6724

セイコーエプソン(6724)に経済的な堀はあるか

電気機器 電機・精密

株価

現在株価
3,317
2026-09-01
時価総額
7,971 億円

主要指標

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株価推移

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▶ 詳細チャート(日足/週足/月足切替)

10年財務トレンド

年度 売上(億) 営業利益(億) 純利益(億) FCF(億) ROE(%) EPS(円) 配当(円) 自己資本比率(%)
FY2016 10,249 679 483 211 9.8 136.8 50.5
FY2017 11,021 650 418 96 8.1 118.8 60.0 49.6
FY2018 10,897 714 537 -58 9.9 152.5 62.0 52.0
FY2019 10,436 395 77 262 1.5 22.3 62.0 48.4
FY2020 9,959 477 309 758 5.6 89.4 62.0 47.4
FY2021 11,289 945 923 667 13.9 266.7 62.0 52.6
FY2022 13,303 970 750 -3 10.3 220.8 62.0 54.2
FY2023 13,140 575 526 1,066 6.5 158.7 72.0 57.4
FY2024 13,629 751 552 -127 6.9 168.8 74.0 55.3
FY2025 14,133 496 182 468 2.1 56.8 74.0 55.6

バフェット流モート診断

無形資産
●●○○○
2/5
スイッチング
●●○○○
2/5
ネットワーク
○○○○○
0/5
コスト優位
●●○○○
2/5
効率規模
●●●○○
3/5

総合スコア:9/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中

無形資産2/5

セイコーエプソンは、時計事業で培われた精密加工技術や、プリンターヘッド技術(マイクロピエゾ)などの独自の知的財産を有している。特に、プリンターヘッドは他社が模倣しにくい技術であり、一定の競争優位性を持つ。しかし、ブランド力は限定的であり、特許の有効期間や競合技術の進化により、無形資産の強固さは中程度と評価。

スイッチングコスト2/5

プリンター事業においては、純正インクの使用を促す仕組みや、特定のソフトウェアとの連携により、一定のスイッチング・コストが発生する可能性がある。しかし、互換インクの存在や、他社製プリンターへの乗り換え障壁が極めて低いケースも多く、顧客の囲い込み力は限定的。法人向けソリューションでは、より高いスイッチング・コストが期待できる。

ネットワーク効果0/5

セイコーエプソンの主要製品であるプリンターや時計は、直接的なネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。ユーザーが増えることで製品価値が向上するような、プラットフォーム型のビジネスは展開していないため、ネットワーク効果は期待できない。

コスト優位2/5

長年の製造業としての経験と、垂直統合型の生産体制により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。特に、自社で部品製造から組み立てまでを行うことで、外部調達コストを抑制している可能性がある。しかし、グローバルな価格競争が激しい市場であり、圧倒的なコスト優位性を確立しているとは言えない。

規模の経済3/5

プリンター事業においては、世界的に見て一定の市場シェアを確保しており、規模の経済を活かした生産・販売体制を構築している。特に、インクジェットプリンター分野では、主要プレイヤーの一つとして、効率的なサプライチェーンと販売網を有している。しかし、業界全体が成熟しており、寡占化が進んでいるとは言えない状況。

競合との比較優位

強気シナリオ

プリンターヘッド技術のさらなる進化と、高付加価値製品へのシフト

ウェアラブルデバイスやロボティクス分野での新技術・新製品の成功

インク・消耗品事業における安定的な収益基盤の維持・拡大

弱気シナリオ(モート侵食)

プリンター市場の縮小と、低価格帯での激しい価格競争

競合他社によるプリンターヘッド技術のキャッチアップ

新興国市場での販売不振や、為替変動リスク

反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)

セイコーエプソンの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた精密加工技術やプリンターヘッド技術といったコアコンピタンスが、急速に陳腐化するか、競合他社によって容易に模倣されるようになる必要がある。具体的には、プリンター事業がデジタル化の進展により構造的に縮小し、代替技術が登場することで、インク・消耗品による安定収益モデルが崩壊するシナリオが考えられる。また、ウェアラブルやロボティクスといった新規事業への投資が、期待したほどの成果を上げられず、巨額の赤字を生み出す可能性も否定できない。さらに、グローバルなサプライチェーンの混乱や、主要市場での政治的リスクが高まり、生産・販売活動が著しく阻害される状況も、投資の失敗に繋がるだろう。

5年後のモート予測

強気

プリンターヘッド技術の優位性を活かし、高付加価値プリンターや新規事業で成長。インク事業も堅調に推移し、売上・利益ともに着実に増加する。

中立

プリンター市場は成熟・縮小傾向だが、消耗品で収益を確保。新規事業は緩やかな成長に留まり、全体として微増益を維持する。

弱気

プリンター事業の競争激化と市場縮小により、大幅な減益。新規事業も軌道に乗らず、業績は低迷する。

グレアム防衛的投資家 7基準

1. 適切な企業規模 時価総額 7,971億
2. 健全な財務 自己資本比率 55.6%
3. 利益の安定性 10年連続黒字
4. 配当の継続性 ?年連続配当
5. 利益成長 EPS 3年成長 -36.4%
6. 適度なPER PER 43.8倍
7. 適度なPBR PBR 0.93倍

合格数:3/7 部分的合格

直近の適時開示

同業他社

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