6744

能美防災(6744)に経済的な堀はあるか

電気機器 電機・精密

株価

現在株価
4,285
2026-09-01
時価総額
2,746 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 953 102 69 83 9.2 115.1 64.8
FY2017 1,050 129 91 -17 10.9 151.5 24.0 67.0
FY2018 1,068 114 78 66 8.7 129.4 28.5 68.3
FY2019 1,173 151 105 75 10.8 174.4 32.0 70.4
FY2020 1,079 111 76 115 7.3 126.4 33.0 73.3
FY2021 1,129 126 94 -13 8.4 155.1 33.0 74.2
FY2022 1,055 89 70 26 6.0 116.4 36.0 75.8
FY2023 1,185 117 86 6 6.9 142.1 40.0 78.5
FY2024 1,337 157 111 45 8.5 187.9 53.0 77.2
FY2025 1,397 183 136 -13 9.8 231.9 76.0 76.2

バフェット流モート診断

無形資産
●●●○○
3/5
スイッチング
●●●○○
3/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●○○○○
1/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産3/5

能美防災は、消防用設備分野における長年の実績と信頼性により、強力なブランドイメージを確立している。特に、公共施設や大規模商業施設など、高い安全性が求められる分野での納入実績は、新規参入企業にとって容易に模倣できない無形資産となっている。ISO9001などの品質マネジメントシステム認証も、信頼性向上に寄与している。

スイッチングコスト3/5

消防用設備は、一度設置すると、法規制やメンテナンスの観点から、他社製品への切り替えには多大なコストと手間がかかる。特に、既存の設備との互換性や、保守契約の継続性を考慮すると、顧客は容易にサプライヤーを変更できない。これにより、安定した保守・メンテナンス収益が確保されている。

ネットワーク効果0/5

消防用設備は、個々の設置が独立しており、ユーザーが増えることで設備自体の価値が向上するようなネットワーク効果は基本的に見られない。各設備は独立した機能を持つ。

コスト優位1/5

大量生産による規模の経済は一部存在する可能性があるが、消防用設備は高度な技術と品質管理が求められるため、他社に対して構造的なコスト優位を築くことは難しい。カスタム対応も多く、標準化によるコスト削減効果は限定的。

規模の経済3/5

国内の消防用設備市場において、能美防災はトップクラスのシェアを誇る。市場規模に対して、大手メーカーが少数寡占状態を形成しており、同社はその一角を担っている。これにより、一定の価格決定力と市場への影響力を有している。

競合との比較優位

強気シナリオ

国内の安全規制強化やインフラ老朽化に伴う更新需要の増加

海外市場への展開加速による新たな収益源の確保

IoT技術を活用した高度な防災ソリューションの開発・提供

弱気シナリオ(モート侵食)

競合他社による低価格攻勢や技術革新の遅れ

大規模なリコールや品質問題の発生によるブランドイメージの毀損

建築基準法などの法改正による事業環境の急変

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

能美防災の投資が失敗するには、まず、同社が長年培ってきた消防用設備分野におけるブランド力と信頼性が、競合他社の急速な技術革新や低価格戦略によって陳腐化し、顧客が容易に乗り換えを検討するようになる状況が考えられる。具体的には、既存設備との互換性を無視した革新的な新技術が登場し、かつ初期導入コストが大幅に低減される場合、スイッチングコストの優位性が失われる。また、公共施設や大規模施設における入札で、価格競争が激化し、同社の利益率が著しく低下するシナリオも考えられる。さらに、法規制の変更が同社の主力製品の需要を直接的に減少させる、あるいは、同社が予期せぬ大規模な品質問題を起こし、その対応コストが財務を圧迫するような事態も、モートの崩壊につながるだろう。

5年後のモート予測

強気

安全意識の高まりとインフラ更新需要を背景に、国内市場でのシェア維持・拡大に加え、海外展開も進展。IoT連携など高付加価値製品へのシフトが奏功し、売上・利益ともに着実な成長を遂げる。

中立

国内市場は安定推移するものの、競争激化により成長は緩やか。海外展開は限定的で、新技術への対応も標準的。緩やかながらも安定した収益基盤を維持する。

弱気

国内市場の競争激化と海外展開の遅れにより、成長が鈍化。技術革新への対応も遅れ、価格競争に巻き込まれる。品質問題や法規制変更のリスクも顕在化し、業績が悪化する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 2,746億
2. 健全な財務 自己資本比率 76.2%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 25.8%
6. 適度なPER PER 20.1倍
7. 適度なPBR PBR 1.98倍

合格数:4/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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