東京精密(7729)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 778 | 137 | 99 | 93 | 11.4 | 239.3 | — | 75.5 |
| FY2017 | 882 | 173 | 127 | 63 | 12.8 | 306.4 | 72.0 | 74.0 |
| FY2018 | 1,015 | 202 | 147 | -10 | 13.7 | 352.9 | 92.0 | 67.3 |
| FY2019 | 879 | 123 | 72 | -2 | 6.5 | 171.9 | 125.0 | 73.9 |
| FY2020 | 971 | 156 | 122 | 169 | 10.4 | 293.8 | 76.0 | 71.4 |
| FY2021 | 1,333 | 286 | 214 | 150 | 16.4 | 525.3 | 104.0 | 68.1 |
| FY2022 | 1,468 | 345 | 236 | -74 | 16.2 | 581.3 | 185.0 | 69.0 |
| FY2023 | 1,347 | 253 | 194 | -57 | 12.2 | 480.5 | 235.0 | 69.4 |
| FY2024 | 1,505 | 297 | 256 | 314 | 14.6 | 633.8 | 192.0 | 73.2 |
| FY2025 | — | — | — | — | — | — | 253.0 | — |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
東京精密は半導体製造装置向け精密部品で一定の評価を得ているが、特定の強力なブランドや特許による独占的な地位は限定的。技術革新への依存度が高く、無形資産による明確な競争優位性はまだ確立されていない。
半導体製造装置向け精密部品は、顧客である半導体メーカーにとって、サプライヤー変更に伴う品質検証や生産ライン調整に多大なコストと時間を要する。一度採用された部品のスイッチングは容易ではない。
同社の事業は、直接的なネットワーク効果を生み出すプラットフォーム型ビジネスではない。製品の価値は個々の性能や品質に依存し、ユーザー数の増加が製品価値を直接高める構造ではない。
精密部品製造には高度な技術と設備投資が必要であり、コスト競争力で圧倒的な優位性を築くのは難しい。一定の生産効率は追求しているものの、構造的なコスト優位性は限定的。
半導体製造装置向け精密部品市場は高度な技術力が求められるニッチ市場であり、東京精密は主要プレイヤーの一つとして一定のシェアを確保している。市場規模に対して最適化された少数寡占の一角を担っている。
競合との比較優位
強気シナリオ
半導体市場の長期的な成長トレンドに乗る
高精度・高品質な部品供給能力を維持・強化
新規顧客や新規用途への展開成功
弱気シナリオ(モート侵食)
半導体市場の周期的な低迷
競合他社による技術的キャッチアップや低価格攻勢
主要顧客の生産戦略変更や内製化の動き
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東京精密の投資が失敗するには、半導体製造装置市場の成長が鈍化し、同社が技術革新の波に乗れず、競合他社がより低コストで同等以上の品質の製品を供給できるようになる必要がある。特に、主要顧客がサプライヤーの多様化を進め、東京精密の部品への依存度を低下させるシナリオが考えられる。また、同社が注力する分野で、より革新的な技術を持つ新興企業が出現し、既存のスイッチング・コストの壁を乗り越えるほどの破壊的なイノベーションを起こす可能性も無視できない。さらに、地政学リスクによるサプライチェーンの分断や、主要顧客の業績悪化が直接的に同社に波及することも、投資の失敗要因となりうる。
5年後のモート予測
半導体市場の旺盛な需要と技術進化を背景に、高付加価値部品の供給を拡大。新規分野への展開も成功し、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。
半導体市場の変動に影響を受けつつも、既存顧客との関係を維持し、安定した部品供給を継続。緩やかな成長を維持する。
半導体市場の長期的な停滞や、競合の台頭により、シェアを失う。技術革新への対応遅れやコスト競争力の低下により、業績が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 6,681億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 73.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 6.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 26.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.84倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書