デンヨー(6517)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 504 | 41 | 31 | 22 | 6.2 | 146.8 | — | 72.9 |
| FY2016 | 489 | 42 | 29 | 17 | 5.4 | 134.2 | — | 74.4 |
| FY2017 | 502 | 39 | 28 | 22 | 4.9 | 130.0 | 30.0 | 74.5 |
| FY2018 | 556 | 42 | 32 | 39 | 5.6 | 149.8 | 40.0 | 73.1 |
| FY2019 | 629 | 61 | 41 | 64 | 7.0 | 194.3 | 42.0 | 74.1 |
| FY2020 | 550 | 53 | 39 | 32 | 6.3 | 185.1 | 46.0 | 75.1 |
| FY2021 | 552 | 37 | 28 | 19 | 4.3 | 132.0 | 47.0 | 76.0 |
| FY2022 | 643 | 49 | 36 | -21 | 5.3 | 175.6 | 47.0 | 73.4 |
| FY2023 | 731 | 71 | 51 | 23 | 6.7 | 246.8 | 50.0 | 72.4 |
| FY2024 | 708 | 74 | 56 | 18 | 7.0 | 274.0 | 64.0 | 75.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
デンヨーは、建設機械分野における長年の実績と信頼性で一定のブランドを築いている。特に、発電機や溶接機などの主力製品においては、品質と耐久性に関する評価が蓄積されていると考えられる。しかし、特許や独自技術の公開情報は限定的であり、明確な無形資産としての強みは示されていない。
デンヨーの製品は、建設現場などのプロフェッショナルユースが中心であり、一度導入した機器の操作性やメンテナンス体制に慣れた顧客が、他社製品へ乗り換える際には一定の学習コストや手間が発生する可能性がある。しかし、製品の汎用性が高く、競合他社も同様のサービスを提供しているため、スイッチング・コストは限定的と見られる。
デンヨーの事業モデルは、製品の製造・販売が中心であり、ユーザーが増えることで製品自体の価値が向上するようなネットワーク効果は発生しない。プラットフォームビジネスのような特性は見られない。
デンヨーは、長年の製造ノウハウやサプライヤーとの関係を通じて、一定のコスト競争力を維持している可能性がある。しかし、競合他社も同様に効率的な生産体制を構築していると考えられ、圧倒的なコスト優位性を示す具体的な情報は少ない。規模の経済によるコスト削減効果も限定的と推測される。
デンヨーは、国内の発電機・溶接機市場において、主要プレイヤーの一つとして一定のシェアを確保している。特に、ポータブル発電機やエンジン溶接機などの分野では、業界内でも上位の生産能力と販売網を有しており、一定の効率規模の経済が働いていると考えられる。しかし、グローバル市場での圧倒的なシェアや寡占状態ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ投資の拡大による建設機械需要の増加
海外市場への積極的な展開による売上拡大
高付加価値製品の開発・投入による収益性向上
弱気シナリオ(モート侵食)
建設需要の低迷による製品販売の減少
新興国メーカーの台頭による価格競争の激化
為替変動リスクによる収益への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
デンヨーの投資が失敗するには、まず国内のインフラ投資が期待通りに進まず、建設機械の需要が長期的に低迷することが必要である。また、競合他社、特に中国などの新興国メーカーが、品質を維持しつつも圧倒的な低価格でデンヨーの主要市場に参入し、シェアを急速に奪っていくシナリオも考えられる。さらに、デンヨーが技術革新や海外展開で後れを取り、製品の陳腐化やグローバル競争力の低下を招くことも、モートの侵食につながるだろう。為替の急激な円高も、輸出採算を悪化させ、収益性を損なう要因となりうる。
5年後のモート予測
インフラ投資の恩恵を受け、海外展開も奏功し、売上・利益ともに堅調に成長。高付加価値製品の貢献で収益性も改善し、株価は上昇トレンドを維持する。
国内需要は緩やかに回復するものの、海外競争は激化。為替の影響を受けつつも、安定した製品供給能力と一定のシェアを維持し、緩やかな成長を続ける。
国内建設需要が低迷し、海外市場でも価格競争が激化。新興国メーカーにシェアを奪われ、売上・利益ともに減少。株価は低迷する可能性が高い。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 785億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 75.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 27.6% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.01倍 |
合格数:6/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-08-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-29 臨時報告書
- 2026-06-09 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)