シチズン時計(7762)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 3,483 | 305 | 132 | 53 | 5.6 | 41.3 | — | 56.0 |
| FY2016 | 3,126 | 215 | 166 | 49 | 6.7 | 52.1 | — | 60.5 |
| FY2017 | 3,200 | 249 | 193 | 247 | 7.3 | 60.7 | 17.0 | 61.6 |
| FY2018 | 3,217 | 224 | 134 | 0 | 5.0 | 42.0 | 22.0 | 62.2 |
| FY2019 | 2,785 | 61 | -167 | 18 | -7.2 | -53.1 | 20.0 | 60.0 |
| FY2020 | 2,066 | -96 | -252 | -1 | -11.8 | -80.5 | 12.0 | 55.8 |
| FY2021 | 2,814 | 223 | 221 | 251 | 9.3 | 71.4 | 5.0 | 58.1 |
| FY2022 | 3,014 | 237 | 218 | 31 | 9.4 | 75.3 | 18.0 | 57.5 |
| FY2023 | 3,128 | 251 | 230 | 219 | 9.0 | 93.6 | 34.0 | 59.6 |
| FY2024 | 3,169 | 206 | 239 | 257 | 9.0 | 97.9 | 40.0 | 61.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
シチズンブランドは一定の知名度を持つが、高級時計市場におけるロレックスやオメガのような圧倒的なブランド力や、セイコーのような技術的優位性は限定的。特許やIPによる明確な競争優位性も示されていない。
スマートウォッチへの移行が進む中で、従来の機械式・クォーツ時計からの乗り換えコストは低い。ただし、特定のモデルやコレクションに対する愛着を持つ顧客層は存在する可能性がある。
時計事業において、ユーザー数の増加が製品価値を直接高めるネットワーク効果は基本的に存在しない。
大量生産によるスケールメリットはある程度期待できるが、スイス高級時計メーカーや、低価格帯で競争する海外メーカーと比較した場合、圧倒的なコスト優位性を持つとは言えない。生産効率の改善努力は継続している。
時計業界において、シチズンは主要プレイヤーの一つであり、一定の生産・販売規模を持つ。しかし、業界全体で見ると寡占度はそれほど高くなく、多数の競合が存在する。グローバルな販売網は強み。
競合との比較優位
強気シナリオ
スマートウォッチ市場での新たな技術開発と製品投入
高付加価値モデル(特に機械式時計)のラインナップ強化とブランドイメージ向上
新興国市場での販売網拡大とシェア獲得
弱気シナリオ(モート侵食)
スマートウォッチ市場でのAppleやSamsungとの競争激化
高級時計市場でのスイスブランドとのブランド力・技術力格差拡大
為替変動リスクや原材料価格高騰による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
シチズン時計の投資が失敗するには、同社が長年培ってきた時計製造における技術力や品質管理能力が、急速に変化する市場ニーズ(特にスマートウォッチへのシフト)に対応できず、陳腐化してしまうシナリオが考えられる。具体的には、スマートウォッチ分野でのソフトウェア開発力やエコシステム構築で競合に大きく後れを取り、従来の時計事業もブランド力やデザイン性で差別化できず、価格競争に巻き込まれる。また、サプライチェーンの脆弱性が露呈し、部品調達難やコスト増が継続的に発生し、収益性を悪化させることも考えられる。これらの要因が複合的に作用し、同社の競争優位性が失われ、市場での存在感が低下していくことが、投資失敗の条件となるだろう。
5年後のモート予測
スマートウォッチ事業の成長と高付加価値モデルの成功により、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。グローバル市場でのブランド認知度向上も寄与する。
スマートウォッチと従来型時計の二極化に対応しつつ、既存事業の効率化を進める。緩やかな売上・利益成長に留まる。
スマートウォッチ市場での競争敗退と、従来型時計事業の成長鈍化により、売上・利益ともに減少。ブランドイメージの低下も懸念される。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 5,501億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 61.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 11.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 23.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.15倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書