アズワン(7476)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 536 | 58 | 39 | 31 | 8.0 | 202.4 | — | 69.8 |
| FY2016 | 559 | 61 | 42 | 28 | 8.4 | 220.9 | — | 70.6 |
| FY2017 | 610 | 66 | 47 | 64 | 8.9 | 249.1 | 110.0 | 66.7 |
| FY2018 | 667 | 76 | 53 | 53 | 9.9 | 282.0 | 125.0 | 67.5 |
| FY2019 | 704 | 86 | 60 | 29 | 10.6 | 319.6 | 141.0 | 69.2 |
| FY2020 | 816 | 99 | 60 | 33 | 9.5 | 320.6 | 160.0 | 66.5 |
| FY2021 | 870 | 93 | 72 | 94 | 10.9 | 192.7 | 161.0 | 68.7 |
| FY2022 | 914 | 114 | 81 | 66 | 12.7 | 218.9 | 167.0 | 65.5 |
| FY2023 | 955 | 104 | 75 | 46 | 11.6 | 103.7 | 111.0 | 67.3 |
| FY2024 | 1,038 | 116 | 82 | 102 | 12.3 | 114.9 | 112.0 | 66.5 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
アズワンは特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという明確な証拠はない。事業内容は医療用機器・試薬等の専門商社であり、個別の製品ブランドよりも品揃えやサービスが競争力の源泉となっている可能性が高い。
医療機関や研究機関は、特定のサプライヤーとの取引に慣れており、機器や試薬の切り替えには、仕様確認、調達プロセスの変更、担当者のトレーニングなどの手間が生じる可能性がある。しかし、代替品が多数存在するため、スイッチング・コストは限定的と考えられる。
アズワンのビジネスモデルは、ユーザー数の増加がサービス価値を直接的に向上させるネットワーク効果を生む構造ではない。プラットフォーム型ビジネスではなく、BtoBの卸売業としての性格が強い。
専門商社として、長年の取引で培われた仕入れルートや効率的な物流網を持っている可能性はある。しかし、競合他社も同様の努力をしていると考えられ、構造的なコスト優位性を確立しているとは断定しにくい。規模の経済による効率化の余地は限定的。
医療用機器・試薬の専門商社として、幅広い品揃えと全国的な販売網を有しており、一定の規模の経済が働いていると考えられる。多くのメーカーと取引し、多様な顧客ニーズに応えることで、業界内で確固たる地位を築いている。この規模が、新規参入障壁の一部となっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
医療・研究分野の成長に伴う需要拡大
品揃えの拡充とサプライヤーネットワークの強化
DX推進による業務効率化と顧客サービス向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格競争の激化
特定のメーカーとの取引関係の悪化
医療・研究分野における技術革新への対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アズワンの投資が失敗するには、まずその「規模の経済」が崩壊する必要がある。具体的には、競合他社がより効率的なサプライチェーンや物流網を構築し、アズワンの品揃えや納品スピードで対抗、あるいは凌駕するようになるケースだ。また、アズワンが長年培ってきたメーカーとの関係性が、より強力な販売網を持つ新規参入者や既存大手によって切り崩されることも考えられる。さらに、顧客である医療機関や研究機関が、自社での直接調達や、より小規模でニッチな専門商社への分散を進め、アズワンの取引シェアが低下することも、規模の経済の優位性を損なう要因となるだろう。これらの要因が複合的に作用し、アズワンの市場での存在感が希薄化すれば、投資は失敗に終わる。
5年後のモート予測
医療・研究分野の堅調な成長と、アズワンの広範な品揃え・物流網が強みとなり、売上・利益ともに安定的に成長。新規分野への展開も成功し、市場シェアを維持・拡大する。
市場の成長に沿った緩やかな売上増加が見込まれる。コスト管理を徹底し、利益率は現状維持。大きな成長ドライバーは見られないが、安定した事業基盤を維持する。
競合激化による価格圧力や、特定分野での需要減速により、売上・利益ともに伸び悩む。DX投資の遅れや、サプライヤーとの関係悪化が業績の重石となる可能性。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,448億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.5% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -15.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.6倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.17倍 |
合格数:3/7 部分的合格