6728

アルバック(6728)に経済的な堀はあるか

電気機器 電機・精密

株価

現在株価
7,385
2026-09-01
時価総額
4,673 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 1,924 179 167 181 21.4 338.4 30.0 33.2
FY2017 2,318 295 245 241 23.3 496.4 50.0 40.2
FY2018 2,493 354 359 175 23.3 728.7 95.0 49.5
FY2019 2,207 238 187 88 11.8 378.8 105.0 53.5
FY2020 1,854 160 108 146 6.7 218.5 80.0 54.6
FY2021 1,830 172 148 186 8.5 301.1 95.0 57.0
FY2022 2,413 301 202 265 10.3 410.4 124.0 53.3
FY2023 2,275 199 142 -147 6.9 287.7 109.0 56.1
FY2024 2,611 298 202 -24 8.9 410.7 144.0 56.7
FY2025 2,512 265 167 240 7.2 338.7 164.0 59.6

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●●○
4/5

総合スコア:11/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

アルバックは真空ポンプ、真空蒸着装置、成膜装置など、高度な真空技術を核とした装置メーカー。特に半導体製造装置分野における長年の実績と、顧客の高度な要求に応える技術力は、参入障壁となる無形資産を形成している。特許取得状況や主要顧客との長期的な関係性が競争優位の源泉となっている。

スイッチングコスト3/5

半導体製造装置やディスプレイ製造装置は、一度導入すると生産ライン全体の最適化やオペレーターの習熟が必要となるため、装置メーカーの変更には多大なコストと時間がかかる。アルバックの装置は、顧客の製造プロセスに深く組み込まれており、他社製品への切り替えは容易ではない。

ネットワーク効果0/5

アルバックの事業は、個々の顧客との取引が中心であり、プラットフォーム型ビジネスのようなネットワーク効果は基本的に見られない。製品の価値がユーザー数の増加によって直接的に高まる構造ではない。

コスト優位1/5

量産効果によるコスト低減の可能性はあるが、アルバックの製品は高度な技術を要する特殊な装置であり、構造的なコスト優位性を確立しているとは言えない。競合他社も同様の技術開発を進めており、価格競争力での差別化は限定的。

規模の経済4/5

半導体製造装置やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置といったニッチかつ高度な市場において、アルバックは主要プレイヤーの一つとして一定のシェアを確保している。特に真空技術を基盤とした装置群では、業界内でも有数の規模と技術力を持ち、寡占的な市場構造の中で優位性を保っている。

競合との比較優位

強気シナリオ

半導体・ディスプレイ市場の長期的な成長トレンドに乗る

次世代半導体・ディスプレイ製造に必要な新規装置開発によるシェア拡大

真空技術の応用範囲拡大による新規事業創出

弱気シナリオ(モート侵食)

半導体・ディスプレイ市場の周期的な低迷

競合他社による技術的キャッチアップや低価格攻勢

地政学リスクによるサプライチェーンの混乱や顧客投資の抑制

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

アルバックの投資が失敗するには、まず同社が持つ真空技術や装置製造における長年の経験とノウハウが、競合他社によって容易に模倣可能となり、技術的優位性が失われる必要がある。次に、半導体やディスプレイといった主要顧客産業の需要が構造的に低迷し、装置投資が長期にわたって抑制されるシナリオも考えられる。さらに、顧客が装置切り替えに伴うスイッチングコストを乗り越えてでも、アルバック以外のメーカーを選択するほどの圧倒的なコストパフォーマンスや性能を持つ代替技術が登場し、アルバックの既存顧客基盤が侵食される状況も、同社の競争優位性を覆す要因となり得る。これらの要因が複合的に作用することで、アルバックの持続的な競争優位性は失われるだろう。

5年後のモート予測

強気

半導体・ディスプレイ市場の回復と成長に伴い、アルバックの主力装置の需要が回復・拡大。特に先端プロセス対応の新製品投入が成功し、売上・利益ともに大幅に増加する。

中立

市場の変動に影響を受けつつも、既存顧客との関係を維持し、安定した需要を確保。緩やかな技術革新と市場シェア維持により、堅調な業績推移を続ける。

弱気

世界経済の減速や地政学リスクの高まりにより、半導体・ディスプレイ市場が長期低迷。競合激化により価格圧力が上昇し、アルバックの収益性が悪化する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 4,673億
2. 健全な財務 自己資本比率 59.6%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -6.2%
6. 適度なPER PER 28.0倍
7. 適度なPBR PBR 2.09倍

合格数:3/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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