日本紙パルプ商事(8032)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 5,066 | 64 | 34 | 51 | 4.4 | 24.4 | — | 24.3 |
| FY2016 | 4,907 | 83 | 54 | 166 | 6.6 | 39.3 | — | 26.4 |
| FY2017 | 5,215 | 101 | 62 | -46 | 6.6 | 429.2 | 10.0 | 25.7 |
| FY2018 | 5,355 | 108 | 39 | -7 | 4.1 | 274.7 | — | 24.8 |
| FY2019 | 5,348 | 109 | 51 | 92 | 5.8 | 365.0 | 110.0 | 23.5 |
| FY2020 | 4,629 | 89 | 36 | 239 | 4.1 | 266.9 | 110.0 | 25.9 |
| FY2021 | 4,448 | 141 | 115 | 99 | 11.5 | 839.5 | 110.0 | 27.4 |
| FY2022 | 5,453 | 203 | 254 | 240 | 19.8 | 1,851.0 | 115.0 | 30.7 |
| FY2023 | 5,342 | 174 | 104 | 180 | 7.5 | 788.6 | 120.0 | 34.2 |
| FY2024 | 5,545 | 151 | 76 | 98 | 5.2 | 61.4 | 130.0 | 34.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
長年の業歴と業界内での信頼関係は無形資産となりうるが、特定のブランド力や特許、規制ライセンスによる明確な独占性は見られない。一部のプライベートブランドや独自サービスが差別化要因となる可能性はある。
顧客は複数のサプライヤーから調達することが一般的であり、取引先変更のハードルはそれほど高くない。しかし、長年の取引で培われた信頼関係や、特定のニーズに合わせたカスタマイズされたサービス提供により、一定のスイッチングコストは存在する。
卸売業であり、プラットフォームビジネスのようなネットワーク効果は基本的に働かない。顧客やサプライヤーが増加しても、それが直接的なサービス価値の向上に繋がる構造ではない。
規模の経済による効率化や、長年のサプライヤーとの関係による仕入れコストの優位性は考えられる。しかし、業界全体として価格競争も激しく、絶対的なコスト優位性を築くことは難しい。
紙・パルプ関連の卸売業において、国内有数の規模を持つ企業の一つであり、一定の市場シェアを有している。この規模により、サプライヤーからの仕入れや物流において効率性を発揮できる可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
紙・パルプ市場における安定した需要の継続
M&Aや事業再編による市場シェアの拡大
高付加価値商材や新規事業分野への展開成功
弱気シナリオ(モート侵食)
デジタル化の進展による紙需要の長期的な減少
競合他社との激しい価格競争による収益性の悪化
主要サプライヤーとの関係悪化や代替材料の台頭
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、紙・パルプ市場が予想以上に急速に縮小し、デジタル化の波が卸売業のビジネスモデルを根底から覆す必要がある。また、同社が規模の経済を維持できず、競合他社がより効率的なサプライチェーンや低コストでの調達網を構築し、価格競争で圧倒的な優位に立つシナリオも考えられる。さらに、同社が新規事業や高付加価値分野への転換に失敗し、既存事業の収益性が低下し続けることも、投資の失敗に繋がるだろう。サプライヤーとの関係が弱まり、代替材料が普及することで、同社の調達力や販売力が低下することもリスクとなる。
5年後のモート予測
紙・パルプ需要の底堅さと、M&A等によるシェア拡大、高付加価値商材へのシフトにより、緩やかな成長と収益性維持が期待される。
市場環境の変化に対応しつつ、既存事業の効率化と新規分野への限定的な展開により、現状維持に近い業績推移となる。
デジタル化による紙需要の減少と価格競争の激化により、収益性が悪化し、事業規模の縮小を余儀なくされる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,502億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 34.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -58.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 19.8倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.12倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-26 臨時報告書
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-13 臨時報告書