タカラスタンダード(7981)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,801 | 130 | 89 | -24 | 6.2 | 60.9 | — | 64.0 |
| FY2016 | 1,831 | 123 | 87 | 68 | 5.8 | 119.2 | — | 64.1 |
| FY2017 | 1,884 | 123 | 85 | 270 | 5.4 | 115.6 | — | 65.4 |
| FY2018 | 1,933 | 118 | 83 | 89 | 5.1 | 113.8 | 31.0 | 65.2 |
| FY2019 | 2,015 | 126 | 86 | 120 | 5.2 | 118.2 | 32.0 | 65.0 |
| FY2020 | 1,922 | 110 | 76 | 26 | 4.3 | 103.8 | 34.0 | 67.8 |
| FY2021 | 2,116 | 144 | 109 | 166 | 6.0 | 149.1 | 34.0 | 65.5 |
| FY2022 | 2,274 | 109 | 84 | 12 | 4.6 | 117.8 | 52.0 | 64.9 |
| FY2023 | 2,347 | 124 | 95 | -130 | 5.1 | 137.3 | 52.0 | 69.7 |
| FY2024 | 2,434 | 156 | 111 | 149 | 5.7 | 163.2 | 54.0 | 70.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
タカラスタンダードは、長年培ってきた「タカラスタンダード」ブランドの信頼性や、水回り製品(キッチン、バス、洗面所、トイレ)におけるデザイン性・機能性への評価がある。特にホーロー素材のキッチンパネルなどは、独自性のある無形資産と言えるが、特許による独占性は限定的。
住宅設備機器は、一度設置すると交換に手間や費用がかかるため、一定のスイッチング・コストが発生する。特にリフォームや新築においては、施主やハウスメーカーの指定により、特定のメーカー製品が選ばれる傾向がある。しかし、価格やデザインで競合に流れる可能性も否定できない。
タカラスタンダードの事業には、ユーザーが増えることで製品やサービスの価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に見られない。
製造効率の改善や仕入れ努力によるコスト削減は行われていると考えられるが、業界全体で価格競争が激しく、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。特に、競合他社も同様の努力を行っているため、際立った優位性はない。
住宅設備機器業界は、大手メーカーが複数存在するものの、タカラスタンダードは国内有数のメーカーであり、一定の生産規模と販売網を有している。これにより、効率的な生産・販売体制を構築し、業界内で一定の地位を確保している。
競合との比較優位
強気シナリオ
住宅リフォーム市場の拡大による需要増加
高付加価値製品(デザイン性、機能性)へのシフトによる収益性向上
海外市場での販売拡大の可能性
弱気シナリオ(モート侵食)
住宅着工数の減少による需要の低迷
競合他社との価格競争の激化
新素材や技術革新への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
タカラスタンダードの投資が失敗するには、まず住宅設備機器市場全体が構造的に縮小し、リフォーム需要も低迷することが必要である。また、同社が長年培ってきたブランド力や製品の独自性が、競合他社の模倣や、より革新的な技術・デザインの登場によって陳腐化し、スイッチング・コストの優位性が失われる必要がある。さらに、グローバルな大手競合が日本市場に本格参入し、価格や技術力で圧倒的な差を見せつけ、タカラスタンダードの国内シェアが大きく侵食されるシナリオも考えられる。加えて、同社がコスト競争力やイノベーションで後れを取り、単なる「古いメーカー」として認識されるようになれば、持続的な競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
リフォーム需要の拡大と高付加価値製品の販売増により、売上・利益ともに堅調に成長。海外展開も進み、収益基盤が強化される。
住宅市場の変動に影響を受けつつも、既存顧客基盤とブランド力を活かし、安定した業績を維持。緩やかな成長が見込まれる。
住宅市場の低迷と激しい価格競争により、売上・利益ともに減少。ブランド力も低下し、市場シェアを失うリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,944億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 68.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 25.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.96倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-08-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-25 臨時報告書
- 2026-06-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-26 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)