに、競合他社、特にオンライン専業のOTAが、より低コストで利便性の高いサービスを提供し、エイチ・アイ・エスの顧客基盤を侵食し続けることが考えられる。また、新規事業への投資が期待通りの収益を生み出せず、本業である旅行事業の不振を補えない状況も、投資の失敗に繋がるだろう。特に、旅行業界特有の外部環境(パンデミック、テロ、自然災害など)による影響が長期化し、経営体力が消耗するシナリオも想定される。
5年後のモート予測
コロナ禍からの回復とインバウンド需要の拡大により、売上・利益ともに大幅な回復が見込まれる。新規事業も軌道に乗り、多角化による収益基盤強化が期待される。
旅行需要は緩やかに回復するものの、OTAとの競争や円安の影響で収益性は限定的。新規事業は一定の貢献をするが、主力の旅行事業の成長は鈍化する。
旅行需要の回復は停滞し、競合激化により収益性が悪化。新規事業も期待されたほどの成果を上げられず、業績は低迷を続ける。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 778億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 14.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.40倍 |
合格数:1/7 部分的合格