大井電気(6822)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 326 | 22 | 13 | 16 | 13.1 | 91.1 | — | 41.0 |
| FY2016 | 261 | 3 | 1 | -9 | 1.4 | 9.8 | — | 48.7 |
| FY2017 | 238 | 1 | -1 | -8 | -1.2 | -9.0 | 10.0 | 47.3 |
| FY2018 | 226 | -16 | -28 | -1 | -38.6 | -2,157.4 | 5.0 | 36.1 |
| FY2019 | 253 | 6 | 5 | -23 | 6.8 | 405.7 | 0.0 | 32.6 |
| FY2020 | 294 | 3 | 1 | -17 | 1.6 | 107.9 | 50.0 | 31.9 |
| FY2021 | 247 | -8 | -10 | -22 | -13.8 | -788.0 | 50.0 | 27.7 |
| FY2022 | 229 | -5 | -8 | -18 | -12.3 | -624.0 | 0.0 | 23.6 |
| FY2023 | 281 | 9 | 8 | 14 | 9.5 | 583.3 | 0.0 | 26.5 |
| FY2024 | 290 | 15 | 10 | 23 | 11.8 | 800.8 | 0.0 | 29.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
大井電気は特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、または独占的IPを保有しているという公開情報は見当たらない。事業内容は主に自動車部品や半導体関連の電子部品製造であり、これらの分野では技術革新が速く、強力な無形資産の構築は難しい傾向がある。
自動車部品や半導体関連の電子部品は、顧客である自動車メーカーや電子機器メーカーとの間で長年の取引実績や仕様適合性が求められる場合がある。一度採用された部品は、認証プロセスや生産ラインの変更コストから、容易に切り替えられない可能性がある。しかし、技術革新やコスト競争により、スイッチングコストは限定的と推測される。
大井電気の事業モデルは、製品やサービスの利用者が増えることで価値が増加するネットワーク効果を生み出す性質のものではない。BtoBビジネスが中心であり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
電気機器製造業においては、規模の経済や効率的な生産プロセスがコスト競争力に影響を与える可能性がある。しかし、大井電気固有の顕著なコスト優位性を示す具体的な情報は現時点では確認できない。一般的な製造業としての効率化努力は存在すると思われる。
電気機器、特に自動車部品や半導体関連部品の製造においては、一定の生産規模を持つことがコスト効率や品質安定性に寄与する。大井電気は長年の事業実績を持ち、一定の市場シェアを確保していると考えられるが、業界全体で見ると、より巨大なグローバル企業との競争も存在し、絶対的な効率規模の優位性は限定的である可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
EV化や自動運転技術の進展に伴う車載電子部品の需要拡大を取り込む。
半導体関連部品の高性能化・高付加価値化による収益性向上。
長年の顧客との関係性を維持・強化し、安定的な受注を確保する。
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による低価格攻勢や技術革新への対応遅れ。
主要顧客である自動車メーカーの生産台数変動や方針転換の影響。
原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱による収益圧迫。
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
大井電気の投資が失敗するには、まず自動車産業におけるEV化や自動運転技術の進展が予想よりも遅れるか、あるいは大井電気がこれらの技術トレンドに対応するための開発力や生産能力を欠き、競合他社に市場シェアを奪われるシナリオが考えられる。また、長年の取引関係にある主要顧客が、コスト削減や技術的優位性を求めて、より競争力のあるサプライヤーへと切り替える動きが加速することも、スイッチングコストの優位性を低下させる要因となるだろう。さらに、グローバルな半導体不足や地政学的リスクによるサプライチェーンの寸断が長期化し、生産活動そのものが困難になる、あるいは原材料費の高騰が吸収できないほど収益性を悪化させる状況も、この投資の前提を覆す可能性がある。
5年後のモート予測
EV・自動運転関連部品の需要増と、半導体関連の高付加価値製品の貢献により、売上・利益ともに堅調に成長。安定した顧客基盤を維持し、収益性は改善傾向。
既存事業の安定性を維持しつつ、緩やかな市場成長を取り込む。技術革新への対応は一定程度進むが、競争環境の厳しさから大幅な成長は見込めず、収益性も横ばい。
技術トレンドへの対応遅れや価格競争の激化により、主要顧客からの受注が減少し、収益性が悪化。サプライチェーン問題やコスト増も重石となり、業績は低迷。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 71億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 29.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 6年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 6.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.00倍 |
合格数:2/7 部分的合格