たけびし(7510)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 713 | 25 | 18 | 3 | 7.8 | 123.6 | — | 53.7 |
| FY2017 | 771 | 33 | 23 | 33 | 9.1 | 159.4 | 35.0 | 52.4 |
| FY2018 | 834 | 38 | 26 | -10 | 9.4 | 174.6 | 40.0 | 61.8 |
| FY2019 | 743 | 25 | 16 | 32 | 5.8 | 110.9 | 48.0 | 64.6 |
| FY2020 | 636 | 21 | 13 | 22 | 4.5 | 91.4 | 48.0 | 60.7 |
| FY2021 | 816 | 30 | 21 | -47 | 6.3 | 137.0 | 38.0 | 56.1 |
| FY2022 | 974 | 39 | 27 | -9 | 7.7 | 171.6 | 52.0 | 55.6 |
| FY2023 | 1,014 | 37 | 25 | 60 | 6.4 | 156.6 | 56.0 | 60.0 |
| FY2024 | 1,010 | 34 | 27 | 17 | 6.5 | 166.2 | 62.0 | 64.1 |
| FY2025 | 1,099 | 41 | 30 | 12 | 6.7 | 184.6 | 62.0 | 68.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
たけびしは長年にわたり培ってきた「たけびし」ブランドと、顧客との信頼関係が一定の無形資産となっている。特に、特定の産業分野における長年の実績と専門知識は、新規参入者にとって容易に模倣できない要素となりうる。しかし、特許や規制ライセンスのような明確な独占的IPは確認できない。
同社は、FA(ファクトリーオートメーション)機器や産業用IoT関連製品の専門商社として、顧客の生産ラインやシステムに深く関与している。一度構築されたサプライチェーンや、同社が提供するソリューションへの依存度が高い場合、顧客が他社へ乗り換える際のシステム変更コストやリスクは無視できない。特に、カスタマイズされたソリューションや、長年の取引で培われた技術サポートは、スイッチング・コストを高める要因となる。
同社のビジネスモデルは、特定のサプライヤーから製品を仕入れ、顧客に販売するという、比較的直線的な流通構造に基づいている。そのため、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるようなネットワーク効果は、現時点では確認できない。
卸売業という性質上、規模の経済によるコスト優位性は限定的である。同社は効率的な物流網や仕入れ交渉力によって一定のコスト競争力を維持していると考えられるが、構造的に他社よりも圧倒的に安価に製品を提供できるほどの顕著なコスト優位性は見られない。
FA機器・産業用IoT分野に特化し、国内有数の専門商社としての地位を確立している。特定のニッチ市場において、一定のシェアと影響力を持つことで、サプライヤーとの交渉力や顧客への提案力を維持している。この規模は、業界内での競争において一定の優位性をもたらしていると考えられる。
競合との比較優位
強気シナリオ
FA・IoT市場の拡大に伴う需要増加
高付加価値ソリューション提供能力の向上
M&Aによる事業領域拡大の可能性
弱気シナリオ(モート侵食)
大手総合商社やメーカー直販との競争激化
技術革新への対応遅れによる陳腐化リスク
主要顧客の業績悪化による影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
たけびしの持続的競争優位性が失われるシナリオは、まず、顧客が同社に依存する度合いが低下することである。これは、より安価で代替可能な製品やサービスを提供する競合が出現するか、あるいは顧客自身が内製化を進めることで起こりうる。また、同社が強みとするFA・IoT分野において、技術革新のスピードに追随できず、提供するソリューションが陳腐化することも考えられる。さらに、主要なサプライヤーとの関係が悪化し、仕入れルートが断たれる、あるいは仕入れ条件が悪化することも、同社の競争力を大きく損なう要因となるだろう。最終的には、これらの要因が複合的に作用し、顧客が容易に他社へ乗り換えられる状況が生まれることで、同社の優位性は崩壊する。
5年後のモート予測
FA・IoT市場の成長を追い風に、高付加価値ソリューションの提供を強化。M&Aも活用し、事業領域を拡大。安定した顧客基盤と専門性を活かし、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。
FA・IoT市場の緩やかな成長を享受しつつ、既存事業の効率化を進める。競合との競争は激化するものの、スイッチング・コストと専門性を武器に、一定のシェアを維持。安定的な収益基盤を確保する。
技術革新への対応遅れや、大手競合との価格競争により、シェアを徐々に失う。主要顧客の業績悪化も重なり、売上・利益ともに低迷。事業の再構築を迫られる可能性も。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 354億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 68.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 2.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.80倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-29 臨時報告書