イエローハット(9882)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,298 | 69 | 56 | 33 | 8.2 | 242.1 | — | 72.4 |
| FY2017 | 1,379 | 96 | 68 | 52 | 9.3 | 296.7 | 60.0 | 73.0 |
| FY2018 | 1,392 | 96 | 73 | 73 | 9.3 | 159.0 | 66.0 | 74.8 |
| FY2019 | 1,410 | 101 | 73 | -31 | 8.7 | 159.1 | 72.0 | 76.9 |
| FY2020 | 1,470 | 130 | 85 | 83 | 9.4 | 185.3 | 46.0 | 76.7 |
| FY2021 | 1,480 | 141 | 97 | 1 | 9.8 | 209.3 | 54.0 | 77.6 |
| FY2022 | 1,472 | 153 | 107 | 2 | 10.0 | 231.0 | 58.0 | 78.1 |
| FY2023 | 1,466 | 145 | 103 | 2 | 8.8 | 222.0 | 62.0 | 80.8 |
| FY2024 | 1,541 | 155 | 113 | -5 | 9.3 | 123.6 | 66.0 | 64.9 |
| FY2025 | 1,713 | 151 | 120 | 15 | 9.7 | 137.9 | 100.0 | 59.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
イエローハットのブランド認知度は高く、長年の歴史と全国的な店舗網が信頼性を支えている。しかし、特許や独自のIPによる明確な優位性は限定的。
カー用品の購入は、特定のブランドや機能へのこだわりがない場合、価格や利便性で乗り換えが発生しやすい。ただし、リピート顧客向けの会員プログラムや整備サービスは一定の囲い込み効果を持つ。
ネットワーク効果はほとんど見られない。プラットフォームとしての価値向上にユーザー数の増加が直接寄与するビジネスモデルではない。
PB商品の展開や仕入れ努力により一定のコスト競争力はあるが、業界全体で価格競争が激しく、圧倒的なコスト優位を確立しているとは言えない。
全国に多数の店舗を展開する規模は、仕入れや物流における効率性を生み出す。業界内での一定のシェアを確保しており、規模の経済が働く余地がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
カーライフサポート全般へのサービス拡充による顧客単価向上
PB商品開発力強化による粗利率改善
M&Aや新規出店による国内シェア拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
ECサイトの台頭による既存店舗の売上減少
競合他社との価格競争激化による収益性悪化
自動車保有台数の減少やEVシフトへの対応遅れ
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
イエローハットの投資が失敗するには、まず同社が持つ「規模の経済」による競争優位が崩壊する必要がある。これは、競合他社がより効率的なサプライチェーンを構築するか、あるいはEC専業のプレイヤーが圧倒的なコストと利便性で市場シェアを奪い、イエローハットの店舗網の優位性を無効化する場合に起こりうる。さらに、ブランドイメージが陳腐化し、顧客が代替ブランドやサービスに容易に移行できるようになれば、スイッチング・コストの低さも相まって、競争優位は失われるだろう。また、自動車業界全体の構造変化(EVシフト、自動運転、シェアリングエコノミーの拡大)にうまく適応できず、既存事業の縮小を補う新たな収益源を確立できないシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
カーライフサポートのハブとしての地位を確立し、サービス拡充とPB商品強化で売上・利益ともに堅調に成長。国内シェアも拡大し、安定した収益基盤を維持する。
既存事業の安定性を維持しつつ、EC対策や新サービス導入で緩やかな成長を目指す。競争環境の厳しさから、大幅な利益成長は限定的となる見込み。
ECの攻勢や価格競争の激化により既存事業が圧迫され、売上・利益ともに減少。自動車業界の変化への対応も遅れ、競争優位性を失い、業績が悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,421億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 59.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -15.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.13倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-08-05 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-08 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-26 臨時報告書
- 2026-06-03 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)