トレックス・セミコンダクター(6616)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 106 | 11 | 6 | 11 | 5.3 | 54.6 | — | 83.9 |
| FY2016 | 216 | 13 | 29 | 43 | 18.8 | 308.8 | — | 45.3 |
| FY2017 | 240 | 22 | 9 | 16 | 4.7 | 99.4 | 32.0 | 51.8 |
| FY2018 | 239 | 16 | 10 | -6 | 5.3 | 95.9 | 34.0 | 69.0 |
| FY2019 | 215 | 7 | 4 | -4 | 2.2 | 38.0 | 38.0 | 67.1 |
| FY2020 | 237 | 12 | 9 | 2 | 4.7 | 85.4 | 40.0 | 62.8 |
| FY2021 | 309 | 39 | 32 | 1 | 13.9 | 288.6 | 36.0 | 65.4 |
| FY2022 | 320 | 40 | 22 | -33 | 8.9 | 198.7 | 44.0 | 66.4 |
| FY2023 | 258 | -18 | -43 | -26 | -20.9 | -390.7 | 56.0 | 56.1 |
| FY2024 | 240 | -6 | -24 | -4 | -13.6 | -214.6 | 56.0 | 51.8 |
バフェット流モート診断
総合スコア:8/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
トレックス・セミコンダクターは、特定のブランド力や特許、規制ライセンスによる独占的な競争優位性を示す具体的な情報は公開されていません。半導体業界は技術革新が速く、特許の陳腐化リスクも存在します。
同社は電源IC(LDO、DC/DCコンバータ)に特化しており、車載機器や産業機器などの分野で採用されています。これらの分野では、部品変更に伴う設計変更や認証取得に時間とコストがかかるため、顧客は容易にサプライヤーを変更しにくいと考えられます。特に車載分野では、長期的な信頼性と品質が求められます。
電源ICは個々の製品としての価値が独立しており、ユーザーが増えることで製品価値が向上するネットワーク効果は期待できません。BtoBビジネスであり、プラットフォーム型ビジネスとは異なります。
半導体製造においては、ファウンドリへの委託生産が一般的であり、同社が構造的に圧倒的なコスト優位を持つとは考えにくいです。ただし、長年の経験や設計ノウハウによる効率的な生産管理や歩留まり改善は一定のコスト競争力に寄与する可能性があります。
電源IC市場は競争が激しいものの、同社は特定分野(特に小型・高効率)で一定のシェアを確保しています。業界全体としては多数のプレイヤーが存在しますが、高付加価値分野においては、ある程度の規模を持つプレイヤーが有利になる傾向があります。ただし、グローバルな大手半導体メーカーと比較すると規模の経済性は限定的です。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載・産業機器向け電源ICの需要拡大
高効率・小型化ニーズへの対応力強化
継続的な技術開発による製品ラインナップ拡充
弱気シナリオ(モート侵食)
大手競合他社による低価格攻勢
急速な技術革新への追随遅延
主要顧客の生産計画変動や需要減退
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
この投資が失敗するには、同社が提供する電源ICのスイッチングコストが、競合他社の新製品投入や価格競争によって容易に乗り越えられるほど低下しなければならない。具体的には、顧客企業が部品変更に伴うリスクやコストを軽視し、より安価な代替品を積極的に採用するようになるケースが考えられる。また、同社が注力する車載や産業機器市場において、技術革新のスピードが鈍化し、既存製品の陳腐化が急速に進む、あるいは、競合が同社と同等以上の性能を持つ製品を、より低コストで、かつ迅速に市場投入できるようになることも、同社の優位性を損なう要因となるだろう。さらに、主要顧客が内製化を進めたり、サプライヤーの多様化を強く推進したりすることも、スイッチングコストの優位性を低下させる可能性がある。
5年後のモート予測
車載・産業機器市場の成長と、高効率・小型化ニーズの高まりを背景に、同社の主力製品である電源ICの需要が堅調に推移し、売上・利益ともに着実に成長する。
市場の平均的な成長率に沿って、同社の売上・利益は緩やかに成長する。競合との競争は激化するものの、既存顧客基盤と技術力で一定のシェアを維持する。
半導体市況の悪化や、競合他社の攻勢により、同社の売上・利益は伸び悩む、あるいは減少する。特に価格競争が激化し、収益性が圧迫されるリスクがある。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 262億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 66.4% | |
| 3. 利益の安定性 | 8年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 —% | |
| 6. 適度なPER | PER 12.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 1.07倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-24 臨時報告書