戸上電機製作所(6643)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2016 | 236 | 28 | 27 | 13 | 21.0 | 110.2 | — | 56.4 |
| FY2017 | 230 | 20 | 15 | -13 | 10.9 | 309.1 | 23.0 | 59.5 |
| FY2018 | 224 | 17 | 13 | 12 | 8.7 | 259.7 | — | 62.3 |
| FY2019 | 226 | 15 | 12 | 10 | 7.5 | 233.6 | 75.0 | 63.7 |
| FY2020 | 226 | 15 | 13 | 13 | 8.0 | 269.3 | 80.0 | 64.1 |
| FY2021 | 236 | 15 | 13 | 3 | 7.3 | 260.1 | 80.0 | 65.2 |
| FY2022 | 248 | 18 | 14 | 6 | 7.6 | 289.3 | 80.0 | 65.0 |
| FY2023 | 267 | 27 | 21 | 6 | 9.9 | 421.9 | 85.0 | 66.5 |
| FY2024 | 276 | 34 | 24 | 12 | 10.6 | 491.3 | 110.0 | 69.1 |
| FY2025 | 307 | 37 | 27 | 12 | 11.0 | 563.6 | 150.0 | 72.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:4/25 主要モート:none 持続性:判定中
戸上電機製作所は、特定の強力なブランド、特許ポートフォリオ、または規制ライセンスによる明確な無形資産の優位性を示唆する情報は現時点では確認できません。事業の性質上、技術力は重要ですが、それが特許等で保護され、競合優位に直結しているかは不明瞭です。
産業用制御機器や電源装置は、顧客の生産ラインに組み込まれるため、仕様変更やサプライヤー変更には一定のコストとリスクが伴います。しかし、競合他社も同様の製品を提供しており、顧客が乗り換えを強く躊躇するほどのスイッチング・コストは限定的と考えられます。
戸上電機製作所の事業は、製品の利用者が増えることでその価値が増大するようなネットワーク効果を生み出す性質のものではありません。個々の製品の性能や信頼性が重視されるBtoBビジネスモデルです。
長年の事業継続により、生産効率やサプライチェーンにおける一定のノウハウは蓄積されている可能性があります。しかし、他社と比較して構造的に大幅なコスト優位性を確立しているという明確な証拠はありません。為替変動の影響も受ける可能性があります。
産業用制御機器や電源装置市場は競争が激しく、大手企業も存在します。戸上電機製作所は一定の市場シェアを確保していますが、業界全体から見て最適化された規模の少数寡占を形成しているとは言えず、規模の経済による明確な優位性は限定的です。
競合との比較優位
強気シナリオ
インフラ投資や設備投資の回復に伴う産業用制御機器・電源装置の需要増加
技術革新による高付加価値製品の開発・販売拡大
海外市場での販売チャネル拡大と収益貢献
弱気シナリオ(モート侵食)
国内外の競合他社による価格競争の激化
半導体不足や原材料価格高騰による収益性の悪化
主要顧客の業績悪化や設備投資抑制による需要の低迷
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
戸上電機製作所の投資が失敗するには、まず同社が保有する技術や製品が、競合他社に対して決定的な優位性を持たない、あるいは容易に模倣可能であることが真実でなければならない。さらに、顧客が仕様変更やサプライヤー変更に伴うリスク・コストを軽視し、価格や納期で容易に乗り換えが発生する状況が常態化し、スイッチング・コストの優位性が全く機能しないことが必要である。加えて、グローバルなスケールメリットやコストリーダーシップを築いている競合企業が、より効率的な生産体制や販売網を構築し、戸上電機製作所の価格競争力を奪うことも、失敗シナリオの重要な要素となる。無形資産、ネットワーク効果、コスト優位性、規模の経済といった、あらゆる競争優位性の源泉が競合に劣後し、かつそれらを覆すほどの市場環境の変化(例:急激な技術陳腐化、顧客ニーズの劇的な変化)が起こらない限り、同社は一定の地位を維持しうる。
5年後のモート予測
インフラ投資やDX関連需要の取り込みに成功し、高付加価値製品の販売が伸長。海外事業も拡大し、売上・利益ともに堅調に成長する。
国内景気の緩やかな回復と、一部の産業分野での設備投資需要に支えられ、現状維持に近い安定した業績推移となる。
激化する価格競争や原材料高騰の影響を受け、収益性が悪化。主要顧客の投資抑制により、売上も伸び悩む。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 295億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 72.2% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 24.9% | |
| 6. 適度なPER | PER 11.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.19倍 |
合格数:5/7 防衛的投資家候補水準
直近の適時開示
- 2026-08-06 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-03 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-07-01 臨時報告書
- 2026-06-10 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)
- 2026-05-13 自己株券買付状況報告書(法24条の6第1項に基づくもの)