アルプスアルパイン(6770)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 7,533 | 444 | 349 | 36 | 9.7 | 178.3 | — | 42.2 |
| FY2017 | 8,583 | 719 | 474 | 37 | 11.4 | 241.9 | 30.0 | 44.8 |
| FY2018 | 8,513 | 496 | 221 | 53 | 5.6 | 110.2 | 37.0 | 54.1 |
| FY2019 | 8,106 | 268 | -40 | 448 | -1.1 | -19.5 | 50.0 | 51.9 |
| FY2020 | 7,180 | 131 | -38 | 15 | -1.0 | -18.7 | 30.0 | 49.7 |
| FY2021 | 8,029 | 352 | 230 | -112 | 5.4 | 110.8 | 20.0 | 52.4 |
| FY2022 | 9,331 | 336 | 115 | -388 | 2.9 | 55.8 | 20.0 | 54.0 |
| FY2023 | 9,641 | 197 | -298 | 341 | -7.6 | -145.0 | 40.0 | 51.9 |
| FY2024 | 9,904 | 341 | 378 | 641 | 9.1 | 184.0 | 30.0 | 55.9 |
| FY2025 | 10,195 | 420 | 269 | 375 | 6.0 | 134.8 | 60.0 | 57.1 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
アルプスアルパインは、長年にわたり培ってきた電子部品分野での技術力と、一部のニッチ市場におけるブランド認知度を持つ。しかし、特許や強力なブランドによる明確な独占的地位を示す具体的な情報は限定的であり、競合他社との差別化要因としてはまだ弱い。
同社の製品は、自動車やスマートフォンなどの最終製品に組み込まれるため、一度採用されると、設計変更やサプライヤー切り替えには多大なコストと時間がかかる可能性がある。特に、特定の性能要件を満たすカスタム部品の場合、スイッチング・コストは一定程度存在する。
同社の事業モデルは、ユーザー数の増加が製品価値を直接高めるネットワーク効果を生むタイプではない。BtoBビジネスであり、プラットフォーム型ビジネスとは異なる。
電子部品業界は価格競争が激しく、グローバルなサプライチェーンと生産効率が重要となる。同社は一定の規模と生産ノウハウを持つが、他社と比較して構造的に圧倒的なコスト優位性を持つとは断言できない。特にアジアの新興メーカーとの競争は厳しい。
電子部品業界は多品種少量から大量生産まで幅広く、同社は特定の分野(例:センサー、コネクタ)で一定の市場シェアを確保している。業界全体としては多数のプレイヤーが存在するが、特定の製品群においては、規模の経済を活かした効率的な生産体制が競争力の源泉となりうる。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載分野やIoT関連での需要拡大によるセンサー・コネクタ事業の成長
高付加価値製品へのシフトによる収益性改善
グローバルな生産・販売体制の最適化による効率向上
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客である自動車・スマホ業界の景気後退リスク
新興国メーカーによる低価格攻勢と技術キャッチアップ
半導体不足や地政学リスクによるサプライチェーンの混乱
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アルプスアルパインへの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた技術力や生産ノウハウが陳腐化し、競合他社(特にアジアの新興メーカー)に対して価格競争力、品質、開発スピードのいずれにおいても劣後するようになる必要がある。具体的には、主要顧客である自動車メーカーやスマートフォンメーカーが、より低コストで同等以上の性能を持つ部品を、より迅速に供給できる代替サプライヤーへ次々と切り替えていくシナリオが考えられる。また、同社が注力する車載やIoTといった成長分野において、競合他社がより革新的な技術やソリューションを投入し、市場シェアを急速に奪われる可能性も否定できない。さらに、為替変動や原材料価格の高騰といった外部要因が、同社のコスト構造を悪化させ、収益性を著しく損なうことも、投資の失敗につながる要因となりうる。
5年後のモート予測
車載・IoT向け高付加価値製品の拡販と生産効率向上により、売上・利益ともに堅調に成長。市場シェアを維持・拡大し、安定した収益基盤を確立する。
既存事業の安定性を維持しつつ、成長分野へのリソース配分を進める。緩やかな売上成長と利益率の維持に留まるが、大きなリスクは回避する。
主要顧客の需要低迷、価格競争の激化、新興メーカーの台頭により、売上・利益ともに減少。成長分野での競争力も低下し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 4,400億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 57.1% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 34.2% | |
| 6. 適度なPER | PER 16.4倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.96倍 |
合格数:4/7 部分的合格