精工技研(6834)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 122 | 9 | 6 | 4 | 2.6 | 59.9 | — | 85.3 |
| FY2016 | 126 | 11 | 8 | 14 | 3.7 | 86.7 | — | 86.2 |
| FY2017 | 135 | 9 | 9 | -6 | 4.1 | 99.0 | 20.0 | 85.2 |
| FY2018 | 155 | 16 | 12 | 9 | 5.3 | 133.3 | 27.0 | 83.5 |
| FY2019 | 157 | 16 | 12 | 5 | 4.9 | 125.8 | 30.0 | 84.5 |
| FY2020 | 148 | 13 | 10 | 17 | 4.1 | 107.9 | 40.0 | 83.3 |
| FY2021 | 162 | 15 | 12 | -5 | 4.5 | 126.1 | 40.0 | 83.8 |
| FY2022 | 163 | 14 | 11 | 13 | 4.1 | 118.6 | 50.0 | 84.4 |
| FY2023 | 158 | 11 | 8 | 3 | 2.8 | 83.4 | 50.0 | 84.3 |
| FY2024 | 200 | 28 | 22 | 41 | 7.9 | 245.3 | 55.0 | 81.4 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
水晶振動子、水晶デバイス分野で高い技術力とブランド力を有し、特に小型・高精度品で強み。長年の研究開発投資と品質へのこだわりが、顧客からの信頼と指名買いに繋がっている。特許取得数も多く、技術的優位性を維持している。
水晶デバイスは、電子機器の性能や信頼性に直結するため、一度採用されると仕様変更やサプライヤー変更のハードルが高い。特に車載や産業機器など、長期信頼性が求められる分野では、切り替えに伴う評価コストやリスクが大きいため、スイッチング・コストは中程度と考えられる。
ネットワーク効果は主要な競争優位性とは考えられない。製品の性能や品質、コストが直接的な競争要因であり、ユーザー数の増加が製品価値を直接高める構造ではない。
量産効果によるコスト削減努力は行っているが、競合他社も同様の努力をしており、構造的なコスト優位性は限定的。特に、高付加価値製品においては、技術開発費や品質管理費がコストに影響するため、絶対的な低コスト競争力は強みとは言えない。
水晶デバイス市場において、主要プレイヤーの一角を占めており、一定の市場シェアと生産規模を有している。特に小型・高精度分野では、その規模が技術開発や生産効率に寄ち、競争優位に寄与していると考えられる。ただし、市場全体としては多数のプレイヤーが存在する。
競合との比較優位
強気シナリオ
小型・高精度水晶デバイスの需要拡大(IoT、ウェアラブル、車載等)
技術革新による高付加価値製品のラインナップ拡充
グローバル市場でのシェア拡大とブランド力の更なる向上
弱気シナリオ(モート侵食)
競合他社による技術的キャッチアップと価格競争の激化
代替技術(例:MEMS発振器)の台頭による市場シェアの低下
主要顧客の業績悪化や生産拠点の海外移転による需要減
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
精工技研への投資が失敗するには、同社が長年培ってきた水晶デバイス分野における技術的優位性が、競合他社の急速な技術革新によって陳腐化するか、あるいはMEMS発振器のような代替技術が、性能、コスト、消費電力の全ての面で水晶デバイスを凌駕し、市場から急速に駆逐される必要がある。また、同社の主要顧客である大手電子機器メーカーが、サプライヤーの多様化やコスト削減を最優先し、精工技研の持つブランド力や品質への信頼よりも、価格や供給安定性を重視するようになることも、同社の競争優位性を損なう要因となる。さらに、グローバルな半導体不足のような外部要因が長期化し、主要顧客の生産が大幅に停滞することで、精工技研の売上も恒久的に低迷するシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
IoT、車載分野での需要増を背景に、高付加価値製品の販売が拡大。技術的優位性を維持し、グローバルシェアを伸ばすことで、売上・利益ともに堅調な成長を続ける。
既存市場での安定した需要を維持しつつ、緩やかな技術革新とコスト改善を進める。競合との競争は続くが、ブランド力と品質で一定のシェアを確保し、安定的な収益を維持する。
代替技術の台頭や価格競争の激化により、主力製品の市場シェアが低下。技術開発への投資負担が増加し、収益性が悪化。売上・利益ともに減少傾向が続く。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,557億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 81.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 24.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 114.9倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 8.97倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-22 臨時報告書