三菱鉛筆(7976)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 647 | 99 | 62 | 33 | 7.8 | 215.0 | 40.0 | 74.5 |
| FY2017 | 672 | 118 | 83 | 32 | 9.3 | 144.7 | — | 72.3 |
| FY2018 | 625 | 89 | 58 | -8 | 6.5 | 100.3 | 29.0 | 74.4 |
| FY2019 | 620 | 72 | 44 | 66 | 4.9 | 77.8 | 30.0 | 75.2 |
| FY2020 | 552 | 55 | 38 | 2 | 4.1 | 67.6 | 31.0 | 78.4 |
| FY2021 | 619 | 75 | 57 | 44 | 5.8 | 101.0 | 32.0 | 77.5 |
| FY2022 | 690 | 92 | 70 | 56 | 6.6 | 125.7 | 35.0 | 78.8 |
| FY2023 | 748 | 119 | 102 | 117 | 8.7 | 186.8 | 40.0 | 78.5 |
| FY2024 | 888 | 122 | 113 | -214 | 8.6 | 204.8 | 46.0 | 72.6 |
| FY2025 | 898 | 97 | 62 | -55 | 4.4 | 114.3 | 52.0 | 75.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
三菱鉛筆は「ユニ」「ジェットストリーム」といった強力なブランド力を有し、特に「ジェットストリーム」は油性ボールペン市場で高い認知度とシェアを誇る。長年の研究開発による書き味の良さやインク技術は、模倣困難な無形資産と言える。
筆記具は比較的安価であり、消費者が特定のブランドに強いこだわりを持つケースは限定的。ただし、長年愛用してきたブランドや書き心地に慣れたユーザーは、他社製品への乗り換えに抵抗を感じる可能性がある。
筆記具の利用は個人単位であり、ユーザーが増えることで製品価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。
長年の生産ノウハウや効率化により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、原材料価格の変動や人件費の上昇リスクは存在する。
筆記具業界において、三菱鉛筆はグローバルでも主要なプレイヤーの一つであり、一定の生産規模と販売網を有している。これにより、効率的な生産と流通が可能となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
「ジェットストリーム」ブランドのさらなる拡大と高付加価値製品の開発
海外市場におけるブランド認知度向上と販売チャネル強化
文具以外の領域へのブランド活用や新規事業展開
弱気シナリオ(モート侵食)
デジタル化の進展による筆記具需要の長期的な減少
競合他社による低価格帯製品や革新的な新製品の登場
原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱による収益性悪化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
三菱鉛筆の投資が失敗するには、まず「ジェットストリーム」をはじめとする主要ブランドの価値が急速に失われる必要がある。これは、競合他社がより優れた書き心地や機能を持つ代替品を、より低価格で、かつ効果的なマーケティング戦略と共に市場に投入した場合に起こりうる。また、デジタル化の波が予想以上に早く、筆記具の必要性を根本から覆すような代替技術(例:高精度な手書き認識デバイスの普及)が登場することも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの寸断や、主要原材料(インク、プラスチック等)の価格が持続的に高騰し、三菱鉛筆のコスト構造を破壊し、価格転嫁も困難になるシナリオも考えられる。これらの要因が複合的に作用することで、同社の競争優位性は失われ、収益性が悪化するだろう。
5年後のモート予測
「ジェットストリーム」ブランドのグローバル展開加速と高付加価値化が進み、海外売上比率が上昇。新規事業も軌道に乗り、売上・利益ともに安定的に成長する。
国内市場でのブランド力維持と、海外市場での緩やかな成長が続く。新製品投入やコスト効率化により、現状維持に近い収益性を確保する。
デジタル化の進展や競合激化により国内需要が減退。海外展開も伸び悩み、価格競争に巻き込まれ、収益性が低下する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,396億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -3.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 22.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.00倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)