浜松ホトニクス(6965)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 1,219 | 205 | 144 | 283 | 8.5 | 90.2 | 34.0 | 77.8 |
| FY2017 | 1,305 | 228 | 178 | 130 | 9.5 | 113.0 | 34.0 | 78.1 |
| FY2018 | 1,443 | 273 | 212 | 147 | 10.9 | 136.5 | 37.0 | 78.8 |
| FY2019 | 1,459 | 254 | 199 | 148 | 9.8 | 128.7 | 40.0 | 78.2 |
| FY2020 | 1,403 | 218 | 165 | 71 | 7.7 | 106.7 | 40.0 | 78.3 |
| FY2021 | 1,690 | 343 | 251 | 231 | 10.6 | 161.8 | 48.0 | 78.4 |
| FY2022 | 2,088 | 570 | 413 | 318 | 14.7 | 266.7 | 72.0 | 76.6 |
| FY2023 | 2,214 | 567 | 428 | 14 | 13.4 | 276.6 | 76.0 | 79.1 |
| FY2024 | 2,040 | 321 | 251 | -356 | 7.6 | 81.2 | 76.0 | 76.2 |
| FY2025 | 2,121 | 162 | 142 | -44 | 4.4 | 47.3 | 38.0 | 70.7 |
バフェット流モート診断
総合スコア:10/25 主要モート:無形資産 持続性:判定中
浜松ホトニクスは、光検出器、レーザー光源、画像センサーなどの分野で長年にわたり培ってきた高度な技術力と、それに基づく多数の特許(2023年3月末時点で国内外に約10,000件)を有している。特に、医療用画像診断装置や半導体製造装置向けセンサーは、高い性能と信頼性から顧客に不可欠な存在となっている。
同社の製品は、医療機器や半導体製造装置といった高度な産業分野で使用されており、顧客は性能や信頼性に対する要求が非常に高い。一度採用された製品は、代替品の評価・検証に多大な時間とコストがかかるため、顧客の乗り換えには高いハードルが存在する。
同社のビジネスモデルは、個々の顧客との技術開発や製品供給が中心であり、特定のプラットフォーム上でユーザーが増えることで価値が増大するネットワーク効果は基本的に見られない。
高度な技術と品質が求められるニッチ市場が中心であり、規模の経済による圧倒的なコスト優位性を築くことは難しい。ただし、長年の経験による製造ノウハウは一定の効率性をもたらしている可能性がある。
光検出器やセンサー分野において、世界的に見ても主要なプレイヤーの一つではあるが、市場全体が非常に細分化されており、特定の製品群で圧倒的なシェアを持つ寡占状態とは言えない。しかし、一定の規模を持つことで、研究開発投資や生産効率の面で有利に働いている。
競合との比較優位
強気シナリオ
医療・ヘルスケア分野における高機能センサー需要の継続的な拡大
半導体製造装置の高度化に伴う高性能センサーの需要増
新規事業(例:量子技術関連)への展開による成長機会
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客(医療機器メーカー、半導体装置メーカー)の設備投資の減速
競合他社による技術的キャッチアップや低価格攻勢
地政学的リスクやサプライチェーンの混乱による生産・供給への影響
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
浜松ホトニクスの投資が失敗するには、同社が長年培ってきた技術的優位性が急速に陳腐化し、競合他社がより低コストで同等以上の性能を持つ製品を開発・提供できるようになるシナリオが考えられる。特に、AIや新素材の発展により、従来の半導体や光学技術の限界が打破され、全く新しい方式のセンサーや光源が登場した場合、同社のコア技術が通用しなくなる可能性がある。また、主要顧客である医療機器メーカーや半導体製造装置メーカーが、代替技術を持つ新興企業や、垂直統合を進める大手IT企業へと取引先をシフトさせることで、同社の既存の顧客基盤が崩壊するリスクも考えられる。さらに、グローバルなサプライチェーンの分断や、特定の原材料へのアクセスが困難になることで、生産コストが急騰し、価格競争力を失うことも、同社の競争優位性を損なう要因となりうる。
5年後のモート予測
医療・半導体分野の堅調な需要に支えられ、高付加価値製品の販売が拡大。新規分野への投資も奏功し、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。
既存事業は堅調に推移するものの、一部市場の成長鈍化や競争激化の影響を受ける。新規事業の立ち上がりは緩やかで、全体としては緩やかな成長にとどまる。
主要顧客の投資抑制や競合の台頭により、既存事業の成長が鈍化。新規事業も期待通りの成果を上げられず、収益性が悪化するリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 7,975億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 70.7% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 -43.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 56.2倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.47倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-07-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-06-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-15 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)