日立製作所(6501)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 100,343 | 6,349 | 1,722 | 814 | 4.2 | 35.7 | — | 21.8 |
| FY2016 | 91,623 | 5,873 | 2,313 | 2,916 | 5.6 | 47.9 | — | 30.7 |
| FY2017 | 93,686 | 7,146 | 3,630 | 2,528 | 8.1 | 75.2 | 13.0 | 32.4 |
| FY2018 | 94,806 | 7,550 | 2,225 | 4,472 | 5.0 | 230.5 | 15.0 | 33.9 |
| FY2019 | 87,673 | 6,619 | 876 | 351 | 2.1 | 90.7 | — | 31.8 |
| FY2020 | 87,292 | 4,952 | 5,016 | 3,343 | 11.3 | 519.3 | 95.0 | 29.7 |
| FY2021 | 102,646 | 7,382 | 5,835 | -3,189 | 10.9 | 603.8 | 105.0 | 31.3 |
| FY2022 | 108,812 | 7,481 | 6,491 | 9,781 | 12.2 | 684.6 | 125.0 | 39.5 |
| FY2023 | 97,287 | 7,558 | 5,899 | 8,251 | 10.1 | 634.6 | 145.0 | 46.7 |
| FY2024 | 97,834 | 9,716 | 6,157 | 5,986 | 10.2 | 133.9 | 180.0 | 44.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:14/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
日立は、Lumadaなどのデジタルソリューション事業における強力なブランド力と、長年にわたるITインフラ、産業機器分野での実績を持つ。特許ポートフォリオも広範であり、特にIoTプラットフォームやAI技術に関するものが競争優位の源泉となりうる。グローバルでの認知度も高い。
Lumadaプラットフォームや基幹システム導入顧客は、システム更改やデータ移行に多大なコストと時間を要するため、他社への乗り換えは容易ではない。特に、産業機器や社会インフラ分野での長期契約は、顧客のスイッチング・コストを高くしている。
Lumadaプラットフォームは、利用者が増えることでデータが蓄積され、AI分析の精度が向上する可能性がある。しかし、現時点ではプラットフォーム間の連携やエコシステムの広がりは限定的であり、強力なネットワーク効果はまだ確立されていない。
グローバルでの生産・調達網を持つが、多岐にわたる事業ポートフォリオのため、特定の製品群で圧倒的なコスト優位を築くのは難しい。ただし、デジタル化による業務効率化や、サプライチェーン最適化は進めている。
日立は、ITサービス、エネルギー、産業機器、モビリティなど、多岐にわたる事業分野でグローバルに展開しており、各分野で一定以上の規模を持つ。特に、社会インフラやITサービス分野では、大規模プロジェクト遂行能力とグローバルな事業基盤が強みとなっている。
競合との比較優位
強気シナリオ
デジタルソリューション事業(Lumada)の成長加速と収益性向上
社会インフラ・エネルギー分野におけるグローバルでの受注拡大
事業ポートフォリオ再編による収益性の抜本的改善
弱気シナリオ(モート侵食)
デジタル化競争の激化によるLumada事業の成長鈍化
グローバル経済の減速や地政学リスクによるインフラ・産業機器事業への悪影響
事業再編の遅延や期待を下回る成果
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
日立製作所の投資が失敗するには、まずデジタル変革(DX)の波に乗り遅れ、Lumada事業が競争力を失うことが考えられる。競合他社がより優れたプラットフォームやソリューションを提供し、顧客を奪っていくシナリオだ。また、グローバルでの大規模インフラ・産業機器プロジェクトにおいて、技術的な問題や納期遅延が頻発し、信頼を失うこともリスクとなる。さらに、事業ポートフォリオの再編がうまくいかず、収益性の低い事業にしがみつき、全体の成長を阻害する可能性もある。これらの要因が複合的に作用し、かつてのような規模の経済やブランド力を維持できなくなれば、投資は失敗に終わるだろう。
5年後のモート予測
Lumada事業の急速な成長と収益性改善、グローバルでのインフラ・エネルギー事業の拡大により、売上・利益ともに大幅に増加。株価は堅調に推移する。
Lumada事業は緩やかな成長を続け、既存事業も安定的に推移。事業再編の効果も徐々に現れ、緩やかな成長軌道を維持する。
デジタル化競争の激化やグローバル経済の不確実性から、Lumada事業の成長が鈍化。インフラ・産業機器事業も伸び悩み、収益性改善も限定的となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 218,431億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 43.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 11年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -36.3% | |
| 6. 適度なPER | PER 27.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 3.30倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-08-25 変更報告書(短期大量譲渡)
- 2026-05-19 変更報告書
- 2026-08-19 臨時報告書
- 2026-08-06 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-09 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-25 臨時報告書
- 2026-06-12 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-14 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)