青山商事(8219)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 2,402 | 213 | 119 | -153 | 5.0 | 218.1 | — | 58.6 |
| FY2016 | 2,528 | 202 | 116 | 58 | 5.0 | 220.1 | — | 59.0 |
| FY2017 | 2,548 | 206 | 115 | 210 | 5.0 | 224.8 | 165.0 | 57.2 |
| FY2018 | 2,503 | 146 | 57 | 123 | 2.6 | 114.3 | 170.0 | 56.6 |
| FY2019 | 2,177 | 8 | -169 | -161 | -8.5 | -338.4 | 105.0 | 52.1 |
| FY2020 | 1,614 | -144 | -389 | 71 | -23.7 | -781.3 | 50.0 | 48.8 |
| FY2021 | 1,660 | 22 | 14 | 203 | 0.8 | 27.1 | 0.0 | 49.9 |
| FY2022 | 1,835 | 71 | 43 | 198 | 2.5 | 85.9 | 8.0 | 49.5 |
| FY2023 | 1,937 | 119 | 101 | 105 | 5.6 | 202.4 | 26.0 | 52.8 |
| FY2024 | 1,948 | 126 | 94 | 195 | 5.2 | 190.3 | 65.0 | 55.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
「洋服の青山」ブランドは認知度が高いが、競合他社も同様にブランド構築に注力しており、絶対的な優位性は限定的。PB商品開発力やデザイン力も、他社との差別化要因としてはまだ弱い。
スーツやフォーマルウェアは、一度購入したブランドや店舗にリピートする傾向はあるものの、価格やデザインの魅力があれば他社へ乗り換える可能性は十分にある。ロイヤリティプログラムの効果は限定的。
小売業であり、ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
SPA(製造小売業)モデルの進化や、プライベートブランド(PB)の強化、効率的なサプライチェーン管理により、一定のコスト優位性を構築している。特に、大量仕入れによるスケールメリットは強み。
国内紳士服小売業界において、店舗網の広さと売上高でトップクラスの地位を確立。この規模は、仕入れ交渉力や物流効率において競合に対する優位性をもたらしている。
競合との比較優位
強気シナリオ
PB商品ラインナップの拡充と品質向上による顧客基盤の強化
オンライン販売チャネルの強化とOMO(Online Merges with Offline)戦略の推進
紳士服以外のカジュアルウェアやライフスタイル関連商品への多角化成功
弱気シナリオ(モート侵食)
ファストファッションやEC専業ブランドとの競争激化による価格圧力
消費者のファッションニーズの変化(リモートワーク普及によるフォーマル需要の低下など)への対応遅れ
サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰によるコスト増
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
青山商事が競争優位性を失うシナリオは、まず消費者のフォーマルウェアに対するニーズが構造的に低下し、リモートワークの定着やカジュアル化の波が不可逆的となった場合である。次に、競合他社がより迅速かつ効果的にデジタル化を進め、顧客体験を向上させることで、青山商事の持つ店舗網の優位性を無効化した場合。さらに、サプライチェーンの寸断や為替変動により、同社が強みとするコスト優位性が失われ、価格競争で劣勢に立たされる状況も考えられる。これらの要因が複合的に作用し、ブランドイメージの陳腐化と顧客離れが同時に進行すれば、同社の持続的な競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
PB強化とOMO戦略で顧客基盤を拡大し、カジュアル分野への展開も成功。売上・利益ともに堅調に成長し、業界内での地位をさらに強固にする。
既存事業の効率化を進めつつ、オンラインチャネルの強化で一定の成長を維持。しかし、競争激化により大幅な成長は限定的となる。
フォーマル需要の低下と競争激化により、既存店売上が低迷。コスト削減努力も追いつかず、収益性が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 353億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 55.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 91.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 3.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.19倍 |
合格数:4/7 部分的合格