タムラ製作所(6768)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 796 | 51 | 37 | 74 | 9.7 | 45.4 | — | 50.3 |
| FY2017 | 856 | 54 | 36 | -22 | 8.4 | 44.3 | 9.0 | 51.5 |
| FY2018 | 870 | 46 | 64 | 6 | 13.6 | 78.0 | 9.0 | 54.3 |
| FY2019 | 797 | 23 | 10 | 5 | 2.2 | 12.5 | 10.0 | 52.4 |
| FY2020 | 739 | 20 | 5 | 20 | 1.1 | 6.6 | 10.0 | 52.6 |
| FY2021 | 883 | 16 | -1 | -96 | -0.2 | -1.0 | 8.0 | 48.0 |
| FY2022 | 1,080 | 48 | 20 | -5 | 3.9 | 25.0 | 10.0 | 47.1 |
| FY2023 | 1,066 | 49 | 22 | 68 | 3.9 | 27.4 | 10.0 | 50.1 |
| FY2024 | 1,141 | 52 | 28 | 52 | 4.3 | 34.0 | 10.0 | 51.3 |
| FY2025 | 1,236 | 53 | -14 | -20 | -2.2 | -17.3 | 13.0 | 47.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:7/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
タムラ製作所は、特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスに依存する事業モデルではなく、受託製造(EMS)および電子部品事業を展開しており、無形資産による競争優位性は限定的である。
同社は、カスタム電源やRF部品などを手掛けており、顧客の製品設計に深く組み込まれる場合がある。一度採用されると、設計変更やサプライヤー変更には一定のコストや時間を要するため、限定的なスイッチング・コストが発生する可能性がある。
タムラ製作所の事業は、ユーザー数の増加によってサービスの価値が向上するネットワーク効果を生まない、BtoBの製造業であり、ネットワーク効果による競争優位性は見られない。
長年の製造業としての経験や、一部の標準化された部品においては、効率的な生産体制やサプライチェーン管理によるコスト競争力を持つ可能性がある。しかし、グローバルな競合他社と比較して、構造的なコスト優位性は明確ではない。
同社は、特定の電子部品やカスタム電源の分野で、一定の生産規模と技術力を有しており、業界内での地位を確立している。これにより、規模の経済による効率化や、顧客からの信頼を得ている側面がある。
競合との比較優位
強気シナリオ
IoT、車載、医療機器分野におけるカスタム電源やRF部品の需要拡大
グローバルな生産・供給体制の強化による顧客基盤の拡大
高付加価値製品へのシフトによる収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の業績悪化や生産移管による受注減
新興国メーカー等による価格競争の激化
技術革新への対応遅れによる製品陳腐化
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
タムラ製作所の競争優位性が失われるシナリオは、まず、同社が強みとする特定のニッチ市場(カスタム電源、RF部品など)において、より革新的な技術を持つ競合が出現し、既存顧客のニーズをより低コストかつ高性能で満たせるようになることである。また、グローバルなサプライチェーンの再編や地政学的リスクの高まりにより、同社の生産拠点や調達網が不安定化し、コスト競争力や供給能力が損なわれることも考えられる。さらに、主要顧客が内製化を進める、あるいは、より安価で同等品質の代替部品を開発・採用するようになれば、同社の規模の経済や顧客との関係性が崩壊する可能性がある。これらの要因が複合的に作用することで、同社の持続的な競争優位性は失われるだろう。
5年後のモート予測
IoT、車載、医療機器分野でのカスタム電源・RF部品需要増を捉え、グローバル供給体制を活かして受注を拡大。高付加価値製品へのシフトで収益性も向上し、堅調な成長を続ける。
既存顧客との関係を維持しつつ、一部の成長分野でシェアを拡大。コスト競争力を維持し、安定的な収益基盤を確保するが、大きな飛躍は限定的となる。
価格競争の激化や主要顧客の業績低迷、技術革新への対応遅れにより、受注が減少し、収益性が悪化。競争優位性が低下し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 759億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 51.3% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 27.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.19倍 |
合格数:1/7 部分的合格