KOA(6999)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 456 | 31 | 26 | 26 | 4.5 | 69.9 | — | 79.1 |
| FY2017 | 525 | 58 | 44 | 7 | 7.2 | 119.3 | 29.0 | 78.1 |
| FY2018 | 559 | 57 | 10 | -21 | 1.7 | 27.7 | 33.0 | 77.4 |
| FY2019 | 500 | 15 | 11 | -14 | 1.9 | 29.3 | 36.0 | 76.7 |
| FY2020 | 504 | 23 | 20 | 26 | 3.3 | 55.1 | 18.0 | 75.6 |
| FY2021 | 650 | 57 | 48 | 1 | 7.1 | 129.1 | 13.5 | 70.6 |
| FY2022 | 751 | 102 | 74 | -42 | 10.0 | 198.8 | 36.0 | 65.4 |
| FY2023 | 648 | 33 | 28 | -103 | 3.5 | 74.7 | 50.0 | 60.6 |
| FY2024 | 641 | 12 | 3 | -158 | 0.3 | 7.0 | 50.0 | 55.3 |
| FY2025 | 723 | 36 | 40 | 20 | 4.5 | 106.4 | 40.0 | 58.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
KOAは抵抗器、サーメット厚膜デバイス、電子応用機器などを製造・販売する企業であり、特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、規制ライセンス、または独占的IPによる無形資産の優位性は見られない。競合他社との差別化要因となるような無形資産の存在は確認できない。
抵抗器などの電子部品は、顧客である電子機器メーカーにとってサプライヤー変更に伴う評価・切り替えコストが発生する可能性がある。しかし、部品単価が比較的低く、代替品も多いため、スイッチング・コストは限定的であると考えられる。特定のカスタム品を除き、乗り換え障壁は高くない。
KOAの事業は、製品の利用者が増えることでサービスの価値が高まるネットワーク効果を生むビジネスモデルではない。抵抗器や電子部品の製造・販売において、ユーザー数の増加が直接的な価値向上に繋がる構造は存在しない。
長年の事業継続による生産ノウハウの蓄積や、規模の経済によるコスト削減努力は考えられる。しかし、電子部品業界は価格競争が激しく、グローバルなサプライヤーとのコスト競争に晒されているため、構造的なコスト優位性を確立しているとは断言しにくい。為替変動の影響も受ける。
抵抗器市場において、KOAは一定のシェアを持つ日本の主要メーカーの一つである。特に車載用抵抗器など特定の分野では、高品質・高信頼性要求に応えることで、一定の地位を確立している。業界全体としては多数のプレイヤーが存在するものの、特定のニッチ市場においては効率規模の優位性が働く可能性がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載向け高付加価値製品の需要拡大
産業機器分野における堅調な需要
技術革新による新製品開発と市場シェア拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
グローバルな価格競争の激化
主要顧客である自動車・電子機器業界の景気変動リスク
新興国メーカーの台頭によるシェア低下
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
KOAの投資が失敗するには、まず同社が特定のニッチ市場で確立している効率規模の優位性が、グローバルな競合他社の低コスト戦略や技術革新によって侵食される必要がある。具体的には、車載用抵抗器のような高信頼性が求められる分野で、競合が同等以上の品質をより低価格で提供できるようになるか、あるいはKOAが注力する分野とは異なる新たな技術領域で競合が急速にシェアを伸ばし、KOAの主要市場が縮小するシナリオが考えられる。また、サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰が、同社のコスト競争力を著しく低下させ、価格転嫁が困難になる状況も、同社の優位性を損なう要因となるだろう。さらに、主要顧客である自動車メーカーや電子機器メーカーが、部品調達先を大幅に多様化し、KOAへの依存度を低下させる動きも、同社の規模の経済による優位性を弱める可能性がある。
5年後のモート予測
車載・産業機器向け需要の堅調さと、高付加価値製品へのシフトにより、売上・利益ともに緩やかな成長を続ける。特に自動運転や電動化関連の部品需要が追い風となる。
既存事業の安定性を維持しつつ、グローバルな価格競争や景気変動の影響を受けながら、微増収・横ばいの利益推移となる。為替変動が業績に影響を与える。
激化する価格競争や主要市場の需要低迷により、売上・利益ともに減少。新興国メーカーとの競争でシェアを奪われ、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 765億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 58.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -18.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 19.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.86倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-25 臨時報告書