JMホールディングス(3539)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 972 | 43 | 26 | 5 | 13.1 | 109.0 | 10.0 | 54.6 |
| FY2017 | 1,038 | 40 | 27 | -8 | 12.4 | 100.3 | 20.0 | 57.0 |
| FY2018 | 1,083 | 44 | 28 | 38 | 11.6 | 104.1 | 30.0 | 60.9 |
| FY2019 | 1,133 | 46 | 28 | 25 | 10.9 | 105.6 | 20.0 | 58.2 |
| FY2020 | 1,270 | 67 | 37 | 53 | 12.7 | 137.1 | 35.0 | 59.0 |
| FY2021 | 1,298 | 66 | 42 | 22 | 13.1 | 159.3 | 30.0 | 58.2 |
| FY2022 | 1,408 | 67 | 43 | 14 | 11.9 | 159.9 | 35.0 | 60.6 |
| FY2023 | 1,548 | 72 | 44 | 21 | 11.2 | 165.6 | 40.0 | 59.5 |
| FY2024 | 1,723 | 91 | 55 | 43 | 12.5 | 204.9 | 42.0 | 61.1 |
| FY2025 | 1,862 | 100 | 65 | 2 | 14.2 | 252.1 | 46.0 | 62.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:none 持続性:判定中
「肉のハナマサ」という屋号は一定の認知度があるが、強力なブランド力や特許、独占的IPは確認できない。PB商品の開発は行っているが、競合他社も同様の取り組みをしており、差別化要因としては弱い。
生鮮食品中心のスーパーマーケットであり、顧客のスイッチングコストは低い。価格や品揃え、利便性で競合に劣る場合、容易に他店へ流れる可能性がある。
事業モデルは小売業であり、ネットワーク効果は期待できない。顧客が増加しても、それが直接的にサービスの価値向上に繋がる構造ではない。
「肉のハナマサ」は業務用・量り売りといった特徴を持つが、近年はロピアなどの競合による価格競争の激化で、絶対的なコスト優位性を維持することは困難になっている。仕入れや物流の効率化は継続的な課題。
「肉のハナマサ」は特定の地域や顧客層に強みを持つが、業界全体で見ると規模は中程度。ライフコーポレーションやヤオコーといった大手スーパーマーケットと比較すると、規模の経済による優位性は限定的。
競合との比較優位
ライフコーポレーションは、より広範な顧客層をターゲットとし、品質と価格のバランス、店舗の快適性において強みを持つ。JMHDは「肉のハナマサ」の業務用・量り売りというニッチな顧客層に特化しているが、競合の広範なサービスとの差別化が課題。
ヤオコーは、地域密着型の店舗展開と、生鮮食品の品質、惣菜の品揃えに定評がある。JMHDと比較して、よりファミリー層や地域住民にアピールする商品構成と店舗作りを行っている。
バローホールディングスは、スーパーマーケット事業に加え、ドラッグストアやホームセンターなども展開する複合型小売企業。JMHDは生鮮食品スーパーに特化しており、事業ポートフォリオの多様性で劣る。
強気シナリオ
「肉のハナマサ」の業務用・量り売りというニッチな市場での地位を確立し、固定顧客層を維持・拡大できる。
PB商品の開発やプライベートブランドの強化により、粗利率の改善と顧客ロイヤルティの向上を実現する。
M&Aや新規出店により、事業規模を拡大し、効率化を進めることで収益性を改善する。
弱気シナリオ(モート侵食)
ロピアをはじめとする競合他社の積極的な価格戦略や出店攻勢により、既存店売上・利益率がさらに低下する。
生鮮食品の仕入れ価格の高騰や人件費の上昇が、収益を圧迫する。
消費者の嗜好の変化に対応できず、店舗の魅力が低下し、顧客離れが進む。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、JMホールディングスが「肉のハナマサ」の持つニッチな強みを維持・発展させることができない、というシナリオが真でなければならない。具体的には、競合他社がより低価格で高品質な生鮮食品を提供し、顧客の支持を奪うこと。また、同社がコスト構造の改善やPB商品の開発において、競合に対して後塵を拝し、価格競争力や商品力で劣後すること。さらに、消費者のライフスタイルの変化(例:オンライン販売の拡大、簡便調理食品へのシフト)にうまく適応できず、既存のビジネスモデルが陳腐化してしまうことも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、収益性の低下が継続し、株価が低迷する可能性が高い。
5年後のモート予測
「肉のハナマサ」の強みを活かしつつ、PB商品強化や効率化で利益率を改善。競合との差別化を明確にし、安定した収益基盤を維持・成長させる。
価格競争の激化やコスト増により、売上は微増にとどまり、利益率は横ばいか微減。ROEは低水準で推移する。
競合の攻勢により、既存店売上が減少し、利益率が大幅に低下。財務体質も悪化し、株価は低迷する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 339億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 62.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | 11年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 16.4% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.75倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準