島津製作所(7701)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 3,422 | 357 | 239 | 192 | 10.9 | 81.1 | — | 62.8 |
| FY2016 | 3,425 | 371 | 265 | 173 | 11.0 | 89.8 | — | 64.3 |
| FY2017 | 3,765 | 428 | 298 | 301 | 11.1 | 101.3 | 20.0 | 63.8 |
| FY2018 | 3,912 | 445 | 325 | 66 | 11.3 | 110.4 | 24.0 | 65.9 |
| FY2019 | 3,854 | 418 | 318 | 234 | 10.5 | 107.8 | 28.0 | 69.2 |
| FY2020 | 3,935 | 497 | 361 | 499 | 10.8 | 122.5 | 30.0 | 67.4 |
| FY2021 | 4,282 | 638 | 473 | 573 | 12.4 | 160.5 | 34.0 | 68.0 |
| FY2022 | 4,822 | 682 | 520 | 138 | 12.3 | 176.6 | 48.0 | 68.4 |
| FY2023 | 5,119 | 728 | 570 | 141 | 11.6 | 193.5 | 54.0 | 73.1 |
| FY2024 | 5,390 | 717 | 538 | 288 | 10.8 | 183.6 | 60.0 | 74.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
島津製作所は、分析計測機器、医用機器、航空機器、産業機器の分野で長年の実績と高い技術力を有する。特に、質量分析計やクロマトグラフィーなどの分析計測機器分野では、世界的に認知されたブランド力と特許技術が競争優位の源泉となっている。これらの分野での研究開発投資と技術蓄積は、新規参入障壁を形成している。
島津製作所の分析計測機器や医用機器は、導入に高額な初期投資が必要であり、かつオペレーターの習熟度や既存のデータ管理システムとの連携が重要となる。そのため、顧客が競合他社製品へ切り替える際には、再教育コスト、システム再構築、データ移行などの多大なスイッチングコストが発生する可能性がある。
島津製作所の事業モデルは、製品の利用者が増えることでその製品自体の価値が向上するようなネットワーク効果は直接的には見られない。個々の機器の性能や信頼性が重視されるビジネスモデルである。
精密機器製造においては、高度な品質管理と生産技術が求められるため、構造的なコスト優位性を確立することは難しい。島津製作所は効率的な生産体制を追求しているが、競合他社も同様の努力をしており、顕著なコスト優位性を示す要素は限定的である。
島津製作所は、分析計測機器や医用機器の分野でグローバルに事業を展開しており、一定の市場シェアを確保している。特に、特定のニッチ市場においては、規模の経済を活かした効率的な生産・販売体制が競争力に寄与していると考えられる。しかし、業界全体で見ると、多数の競合が存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
ライフサイエンス分野における研究開発投資の加速と新製品投入
医用機器分野でのグローバル市場シェアの拡大
デジタル技術を活用したサービス事業の成長
弱気シナリオ(モート侵食)
主要市場における景気後退リスク
新興国メーカーの台頭による価格競争の激化
為替変動リスクの影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
島津製作所の競争優位性が失われるシナリオを考える。まず、長年培ってきたブランド力や技術的優位性が、急速な技術革新や競合他社のキャッチアップによって陳腐化する可能性。例えば、AIやデジタル技術の進化が、既存の分析手法を根本から覆すようなブレークスルーを生み出し、島津製作所のコア技術が時代遅れとなるケース。次に、スイッチングコストの低下。顧客が既存システムに縛られずに、より安価で高性能な競合製品へ容易に移行できるようになる技術やプラットフォームが登場した場合、顧客基盤が揺らぐ。さらに、グローバルサプライチェーンの混乱や地政学的リスクの高まりが、高品質な製品を安定供給する能力を損ない、信頼性を低下させることも考えられる。これらの要因が複合的に作用すれば、現在の競争優位性は大きく損なわれるだろう。
5年後のモート予測
ライフサイエンス・ヘルスケア分野の成長を取り込み、高付加価値製品・サービスで売上・利益ともに堅調に成長。特に新興国市場でのシェア拡大が寄与する。
既存事業の安定成長に加え、新規事業分野での緩やかな成長が見込まれる。為替変動や一部市場の景気変動の影響を受ける可能性。
技術革新への対応遅れや価格競争の激化により、主要製品の市場シェアが低下。新興国市場での苦戦や円高進行が業績を圧迫する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 10,272億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 74.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 4.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 19.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.03倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書