ホーチキ(6745)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 731 | 54 | 40 | 16 | 15.7 | 161.8 | — | 46.4 |
| FY2017 | 760 | 49 | 36 | 43 | 12.1 | 142.3 | 22.0 | 49.0 |
| FY2018 | 780 | 49 | 33 | -0 | 10.3 | 132.9 | 25.0 | 51.3 |
| FY2019 | 806 | 52 | 37 | 40 | 10.8 | 149.3 | 25.0 | 54.1 |
| FY2020 | 766 | 52 | 38 | 31 | 9.8 | 152.8 | 27.0 | 57.5 |
| FY2021 | 813 | 55 | 41 | 71 | 9.6 | 164.7 | 29.0 | 57.8 |
| FY2022 | 855 | 56 | 44 | -18 | 9.5 | 176.7 | 49.0 | 59.3 |
| FY2023 | 935 | 74 | 57 | -18 | 10.7 | 228.2 | 51.0 | 61.9 |
| FY2024 | 1,009 | 96 | 77 | 112 | 12.9 | 307.9 | 58.0 | 65.9 |
| FY2025 | 1,059 | 121 | 94 | 90 | 13.7 | 125.7 | 80.0 | 69.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:9/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
ホーチキは消防用設備分野で長年の実績と信頼を築いており、ブランド認知度は一定程度存在する。特に、公共施設や大規模商業施設など、高い安全性が求められる分野での納入実績は、無形資産として機能している可能性がある。しかし、特許やIPによる明確な独占性は限定的と見られる。
消防用設備は、一度設置するとメンテナンスや更新の際に、既存システムとの互換性や法規制への適合性が重要となる。特に大規模施設では、システム全体の入れ替えはコストとリスクが大きいため、既存メーカーからの乗り換えには一定のスイッチング・コストが発生すると考えられる。ホーチキの製品も、こうした保守・更新需要において優位性を持つ可能性がある。
消防用設備は、個々の設置が独立しており、ユーザーが増えることで設備自体の価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に存在しない。
消防用設備業界において、ホーチキが他社と比較して圧倒的なコスト優位性を持つという明確な証拠はない。製造プロセスや調達における効率化の努力は行われていると推測されるが、構造的なコスト優位性は限定的と考えられる。
ホーチキは日本国内の消防用設備市場において、主要プレイヤーの一つであり、一定の市場シェアを有している。特に、自動火災報知設備や火災報知設備などの分野では、業界内でも上位に位置しており、規模の経済による効率的な生産・販売体制を構築していると考えられる。しかし、グローバル市場での圧倒的なシェアや寡占状態ではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内の老朽化インフラ更新需要の増加
防災意識の高まりによる新規需要の創出
海外市場での事業拡大の可能性
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による価格競争の激化
新技術への対応遅れによる陳腐化リスク
建設業界全体の景気変動の影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
ホーチキの投資が失敗するには、まず、消防用設備という、一度設置すれば長期間使用され、更新・保守に既存メーカーが有利となるスイッチング・コストの構造が、想定以上に早く崩壊する必要がある。例えば、技術革新により、既存設備との互換性が全く不要な低コストな代替ソリューションが急速に普及したり、あるいは、メンテナンスや更新の自由度が極めて高く、メーカーに縛られないサービスモデルが主流になったりする場合である。また、国内市場の成熟化が予想以上に早く進み、新規参入や既存プレイヤー間の激しい価格競争が収益性を著しく圧迫し、規模の経済や長年のブランド・実績といった優位性が全く通用しなくなるシナリオも考えられる。さらに、法規制の変更が、既存メーカーの優位性を根底から覆すような方向に進む可能性も否定できない。
5年後のモート予測
国内の更新需要と防災意識の高まりを背景に、安定した収益成長が見込まれる。海外展開も進み、収益源の多様化が進むことで、さらなる成長が期待される。
国内市場での安定したシェアを維持しつつ、緩やかな成長を続ける。技術革新への対応は進むものの、大きな飛躍は見られない。為替変動の影響を受ける可能性がある。
価格競争の激化や新技術への対応遅れにより、国内市場でのシェア低下や収益性の悪化が進む。海外事業も期待通りに進まず、全体として厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,594億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 69.8% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -10.7% | |
| 6. 適度なPER | PER 17.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.33倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-01 臨時報告書