三陽商会(8011)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 676 | -84 | -114 | -67 | -22.9 | -90.4 | 4.0 | 61.4 |
| FY2017 | 625 | -19 | -10 | 19 | -2.1 | -81.6 | 40.0 | 64.6 |
| FY2018 | 591 | -22 | -8 | -6 | -1.8 | -65.2 | 40.0 | 61.4 |
| FY2019 | 689 | -29 | -27 | -34 | -6.9 | -219.2 | — | 62.0 |
| FY2020 | 379 | -89 | -50 | 101 | -14.9 | -412.1 | 23.0 | 63.2 |
| FY2021 | 386 | -11 | 7 | -30 | 2.0 | 54.6 | 0.0 | 65.4 |
| FY2022 | 583 | 22 | 22 | 32 | 5.9 | 178.7 | 0.0 | 66.9 |
| FY2023 | 614 | 30 | 28 | 21 | 6.8 | 239.0 | 55.0 | 70.2 |
| FY2024 | 605 | 27 | 40 | 43 | 10.2 | 351.5 | 88.0 | 68.9 |
| FY2025 | 584 | 13 | 41 | 26 | 10.1 | 392.2 | 129.0 | 68.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
三陽商会は「バーバリー」や「ポール・スチュアート」などのライセンスブランドを長年展開し、一定のブランド認知度を確立している。しかし、近年は主力ブランドのライセンス契約終了など、無形資産の維持・強化に課題が見られる。
アパレル製品は、ブランドイメージやデザイン、価格帯などにより顧客の嗜好が分かれる。一度特定のブランドやテイストに愛着を持った顧客が、他社ブランドへ容易に乗り換えるとは考えにくいが、スイッチングコストは限定的。
アパレル小売業であり、ネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。
SPA(製造小売業)モデルを推進しているが、高品質・高価格帯ブランドの展開が多く、コスト競争力で他社を圧倒するほどの優位性は見られない。グローバルな調達網や生産効率化は進めている。
国内アパレル業界においては一定の規模を持つが、グローバルな競争環境や、ファストファッションなど異業態との比較では、規模の経済による圧倒的な優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
自社開発ブランドの育成成功による収益源の多様化
ECチャネルの強化と顧客体験の向上
サステナビリティへの取り組みによるブランドイメージ向上
弱気シナリオ(モート侵食)
主力ブランドの収益性低下と新規ブランド育成の遅延
国内アパレル市場の縮小と競争激化
消費者の嗜好変化への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
三陽商会の投資が失敗するには、まず自社開発ブランドが消費者の支持を得られず、既存ブランドの収益性も低下し続けるシナリオが考えられる。さらに、EC化の遅れや、変化の激しいファッション市場のトレンドに乗り遅れ、デジタル戦略やサステナビリティへの対応も競合他社に劣後することで、ブランド価値そのものが毀損される必要がある。結果として、財務体質が悪化し、再建が困難になる状況が真実となれば、この投資は失敗するだろう。特に、長年培ってきたブランドビジネスのノウハウが活かせず、新たな収益の柱を築けないことが致命的となる。
5年後のモート予測
自社ブランド育成とEC強化が奏功し、既存事業の収益性を維持・向上。新たな顧客層を獲得し、安定的な成長軌道に乗る。
既存ブランドの収益性は維持しつつ、新規ブランド育成は緩やかな進展。EC売上は伸長するが、市場環境の厳しさから成長は限定的。
主力ブランドの競争力低下と新規ブランドの不振が続き、売上・利益ともに減少。EC化の遅れも響き、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 401億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 68.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 5年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 30.0% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.95倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-01 臨時報告書
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)