今仙電機製作所(7266)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
各カードをクリックすると、過去22年の時系列ページへ遷移します(→マーク付き)
株価推移
チャート上をドラッグすると区間の騰落率を表示(ダブルクリックで解除)。
10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,201 | 32 | 9 | 34 | 1.9 | 43.1 | — | 52.7 |
| FY2016 | 1,103 | 27 | 16 | 15 | 3.4 | 76.5 | — | 56.0 |
| FY2017 | 1,173 | 33 | 29 | 37 | 5.7 | 139.2 | 31.0 | 57.7 |
| FY2018 | 1,186 | 37 | 25 | 40 | 4.9 | 119.0 | 31.0 | 59.8 |
| FY2019 | 1,121 | 27 | 6 | 47 | 1.1 | 26.6 | 32.0 | 61.5 |
| FY2020 | 871 | -8 | -31 | 3 | -6.2 | -143.7 | 26.0 | 59.9 |
| FY2021 | 852 | -1 | -12 | 0 | -2.4 | -52.7 | 15.0 | 61.7 |
| FY2022 | 997 | -8 | -21 | -28 | -4.2 | -89.7 | 15.0 | 58.5 |
| FY2023 | 997 | 0 | -1 | -3 | -0.1 | -3.3 | 15.0 | 62.6 |
| FY2024 | 943 | 4 | 21 | 73 | 3.9 | 95.2 | 12.0 | 67.3 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
今仙電機製作所は、自動車部品、特に二輪車部品や小型車向け部品に強みを持つ。長年の実績と特定の顧客との関係性は無形資産となりうるが、特許やブランド力が突出しているわけではない。特定の技術分野でのノウハウ蓄積は限定的なスコア。
自動車メーカーとの長年にわたる取引関係は、一定のスイッチング・コストを生む。特に、二輪車部品や小型車向け部品においては、サプライヤー変更には開発・評価コストが発生するため、容易ではない。しかし、汎用部品も多く、完全なロックインではない。
同社の事業モデルは、ネットワーク効果を直接的に活用するものではない。製品の価値がユーザー数の増加によって増幅されるような構造は見られない。
長年の生産経験と、日本国内および海外(中国など)での生産拠点を活用したコスト管理を行っていると考えられる。しかし、グローバルな規模の競合他社と比較して、圧倒的なコスト優位性を示す具体的な証拠は乏しい。効率的な生産体制は存在するが、構造的な低コスト競争力は限定的。
二輪車部品や小型車向け部品の分野では、一定の市場シェアを確保しており、その規模からくる生産効率や調達力は競争優位となりうる。特に、特定のニッチ市場においては、業界規模に対して最適な少数寡占的な地位を築いている可能性がある。しかし、自動車部品業界全体で見ると、規模の面でさらに大きなプレイヤーが存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
EV化や自動運転化に対応した新製品開発による収益機会の拡大
海外市場、特に成長市場でのシェア拡大
既存顧客との関係深化による安定的な受注確保
弱気シナリオ(モート侵食)
自動車業界全体の景気後退リスク
競合他社による技術革新や価格競争の激化
サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
今仙電機製作所の投資が失敗するには、まず自動車業界、特に二輪車および小型車セグメントの構造的な縮小が現実のものとなる必要がある。また、同社が長年培ってきたサプライヤーとしての信頼性や、特定の部品における生産ノウハウが、競合他社のより優れた技術や低コスト構造によって陳腐化し、顧客が容易に乗り換え可能な状況が生まれることも考えられる。さらに、EVシフトや自動運転技術への対応が遅れ、主要顧客からの需要が急速に失われるシナリオも、同社の競争優位性を根底から覆す要因となりうる。これらの要因が複合的に作用し、同社の市場での存在意義が失われることが、投資の失敗につながる。
5年後のモート予測
EV・自動運転関連部品へのシフトや、新興国市場での二輪車需要の堅調な推移により、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。
既存事業の安定性を維持しつつ、EV化への対応を進めることで、現状維持に近い業績推移となる。
自動車業界全体の低迷、競争激化、EVシフトへの対応遅延により、売上・利益ともに減少傾向が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 194億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.37倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-24 臨時報告書