東芝テック(6588)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 5,328 | 16 | -1,034 | -52 | -147.0 | -376.7 | — | 20.4 |
| FY2016 | 4,976 | 146 | 78 | 301 | 10.2 | 28.2 | — | 24.3 |
| FY2017 | 5,133 | 245 | 175 | 176 | 18.8 | 63.7 | 2.0 | 29.2 |
| FY2018 | 4,768 | 180 | 112 | 56 | 11.1 | 204.0 | 8.0 | 33.0 |
| FY2019 | 4,838 | 140 | 37 | 69 | 3.9 | 67.8 | — | 30.3 |
| FY2020 | 4,057 | 83 | 71 | -3 | 6.5 | 129.6 | 30.0 | 35.5 |
| FY2021 | 4,453 | 116 | 54 | -41 | 4.6 | 97.7 | 20.0 | 36.1 |
| FY2022 | 5,481 | 159 | -67 | 33 | -7.0 | -123.9 | 40.0 | 26.1 |
| FY2023 | — | — | — | — | — | — | 45.0 | — |
| FY2024 | 5,770 | 203 | 299 | 149 | 25.9 | 565.4 | 45.0 | 31.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
東芝ブランドの認知度は高いが、近年は事業再編の影響もあり、特許やIPにおける明確な競争優位性は限定的。POSシステムや複合機におけるブランド力は一定程度存在する。
POSシステムや券売機は、導入・運用にコストと時間がかかるため、顧客(主に小売・飲食業)の乗り換えハードルは高い。システム連携やデータ移行の複雑さがスイッチング・コストを生む。
特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増幅するようなネットワーク効果は、現時点では見られない。
複合機やPOSシステムにおける量産効果やサプライチェーンの最適化はある程度進んでいるが、競合他社との圧倒的なコスト差を生み出すほどの構造的な優位性は確認できない。
複合機やPOSシステム市場において、国内では上位のシェアを維持しており、一定の規模の経済性を享受している。特に保守・サービス網の広さは強み。
競合との比較優位
強気シナリオ
POSシステムや複合機の買い替え需要の回復
IoTやAIを活用した新たなサービス展開による収益源の多様化
保守・サービス事業の安定的な収益基盤の維持・拡大
弱気シナリオ(モート侵食)
デジタル化の遅れによる市場シェアの低下
新興企業や異業種からの参入による価格競争の激化
主要顧客層である中小企業の景気低迷による需要減少
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
東芝テックの持続的競争優位性が失われるシナリオは、まず、顧客がスイッチング・コストを乗り越えてでも競合製品・サービスへ移行する状況が考えられる。これは、競合がより低価格で高機能な製品を迅速に提供し、かつデータ移行やシステム連携のハードルを大幅に下げる技術革新を起こした場合に起こりうる。また、主要な顧客層である小売・飲食業が構造的に衰退し、東芝テックのサービスを必要とする市場自体が縮小することも考えられる。さらに、規模の経済性を活かしたコスト競争力も、サプライチェーンの混乱や原材料費の高騰、あるいは競合による破壊的な低価格戦略によって損なわれる可能性がある。ブランド力も、不祥事や製品の信頼性低下によって容易に失われうる。
5年後のモート予測
DX需要を取り込み、複合機・POSシステム事業の安定基盤の上に、新たなサービス収益が加わり、緩やかな成長軌道を描く。
既存事業の競争環境は厳しいものの、スイッチング・コストと国内での一定のシェアを維持し、微増益を続ける。
デジタル化の波に乗り遅れ、価格競争に巻き込まれ、既存事業の収益性が悪化し、減収減益となる。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 1,585億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 31.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 7年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 5.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.47倍 |
合格数:3/7 部分的合格