MCJ(6670)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 1,033 | 52 | 31 | 32 | 12.4 | 63.5 | — | 48.3 |
| FY2016 | 1,087 | 75 | 50 | 31 | 17.6 | 103.4 | — | 50.4 |
| FY2017 | 1,245 | 85 | 58 | 47 | 16.4 | 119.5 | 26.0 | 52.9 |
| FY2018 | 1,373 | 97 | 67 | 23 | 16.9 | 67.9 | 36.0 | 52.7 |
| FY2019 | 1,537 | 137 | 75 | 86 | 17.0 | 76.7 | 20.5 | 56.1 |
| FY2020 | 1,742 | 158 | 100 | 117 | 19.1 | 102.0 | 23.5 | 59.0 |
| FY2021 | 1,912 | 134 | 93 | -80 | 15.7 | 94.6 | 31.0 | 61.3 |
| FY2022 | 1,911 | 143 | 96 | 213 | 14.1 | 97.8 | 32.0 | 65.8 |
| FY2023 | 1,875 | 172 | 122 | 20 | 15.4 | 124.2 | 33.0 | 65.6 |
| FY2024 | 2,072 | 194 | 141 | -72 | 15.7 | 143.1 | 57.0 | 66.6 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:none 持続性:判定中
MCJは主にPCのBTO(受注生産)事業を展開しており、特定の強力なブランド、特許、規制ライセンス、独占的IPなどの無形資産に関する明確な優位性は見られない。汎用的な部品を組み合わせるビジネスモデルである。
PCの買い替えサイクルは数年単位であり、一度購入した顧客が次の購入時にも同じメーカーを選ぶ理由は、価格、性能、サポート体制など複合的な要因による。MCJ独自の強力なスイッチング・コストは低いと考えられるが、リピート購入の可能性はゼロではない。
MCJの事業は、ユーザーが増えることでサービスの価値が増すといったネットワーク効果が働くビジネスモデルではない。個々の顧客のPC購入が他の顧客の価値に直接影響を与える構造ではない。
BTOモデルにより、在庫リスクを低減し、顧客の要望に応じたカスタマイズを行うことで、過剰生産や不要な機能の搭載を避けることができる。これにより、一定のコスト効率は実現している可能性がある。
PC市場は競争が激しく、大手メーカーが存在する中で、MCJはニッチな市場や特定の顧客層に焦点を当てることで一定の規模を確保していると考えられる。しかし、業界全体で見た場合の圧倒的な効率規模の優位性は限定的。
競合との比較優位
強気シナリオ
ゲーミングPC市場の成長を取り込む
法人向けカスタマイズPC需要の取り込み
コスト効率の高いBTOモデルによる収益性維持
弱気シナリオ(モート侵食)
大手PCメーカーとの価格競争激化
PC市場全体の需要低迷
サプライチェーンの混乱による部品調達難
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
MCJの投資が失敗するシナリオは、同社が競争優位性を全く持てない状況に陥ることである。具体的には、大手PCメーカーがMCJの得意とするBTOやカスタマイズ領域に本格参入し、規模の経済とブランド力を活かして価格競争を仕掛け、MCJの顧客基盤を侵食するケースが考えられる。また、PC市場全体が急速に縮小するか、あるいはMCJがターゲットとするニッチ市場が消失するような技術革新(例:クラウドコンピューティングの普及による個人向けPC需要の激減)が起これば、同社の存在意義そのものが問われることになる。さらに、サプライチェーンの脆弱性が露呈し、部品調達コストが急騰、あるいは供給が滞ることで、BTOモデルの強みが失われ、収益性が悪化するシナリオも考えられる。
5年後のモート予測
ゲーミングPCやクリエイター向けPCの需要増を捉え、カスタマイズ性とコスト競争力を武器に、ニッチ市場でのシェアを拡大し、緩やかな増収増益を達成する。
PC市場の成長鈍化の中で、既存顧客基盤を維持しつつ、法人向け需要の取り込みなどで緩やかな成長を維持する。コスト管理を徹底し、安定した収益性を確保する。
大手メーカーの攻勢や市場全体の需要低迷により、価格競争に巻き込まれ、収益性が悪化。ニッチ市場での地位も低下し、厳しい経営環境に直面する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 2,146億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.6% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 14.8% | |
| 6. 適度なPER | PER 15.3倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 2.39倍 |
合格数:4/7 部分的合格