帝国通信工業(6763)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 142 | 7 | 5 | 5 | 2.3 | 9.5 | — | 81.9 |
| FY2016 | 129 | 8 | 7 | 3 | 3.4 | 14.5 | — | 81.6 |
| FY2017 | 143 | 10 | 8 | 1 | 3.5 | 79.4 | 7.0 | 81.4 |
| FY2018 | 132 | 10 | 10 | 14 | 4.4 | 97.1 | — | 83.1 |
| FY2019 | 125 | 6 | -1 | 5 | -0.4 | -8.6 | 50.0 | 84.5 |
| FY2020 | 120 | 8 | 8 | -6 | 3.3 | 76.7 | 50.0 | 82.9 |
| FY2021 | 151 | 17 | 16 | 10 | 6.5 | 161.6 | 40.0 | 81.9 |
| FY2022 | 165 | 16 | 14 | 11 | 5.4 | 141.5 | 60.0 | 82.9 |
| FY2023 | 152 | 9 | 14 | 28 | 5.0 | 141.1 | 60.0 | 83.5 |
| FY2024 | 168 | 17 | 20 | 20 | 7.1 | 212.0 | 70.0 | 83.0 |
バフェット流モート診断
総合スコア:6/25 主要モート:効率規模 持続性:判定中
帝国通信工業は、特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPに依存する事業モデルではない。汎用的な電子部品や機器を製造しており、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
一部の産業機器向けカスタム製品においては、顧客との仕様確定や量産体制構築に時間を要するため、短期間での他社への乗り換えは困難な場合がある。しかし、汎用品が多く、スイッチング・コストは全体として低い。
同社の事業は、製品の利用者が増えることで価値が増すようなネットワーク効果を生むビジネスモデルではない。個々の製品の性能や品質が競争力の源泉であり、ネットワーク効果は期待できない。
長年の製造ノウハウやサプライヤーとの関係性により、一定のコスト競争力は有していると考えられる。しかし、グローバルな価格競争に晒されており、構造的なコスト優位性は限定的である。
電気機器、特に通信関連機器や産業機器分野において、一定の生産規模と販売網を有している。業界内での地位は確立されており、規模の経済による効率性は一定程度期待できる。
競合との比較優位
強気シナリオ
国内通信インフラ更新需要の取り込み
産業機器分野でのIoT関連製品の拡販
海外市場での新規顧客開拓の成功
弱気シナリオ(モート侵食)
主要顧客の設備投資抑制
海外競合他社との価格競争激化
原材料価格の高騰による収益圧迫
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
帝国通信工業の投資が失敗するには、同社が長年培ってきた生産技術や品質管理能力が陳腐化し、競合他社がより低コストで高品質な製品を迅速に提供できるようになる必要がある。特に、中国や韓国のメーカーが、技術革新と規模の経済を背景に、同社の主要製品分野で圧倒的なコスト競争力と品質を実現し、グローバル市場でのシェアを急速に拡大するシナリオが考えられる。また、国内市場においても、通信事業者や大手製造業が、より汎用的な部品への切り替えや、サプライヤーの多様化を進め、帝国通信工業への依存度を低下させることも、同社の競争優位性を損なう要因となるだろう。さらに、為替レートの急激な変動が、輸出採算を悪化させ、収益性を悪化させる可能性も否定できない。
5年後のモート予測
通信インフラ更新やIoT関連需要の拡大を背景に、売上・利益ともに堅調に成長。海外市場でのシェア拡大も寄与し、収益性は改善傾向を辿る。
国内需要は安定的に推移するものの、海外競争の激化により、売上・利益ともに緩やかな成長に留まる。コスト削減努力により、一定の収益性は維持する。
設備投資の低迷や価格競争の激化により、売上・利益ともに減少。原材料価格の高騰も重石となり、収益性は悪化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 275億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 83.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 9年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 9.5% | |
| 6. 適度なPER | PER 13.7倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.98倍 |
合格数:4/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-30 臨時報告書