アオイ電子(6832)に経済的な堀はあるか
株価
主要指標
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株価推移
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10年財務トレンド
| 年度 | 売上(億) | 営業利益(億) | 純利益(億) | FCF(億) | ROE(%) | EPS(円) | 配当(円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FY2015 | 403 | 56 | 33 | 26 | 8.7 | 275.2 | — | 78.6 |
| FY2016 | 448 | 58 | 42 | 16 | 10.2 | 352.2 | — | 79.8 |
| FY2017 | 457 | 56 | 46 | 33 | 10.0 | 380.6 | 53.0 | 80.0 |
| FY2018 | 428 | 33 | 23 | 45 | 4.8 | 189.8 | 56.0 | 82.3 |
| FY2019 | 423 | 32 | 18 | -6 | 3.7 | 149.9 | 66.0 | 83.2 |
| FY2020 | 403 | 13 | 11 | 21 | 2.2 | 87.9 | 56.0 | 83.6 |
| FY2021 | 433 | 33 | 28 | 13 | 5.5 | 233.2 | 56.0 | 83.3 |
| FY2022 | 372 | 2 | 0 | -3 | 0.0 | 1.3 | 56.0 | 88.1 |
| FY2023 | 339 | -15 | -53 | -3 | -12.2 | -439.8 | 56.0 | 86.1 |
| FY2024 | 350 | 4 | 2 | -64 | 0.4 | 15.9 | 54.0 | 83.2 |
バフェット流モート診断
総合スコア:5/25 主要モート:スイッチング・コスト 持続性:判定中
アオイ電子は、特定のブランド力や特許、規制ライセンス、独占的IPを強みとする事業モデルではない。汎用的な電子部品を製造しており、無形資産による競争優位性は限定的と判断される。
同社は、車載機器や産業機器向けにカスタム対応の電子部品を提供している。顧客は仕様変更や再認証のコストを考慮すると、容易にサプライヤーを変更できない可能性がある。しかし、部品単価が総コストに占める割合が限定的な場合、スイッチングコストは高くない。
アオイ電子の事業は、ユーザー数の増加が製品やサービスの価値を直接的に高めるネットワーク効果を生み出すビジネスモデルではない。BtoBの部品供給であり、ネットワーク効果は期待できない。
電子部品業界は価格競争が激しく、同社が構造的に圧倒的なコスト優位性を確立している証拠は乏しい。ただし、長年の生産経験による効率化の可能性は否定できない。
電子部品業界は多数のプレイヤーが存在する競争環境であり、同社が業界規模に対して最適化された少数寡占を形成しているとは言えない。一定の生産規模は持つものの、圧倒的なシェアではない。
競合との比較優位
強気シナリオ
車載・産業機器市場の成長に伴う需要拡大
カスタム対応による顧客との強固な関係構築
技術革新への対応力向上
弱気シナリオ(モート侵食)
激化する価格競争による収益性低下
新興国メーカーの台頭によるシェア低下
主要顧客の業績悪化や生産移管
反転思考(マンガー流:どうすればこの会社は壊れるか)
アオイ電子の投資が失敗するシナリオは、同社が持つスイッチング・コストの優位性が、競合他社の技術革新や低価格攻勢によって容易に覆される状況である。具体的には、顧客がより低コストで同等以上の性能を持つ代替部品を容易に入手できるようになり、アオイ電子のカスタム対応の価値が相対的に低下した場合である。また、主要顧客が部品調達先を多様化し、アオイ電子への依存度を低下させる動きが加速した場合も、スイッチング・コストの優位性は失われる。さらに、技術の陳腐化が早く、継続的な研究開発投資が追いつかず、製品ライフサイクルが短縮されることも、長期的な競争優位性を損なう要因となる。
5年後のモート予測
車載・産業機器向け需要の堅調な伸びを背景に、カスタム対応力を活かし、売上・利益ともに安定的な成長を続ける。技術革新への対応も順調に進む。
市場の成長は緩やかだが、既存顧客との関係を維持し、緩やかな売上・利益の伸びを確保する。価格競争の影響は限定的。
激化する価格競争や技術革新への遅れにより、シェアを徐々に低下させる。収益性も悪化し、成長が鈍化する。
グレアム防衛的投資家 7基準
| 1. 適切な企業規模 | 時価総額 316億 | |
| 2. 健全な財務 | 自己資本比率 69.0% | |
| 3. 利益の安定性 | 10年連続黒字 | |
| 4. 配当の継続性 | ?年連続配当 | |
| 5. 利益成長 | EPS 3年成長 71.1% | |
| 6. 適度なPER | PER 451.0倍 | |
| 7. 適度なPBR | PBR 0.73倍 |
合格数:3/7 部分的合格
直近の適時開示
- 2026-06-26 臨時報告書