マクセル(6810)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,351 | 76 | 57 | 96 | 4.9 | 108.3 | — | 73.0 |
| FY2017 | 1,482 | 88 | 71 | -11 | 5.8 | 134.9 | 36.0 | 71.0 |
| FY2018 | 1,506 | 54 | 53 | -458 | 4.2 | 100.5 | 44.0 | 61.7 |
| FY2019 | 1,450 | -1 | -105 | 21 | -11.3 | -205.2 | 36.0 | 50.6 |
| FY2020 | 1,391 | 38 | -94 | 211 | -11.2 | -189.5 | 268.0 | 45.9 |
| FY2021 | 1,382 | 93 | -37 | 145 | -4.3 | -74.0 | 0.0 | 45.9 |
| FY2022 | 1,328 | 56 | 52 | 57 | 6.0 | 109.3 | 40.0 | 49.2 |
| FY2023 | 1,291 | 81 | 75 | 94 | 7.8 | 164.6 | 40.0 | 54.9 |
| FY2024 | 1,298 | 93 | 41 | 18 | 4.3 | 93.1 | 50.0 | 55.5 |
| FY2025 | 1,294 | 79 | 83 | -61 | 9.2 | 202.0 | 50.0 | 48.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
マクセルは、電池事業における長年の歴史と技術蓄積を持つ。特に、酸化銀電池やリチウムコイン電池などの分野で一定のブランド認知と技術的ノウハウを有している。しかし、特許や規制ライセンスによる明確な独占性は限定的であり、競合他社との差別化は技術力に依存する部分が大きい。
産業用電池や光学部品など、一部のBtoB製品においては、顧客の仕様に合わせたカスタマイズや長年の取引実績による信頼関係が存在する。しかし、汎用品に近い製品も多く、顧客が他社製品へ乗り換える際の直接的な損失は限定的である場合が多い。
マクセルの主要事業において、ユーザー数の増加が製品・サービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果はほとんど見られない。BtoB中心のビジネスモデルであり、プラットフォーム型ビジネスではない。
長年の生産経験と、一部の製品における垂直統合的な生産体制により、コスト競争力を維持しようとしている。特に、電池などの量産品においては、効率的な生産プロセスがコスト優位に寄与する可能性がある。しかし、グローバルな規模の競合と比較すると、絶対的なコスト優位性は確立されていない。
電池や光学部品などの分野で一定の市場シェアを持つが、業界全体で見ると、グローバルな大手企業と比較して規模の経済性は限定的である。特定のニッチ市場では強みを持つものの、業界全体を寡占するほどの規模ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
高付加価値電池分野(IoT向け、医療機器向けなど)での技術的優位性を活かした成長
光学部品事業における技術革新と新規市場開拓
M&Aやアライアンスによる事業ポートフォリオの強化とシナジー創出
弱気シナリオ(モート侵食)
主要市場における価格競争の激化と収益性の低下
新興国メーカーの台頭による技術的優位性の陳腐化
事業ポートフォリオの偏りによる特定市場の変動リスクへの脆弱性
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
マクセルが投資として失敗するシナリオは、同社が長年培ってきた技術的優位性やブランド力が、急速な技術革新や競合の追随によって陳腐化し、価格競争に巻き込まれることである。特に、成長が見込まれる高付加価値分野において、競合他社がより低コストで同等以上の性能を持つ製品を投入した場合、マクセルの収益性は大きく圧迫されるだろう。また、主要顧客との関係性が、より安価な代替品を提供する競合に奪われるリスクも考えられる。さらに、新規事業への投資が失敗に終わり、既存事業の収益性も悪化した場合、同社の持続的な成長は困難になる。
5年後のモート予測
高付加価値電池や光学部品分野での成長が加速し、収益性が向上。M&A等で事業基盤を強化し、安定的な成長軌道に乗る。
既存事業の競争環境は厳しいものの、技術力を活かして一定のシェアを維持。緩やかな成長と収益性の維持に留まる。
価格競争の激化や技術的優位性の低下により、主要事業の収益性が悪化。新規事業も軌道に乗らず、全体として低成長・低収益が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 783億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 48.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 22.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 9.5倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.81倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準