山善(8051)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 4,478 | 133 | 92 | 120 | 13.6 | 98.0 | — | 32.3 |
| FY2016 | 4,477 | 131 | 85 | 80 | 11.3 | 90.8 | — | 34.4 |
| FY2017 | 4,980 | 154 | 102 | 102 | 12.1 | 107.8 | 30.0 | 34.2 |
| FY2018 | 5,264 | 180 | 122 | 83 | 13.1 | 128.8 | 32.5 | 37.8 |
| FY2019 | 4,722 | 121 | 81 | 115 | 8.5 | 85.6 | 36.0 | 41.3 |
| FY2020 | 4,347 | 112 | 76 | 97 | 7.0 | 80.3 | 30.0 | 43.6 |
| FY2021 | 5,019 | 171 | 120 | 43 | 10.6 | 133.7 | 20.0 | 39.9 |
| FY2022 | 5,273 | 166 | 125 | 45 | 10.1 | 141.0 | 35.0 | 42.6 |
| FY2023 | 5,069 | 99 | 65 | 102 | 4.9 | 73.0 | 40.0 | 44.6 |
| FY2024 | 5,161 | 95 | 78 | -27 | 6.1 | 90.6 | 50.0 | 43.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
山善は特定の強力なブランドや特許を前面に出しているわけではない。ただし、長年の事業活動で培われた「モノづくり」への深い理解と、サプライヤー・顧客双方からの信頼は、一定の無形資産として機能している可能性がある。しかし、定量的な評価は難しい。
顧客は特定のサプライヤーに依存する傾向があるが、山善が提供する多種多様な製品群(機械、工具、住宅設備など)は、顧客が他の卸売業者へ乗り換える際のスイッチング・コストを限定的にしている。特定の専門分野では高いスイッチング・コストが生まれる可能性もある。
山善のビジネスモデルは、直接的なネットワーク効果を生み出すものではない。プラットフォーム型ビジネスとは異なり、ユーザー数の増加が直接的にサービス価値を高める構造ではない。
長年の実績と規模を活かした仕入れ交渉力、効率的な物流網の構築により、競合他社に対して一定のコスト優位性を有していると考えられる。特に、多品種少量から大量生産まで対応できる調達・供給能力が強み。
日本の機械工具卸売業界において、山善はトップクラスの売上高と取扱品目数を誇る。この規模は、サプライヤーとの強力な関係構築や、顧客への幅広い品揃え提供を可能にし、効率的な事業運営に寄る。業界内での寡占的な地位を築いている。
競合との比較優位
強気シナリオ
M&Aによる事業領域拡大とシナジー効果の創出
DX推進によるサプライチェーン効率化と新たな付加価値提供
海外事業の成長加速による収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
国内景気低迷による需要の減少
インターネット販売の台頭による中間流通マージンの圧縮
主要サプライヤーとの関係悪化や代替サプライヤーの出現
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
山善の投資が失敗するには、その強みである「規模の経済」と「コスト優位性」が根本から覆される必要がある。具体的には、デジタルプラットフォームの普及により、従来の卸売業の役割が不要になるか、あるいは大幅に縮小されるシナリオが考えられる。例えば、メーカーが直接エンドユーザーに販売するチャネルを確立し、山善のような中間流通業者の必要性が低下する、あるいは、競合他社がより革新的な物流・調達システムを導入し、山善のコスト構造を凌駕するケースである。また、グローバルなサプライヤーが日本市場に直接参入し、価格競争を激化させることも、山善の優位性を損なう要因となり得る。さらに、顧客が調達先を多様化し、山善への依存度を低下させる動きも、その地位を脅かすだろう。
5年後のモート予測
DXによる効率化とM&Aによる成長で、取扱高・利益ともに着実に増加。海外事業も拡大し、安定的な収益成長を達成する。
国内景気の影響を受けつつも、既存事業の効率化と新規事業の緩やかな成長により、堅調な業績を維持する。
デジタル化の波に乗り遅れ、価格競争に巻き込まれる。国内需要の低迷も重なり、業績は停滞または縮小する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,502億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 43.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -12.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 19.1倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.17倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-08 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-25 臨時報告書
- 2026-06-03 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-11 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)