アドバンテスト(6857)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,559 | 139 | 142 | 123 | 13.0 | 81.1 | — | 47.3 |
| FY2017 | 2,072 | 245 | 181 | 259 | 14.5 | 101.9 | 25.0 | 49.0 |
| FY2018 | 2,825 | 647 | 570 | 289 | 28.7 | 302.4 | 32.0 | 65.2 |
| FY2019 | 2,759 | 587 | 535 | 277 | 23.1 | 270.1 | 92.0 | 65.1 |
| FY2020 | 3,128 | 707 | 698 | 510 | 24.9 | 353.9 | 82.0 | 66.3 |
| FY2021 | 4,169 | 1,147 | 873 | 320 | 29.6 | 449.6 | 118.0 | 59.6 |
| FY2022 | 5,602 | 1,677 | 1,304 | 435 | 35.4 | 697.4 | 120.0 | 61.4 |
| FY2023 | 4,865 | 816 | 623 | 47 | 14.5 | 84.5 | 135.0 | 64.2 |
| FY2024 | 7,797 | 2,282 | 1,612 | 2,438 | 31.8 | 218.7 | — | 59.3 |
| FY2025 | 11,286 | 4,991 | 3,754 | 3,006 | 47.2 | 515.2 | 39.0 | 67.9 |
バフェット流モート診断
総合スコア:12/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
半導体テストソリューション分野で高い技術力とブランド力を有する。特に先端ロジック・メモリ向けテスト装置で世界トップクラスのシェアを誇り、顧客との長期的な信頼関係が強固な知的財産となっている。特許取得数も多く、技術的優位性を維持している。
半導体テスト装置は、導入に巨額の設備投資が必要であり、ソフトウェアや周辺機器との連携も複雑であるため、顧客(半導体メーカー)が他社製品へ乗り換える際のスイッチングコストは非常に高い。装置の入れ替えには数年単位の検証と再開発が必要となる。
半導体テスト装置のビジネスモデルにおいて、直接的なネットワーク効果は限定的である。ユーザーが増えることで装置の価値が直接的に向上するわけではない。
量産効果によるコスト削減努力は行われているが、競合他社と比較して構造的なコスト優位性は確立されていない。研究開発費や製造コストは高水準である。
半導体テスト装置市場は、高度な技術力と巨額の設備投資が必要なため、参入障壁が高く、少数の有力企業による寡占状態となっている。アドバンテストは、東京エレクトロンなどと並び、この市場でトップクラスのシェアと規模を誇る。
競合との比較優位
半導体製造装置全般で高いシェアを持つ総合メーカーであり、特に成膜装置やエッチング装置で強みを持つ。アドバンテストはテスト装置に特化しており、両社は一部の顧客層や技術領域で競合するが、事業領域は一部重複するものの異なる強みを持つ。
強気シナリオ
AI、HPC、IoT向け半導体の需要拡大による先端テスト装置の需要増
次世代メモリ(DDR5/6、HBM)や車載半導体向けテストソリューションの競争優位性
M&Aや技術提携による事業領域の拡大と収益源の多様化
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である半導体メーカーの設備投資抑制や生産調整
競合他社による技術革新や低価格攻勢によるシェア低下
地政学リスクやサプライチェーンの混乱による事業継続性のリスク
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アドバンテストへの投資が失敗するには、まず半導体市場全体の構造的な成長性が失われ、特に先端半導体の需要が長期的に低迷することが必要である。また、同社が長年培ってきた技術的優位性が、競合他社の急速なキャッチアップや、より革新的な代替技術の登場によって陳腐化するシナリオも考えられる。さらに、主要顧客である大手半導体メーカーが、同社のテスト装置に依存しない新たな製造・検査プロセスを開発したり、あるいは競合他社の装置への乗り換えを積極的に進めることで、アドバンテストの強みであるスイッチングコストが無効化される状況が到来すれば、同社の競争優位性は大きく損なわれるだろう。加えて、グローバルなサプライチェーンの寸断や、主要市場における規制強化などが、同社の事業継続性や収益性を著しく悪化させる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
AI・HPC向け需要が牽引し、先端テスト装置の需要が拡大。次世代メモリや車載半導体向けでシェアを伸ばし、売上・利益ともに大幅に成長する。
半導体市場のサイクルに影響を受けつつも、先端技術への対応力と強固な顧客基盤により、安定的な成長を維持。緩やかな売上・利益の増加が見込まれる。
半導体市場の長期的な停滞や、競合の技術革新によりシェアが低下。設備投資の抑制やコスト増により、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 192,066億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 67.9% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -9.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 51.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 24.02倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-17 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)